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知っておきたいネットリサーチのメリットとデメリット、
今後の展望について

2018.12.14
読了まで約 3

ネットリサーチとは、インターネットを利用した市場調査のことです。

訪問面接や郵送などによって行う従来の市場調査と比較して、短時間で大量の調査結果を、コストを抑えて集めることが可能となります。

今回は、このネットリサーチの意味、メリットとデメリット、および今後の展望についてみていきましょう。

 

■ネットリサーチの意味とは?

ネットリサーチの意味とは、インターネットを利用した市場調査のことです。市場調査は、インターネットの登場以前は、

・調査対象者の自宅を訪問して面接する
・調査票を郵送し、回答を返信してもらう

などの方法によって行われていました。

ところがインターネットを利用することにより、短期間で大量の回答を、コストを抑えて集めることができるようになりました。

数多くあるネットリサーチ会社は、「モニター(会員)」「パネル」と呼ばれる任意登録のアンケート回答者を多数擁しています。

ネットリサーチのリーディングカンパニーといわれる「マクロミル社」では、1,000万人以上のモニターが登録しています。

モニターは年齢や性別・居住地などの属性が明らかになっており、調査にあたっては目的に応じて属性を絞り込むこともできます。

調査結果は、モニター回答の生のデータのほか、集計や分析を調査会社に依頼することもできます。
調査票の設計から結果の集計・分析まで、専任のサポートスタッフの協力を得ることも可能です。

 

■ネットリサーチのメリットとデメリット

ネットリサーチは、メリットとデメリットを理解したうえで利用することが大切です。
ネットリサーチのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのかをみていきましょう。

●ネットリサーチのメリット

・調査の実施から回答の回収までを短期間で行うことができる
ネットリサーチの市場調査は、訪問面接や郵送によらずインターネット上で行われます。

調査票は回答者にネット上で瞬時に送られ、回答もネット上で瞬時に返送されます。

訪問面接や郵送での市場調査と比較して、調査の実施から回答の回収までを圧倒的な短時間で行うことが可能です。

・調査コストが抑えられる
訪問面接による市場調査では、回答者の自宅まで調査員を派遣しなくてはなりません。
また郵送による調査でも、調査票の発送や回答の返送に郵便料金がかかります。

それに対してネットリサーチは、調査票の送付から回答の回収までを自動的に行うために人手がかからず、郵便料金も必要としないため、コストを抑えて市場調査を行うことができます。

・回答を大量に集めることができる
ネットリサーチのモニターは、大手の会社では数百万人規模で登録されています。

ネットリサーチでは、回答のモニター数が増えても、調査の実施や回答の回収に時間や手間が余計にかかることはないために、回答を大量に集めることが容易です。

・調査対象者を属性で絞り込みやすい。
ネットリサーチのモニターは、年齢や性別・居住地その他の属性があらかじめ明らかになっています。
そのために属性を絞り込んだうえでの調査も容易に行うことができます。

・集計や分析を行いやすい
ネットリサーチの回答は、回答された時点でデジタルデータとなっています。
紙に手書きされたデータを再入力するなどの必要がないために、データの集計や分析をすることが容易です。

●ネットリサーチのデメリット

・回答者に偏りがある
ネットリサーチの回答者となり得るのは、インターネットを利用している人のみとなります。

2018年現在、日本では、人口の83.5%がインターネットを利用するようになっています。

年齢が高くなるほどまた年収が低くなるほどインターネットの利用率が低下するなど、インターネットの利用格差は存在します。

したがってインターネット利用率が低い高齢者や低所得者などに対しては、ネットリサーチは効果が少ない調査方法です。

・回答の信頼性に疑問がある
ネットリサーチのモニターは、匿名での登録をしています。

訪問面接や郵送などによる本人確認がされていないため、モニター本人による回答である年齢や性別・居住地などの属性が真実である保証はありません。

またモニターは、アンケートに回答することによりWebショッピングで利用可能なポイントなどの報酬を取得します。

したがって報酬目当てに、同一人物が複数人を装って虚偽回答を行う可能性も否定することはできません。

 

■ネットリサーチの今後の展望

従来の調査方法と比較して大きなメリットがあるネットリサーチは、どのような課題があるのでしょうか。

最後にネットリサーチが直面する課題と今後の展望についてみていきましょう。

●スマホの利用率が高まることによる問題

ネットリサーチを取巻く環境の変化として大きなものに、スマートフォンの普及があげられます。

この10年足らずのあいだに、スマホの利用率はパソコンの利用率を上回るほどにまで伸びていて、スマホは手軽に利用できる反面、

・パソコンと比較して入力に時間と手間がかかる
・空き時間での利用が多いため回答時間も短くなる

など、ネットリサーチにとってはデメリットとなる性質もあります。

そのためスマホの特性を生かした新たな調査方法として、回答時間や回答の中断、マウスのクリック数、スクロールやピンチ/ズームなどをデータとして利用する研究が進められています。

●回答率の低下・回答慣れの問題

ネットリサーチのモニターの回答率は、協力報酬が安価になってしまったことなどにより低下しています。

また調査に何度も回答することによりモニターが回答慣れすることもみられ、モニターの回答慣れは、虚偽の回答や、短時間で調査を終わらせるためによく考えずに回答するなどのリスクがあります。

これらの問題を回避するため、不特定多数の人が閲覧するサイトに調査回答を依頼するなどの、新たな回答者を獲得するための試みも登場しています。

 

■まとめ

◆ ネットリサーチとはインターネットを利用した市場調査のこと

◆ ネットリサーチは短期間に大量の回答を、コストを抑えて収集できることがメリット

◆ 回答者に偏りがある、回答の信頼性に疑問があるなどのデメリットもある

◆ スマホの登場などによる環境の変化により、新たな調査方法も登場している

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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