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ホームページビルダーをまずは無料でお試しする方法を解説!

2023.2.3
読了まで約 8

ホームページ作成の詳しい知識はないけど、自分で作ってみたい」といった人には、ホームページ作成ソフトは非常に便利です。その中でも、特に「ホームページビルダー」は、プログラミングやコーディングの知識がない初心者が使いやすいソフトとして定評があります。

ホームページビルダーは有料のソフトですが、体験版もあり、機能制限はあるものの、インストールしてから30日間であれば無料で使えます。本記事では、ホームページビルダーのメリット・デメリット、体験版を利用する場合の注意点、ホームページビルダーを試す方法について解説します。

ホームページビルダーを無料で試してみたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

ホームページビルダーとは?

ホームページビルダーとは、1994年に日本IBM社から販売されたホームページ作成ソフトのことです。2010年に著作権と商標権がジャストシステム社に譲渡されたため、2023年現在はジャストシステム社より販売されています。

ホームページビルダーは、ホームページ作成に関する難しい知識がない人でも、ホームページのレイアウトやデザインを簡単に作成できるため、「自分でホームページを作ってみたい」という初心者に広く普及しました。

ホームページのレイアウトについては、最大352種類ものデザインテンプレートを用意しており、初心者でもテンプレートを柔軟にカスタマイズして、プロのクオリティでオリジナルのサイトを作成することができます。

また画像素材も多数用意されており、カスタマイズも可能なことから、ホームページ制作に必要な素材を1から集める必要もありません。

ホームページビルダーは、ホームページの知識がない初心者がホームページを作る場合の必要素材がすべて揃っているツールであると言えます。

ホームページビルダーには、「ホームページ・ビルダー22 ビジネスプレミアム(通常版パッケージ:税込29,700円)」と「ホームページ・ビルダー22 スタンダード(通常版パッケージ:税込17,600円)」があり、スタンダードには30日間無料で使える体験版と、教職員や学生が利用できるアカデミック版があります。

関連記事:ホームページ作成ソフトおすすめ5選をご紹介!特徴が一目で分かります!

ホームページビルダーのメリット

ホームページビルダーのメリットは下記の4点です。

HTMLCSSなどの知識は不要
● 無料で使うことができる
レスポンシブデザインに対応している
● イラストが一部用意されている

それぞれ順番に解説します。

HTML・CSSなどの知識は不要

ホームページビルダーでホームページを作る場合、HTML・CSSなどの知識やコーディングのスキルは不要です。なぜなら、ホームページのレイアウトを直感的に編集でき、HTML・CSSのコードを自動的に生成してくれるからです。

そのため、文字の色やフォントスタイルの変更、画像の配置など、本来HTML・CSSで書かなければいけない処理についても、特別な知識がなくても行えます。

ホームページビルダーでホームページを作るのであれば、難しいHTML・CSSの勉強をする必要はありません。

関連記事:HTMLとは?簡単なHTMLタグの基本からCSSの基礎まで初心者にもわかりやすく解説

無料で使うことができる

ホームページビルダーには、30日間無料で使える体験版が用意されています。機能の制限はありますが、ホームページビルダーの基本的な操作性を購入前に体験できるのです。

有料ソフトを購入する前に操作性を試すことができるため、「買って失敗だった」というリスクを防ぐことができるでしょう。

ホームページビルダー以外の有料のホームページ作成ソフトには、「Adobe Dreamweaver(アドビ社)」や「ホームページV4(ソースネクスト社)」などがありますが、無料期間を30日間も設けているのはホームページビルダーのみです。

「Adobe Dreamweaver(アドビ社)」については7日間の無料期間、「ホームページV4(ソースネクスト社)」については無料期間なしとなっています。ホームページビルダーはソフトを購入する前に、30日間じっくり無料で操作性を試すことができるため、安心して購入できます。

レスポンシブデザインに対応している

ホームページビルダーはレスポンシブデザインに対応しているため、PC以外のスマホやタブレットといったデバイスでも、最適な表示となるホームページを作成できます。

レスポンシブデザインに対応していれば、デバイス別のページを作成してURLを分ける必要がなく、検索エンジンからの評価も同一のURLに対するものとなり、検索順位も向上しやすいため、SEO的にも有利です。

スマホやタブレットでWebページを閲覧するユーザーが増えている今、ホームページがレスポンシブデザインに対応していることは必須であると言えます。

関連記事:レスポンシブの意味とは。Webデザイン上で気を付けること

イラスト素材がある程度用意されている

イラスト素材がある程度用意されていることも、ホームページビルダーのメリットです。イラスト素材サイトから探してダウンロードしなくても、イラスト・画像素材がある程度用意されているため、ダウンロードの手間が省けて、ほかのサイトと画像素材が被ることも少ないでしょう。

ホームページビルダーではスタンダード版で40点、ビジネスプレミアム版で1,176点のイラスト素材が用意されています。さらに写真素材についても、スタンダード版で200点、ビジネスプレミアム版で1,400点の素材が用意されており、魅力的なホームページ作りに役立てられます。

関連記事:フリー素材サイト7選/背景などの豊富な素材を無料でダウンロードできるサイトを紹介

ホームページビルダーのデメリット

ホームページビルダーにもデメリットは存在します。デメリットは下記の5点です。

● デザインテンプレートがほかのサービスと比べると少ない
● 製品版の利用には費用がかかる
● サポート回数に制限がある
● 複数人で運用することができない
● Windows版しか存在しない

それぞれ順番に解説します。

デザインテンプレートがほかのサービスと比べると少ない

ホームページビルダーは、ほかのホームページ作成ソフトと比べると、デザインテンプレートが少ないという特徴があります。ホームページビルダーには、最大352種類のデザインテンプレートが用意されていますが、ソースネクスト社の「ホームページV4」は約400種類あり、オープンソースのため無料で利用できる「WordPress(ワードプレス)」ですと、無料のもので10,000種類以上あるため、ホームページ作成ソフトとしては少ないと言えるでしょう。

また、テンプレートには少し古めのデザインが多いのもデメリットです。ですので、独創性のあるデザインのホームページを作成したい人には若干不向きかもしれません。

関連記事:専門知識が無くても作れるホームページのテンプレートのご紹介

製品版の利用には費用がかかる

ホームページビルダーを、無料のお試し版からビジネスプレミアムやスタンダードなどの製品版に切り替えて利用するには、当然のことながら費用がかかります。

ほかのホームページ作成ソフトには、無料で利用できるツールも存在しますが、ホームページビルダーの利用には数万円の費用が発生します。ちなみに、製品版における費用は下記のとおりです。

ホームページビルダー22 ビジネスプレミアム スタンダード
通常版 パッケージ製品 27,000円
(税込 29,700円)
16,000円
(税込 17,600円)
ダウンロード版 25,000円
(税込 27,500円)
15,000円
(税込 16,500円)
バージョンアップ版 パッケージ製品 20,800円
(税込 22,880円)
9,800円
(税込 10,780円)
ダウンロード版 20,000円
(税込 22,000円)
9,000円
(税込 9,900円)
アカデミック版 パッケージ製品 11,800円
(税込 12,980円)

(2023年2月現在)

サポート回数に制限がある

ホームページビルダーは、サポート回数に制限があります。ジャストシステム社のホームページにあるQ&Aには、下記のように記載されています。

● インストール・起動に関するご質問は、製品のサポート終了まで何回でもお問い合わせいただけます。
● 製品の操作やトラブルについてのご質問は2インシデント(2回)まで、無償でお問い合わせいただけます(電話)。通話料はお客様ご負担となります。

(出典:ホームページビルダー22 ご購入前のQ&A https://www.justsystems.com/jp/products/hpb/qa/index.html#qa07

つまり製品の操作やトラブルについては、電話で2回までしか対応してもらえません。

「無償でお問い合わせいただけます」となっていますが、通話料は有料となるため、問い合わせ時間が長くなると、通話料もかさみます。

もし無償でトラブル解決したいのであれば、FAQページを参考にして、その範囲で解決する必要があります。

関連記事:FAQとは?Webサイトで設ける目的やQ&Aとの違いとは

複数人で運用することができない

ホームページビルダーは複数人で運用することができません。ジャストシステム社のホームページにあるQ&Aには、下記のように記載されています。

「一人のお客様が同時に製品を使用しないという条件の場合、その人だけが使用するコンピューター3台までインストールすることができます。」

(出典:ホームページビルダー22 ご購入前のQ&A https://www.justsystems.com/jp/products/hpb/qa/index.html#qa06

「その人だけが使用するコンピューター」であるため、基本的に「1人1ライセンス」となります。複数人でホームページビルダーを使いたい場合は、法人向けの「J-License」による利用のほうが適しています。

Windows版しか存在しない

ホームページビルダーはWindows10、Windows8.1のみの対応となります。MacOSのPCでは利用できないため、Macを使用している人は、ほかのホームページ作成ツールを検討する必要があります。

また、Windowsであっても、Microsoft社がサポートを終了している古いWindowsOSにも対応していません。

ホームページビルダー体験版の注意点

ホームページビルダー体験版には、以下の注意点があります。

● デザインテンプレート数に制限がある
● 試用期間が30日間

ホームページビルダーのビジネスプレミアム製品版には、最大352種類のデザインテンプレートが用意されていますが、体験版では1種類のみ利用が可能です。そのため、体験版では、新たにホームページを作り込むというよりは、1種類のデザインテンプレートを使って、基本的な操作方法を確認するといったレベルの利用となります。

また、体験版の試用期間は30日間となっています。30日間を越えると、再インストールしても起動できなくなります。

サブスクリプションサービスのように、試用期間後に自動的に有料となることはなく、ソフト起動時に残りの試用期間日数が表示される点は安心できるでしょう。

関連記事:ホームページ・ビルダーを使ってサイト構築するメリット・デメリット

ホームページビルダーを試す方法

ホームページビルダーを試す方法について、以下の3つの手順を解説します。 

● ダウンロード
● インストール
● ソフトを起動する

なお、本記事では「ホームページ・ビルダー22体験版」(2023年2月現在)をもとに解説します。

ダウンロード

ホームページビルダー体験版は、公式サイトよりダウンロードできます。
ダウンロードの手順は下記のとおりです。

1. ホームページビルダーの公式サイトにアクセスします。
2. 画面右上の「体験版」ボタンをクリックします。
3. 画面中央の「体験版をダウンロードする」ボタンをクリックします。

上記手順で、「hpb22try.exe」ファイルがPCにダウンロードされます。

インストール

ホームページビルダー体験版のインストール手順は下記のとおりです。

1. ダウンロードした「hpb22try.exe」ファイルをダブルクリックします。
2. 解凍先フォルダを指定するダイアログが表示されたら、解凍先のフォルダを指定して「解凍」ボタンをクリックします。
3. ファイルが解凍され「hpb22try」フォルダに格納されます。
4. 「hpd22try」フォルダ内にある「setup.exe」ファイルをダブルクリックします。
5. 使用許諾画面で「同意する」をクリックします。
6. アプリケーションの選択画面で、「ホームページ・ビルダー 22 クラッシック 体験版」と「ホームページ・ビルダー 22 SP 体験版」にチェックが入っていることを確認し、「次へ」ボタンをクリックします。
7. 「インストール開始」ボタンをクリックします。
8. 「インストールを完了しました」と表示されたら「終了する」ボタンをクリックします。

インストール手順は以上です。

インストールが終わると、デスクトップ上に「ホームページ・ビルダー 22 SP 体験版」と「ホームページ・ビルダー 22 クラッシック 体験版」のショートカットが作成されます。

ソフトを起動する

ソフトを起動する前に、「ホームページ・ビルダー 22 SP 体験版」と「ホームページ・ビルダー 22 クラッシック 体験版」の違いについて解説しておきましょう。

・ホームページ・ビルダー 22 SP 体験版
HTML・CSSの編集をしなくても、ホームページが作れるため、初心者向きです。

・ホームページ・ビルダー 22 クラッシック 体験版
HTML・CSSの編集ができます。

それぞれのソフトについて、起動後の流れを解説します。

【ホームページ・ビルダー 22 SP 体験版】

1. 「ホームページ・ビルダー 22 SP 体験版」のショートカットをダブルクリックします。
2. 試用期間の残り日数を通知するダイアログが表示されたら、「閉じる」ボタンをクリックします。
3. 画面左上の「新規作成」ボタンをクリックします。
4. テンプレートの選択画面でテンプレートを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
5. 基本情報入力画面で、サイト名やキャッチフレーズなどの情報を入力し、「完了」ボタンをクリックします。

上記手順を実施後、編集画面が表示されます。

【ホームページ・ビルダー 22 クラッシック 体験版】

1. 「ホームページ・ビルダー 22 クラッシック 体験版」のショートカットをダブルクリックします。
2. 試用期間の残り日数を通知するダイアログが表示されたら、「閉じる」ボタンをクリックします。
3. 画面左上の「新規作成」ボタンをクリックします。
4. 画面左下に表示される「フルCSSテンプレート」をクリックします。
5. 「企業[0001]-ブルー」のテンプレートを選択し、「OK」ボタンをクリックします。
6. データの保存場所や、会社名などの基本情報を入力し、「保存」ボタンをクリックします。

上記手順を実施後、編集画面が表示されます。

ホームページビルダーとあわせてWordPressも検討

ホームページ作成の初心者の場合は、ホームページビルダーとあわせて、WordPress(ワードプレス)の利用も検討してみましょう。

WordPressは、ホームページビルダーと同じく、HTML・CSSなどの知識がない初心者でもデザインやレイアウトの編集ができる無料のツールとして有名です。

ホームページよりもブログ作成に向いており、「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートをカスタマイズすることにより、お店や会社のホームページのようなレイアウトにすることもできます。

WordPressは無料で利用できるテーマも5,000種類以上あるため、それらをカスタマイズして、よりオリジナリティのあるホームページが作成できます。

サーバー内に簡単にWordPressをインストールする機能があるレンタルサーバーもあるため、準備も簡単です。

なお、ホームページビルダーでは「WordPress対応のサイト」を作ることもできます。ホームページビルダーとWordPressを併用すれば、パソコンやスマートフォンからでもホームページの更新が可能になり、非常に便利です。

ホームページを作成する手段として、ホームページビルダーのほかに、WordPressの併用も検討してみましょう。

関連記事:WordpPress(ワードプレス)テーマのおすすめ5選のご紹介!有料と無料の違いも解説

まとめ

本記事では、ホームページビルダーを無料で試す方法や、ホームページビルダーのメリット・デメリットについて解説しました。

ホームページビルダーは、HTML・CSSの知識がなくても直感的な操作でレイアウトを編集でき、テンプレートも備わっているため、初めてホームページを作る人でも簡単に作成できます。

ただし、1万円台〜2万円台の購入費用がかかるほか、デザインテンプレート数が少なく、古いデザインのテンプレートも多いなどのデメリットもあります。そのため、無料で使えてテンプレートが豊富なWordPressと併用することをおすすめします。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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