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ホームユーステストとは?
他調査方法との比較とその活用例について解説!

2018.12.17
読了まで約 3

マーケティングリサーチの手法の1つである「ホームユーステスト」とは、製品をモニターに家庭で試用してもらうことにより、製品の受け入れられ方や改良点、競合品との優劣などをチェックするための方法です。

実際に試用してもらうことにより製品の評価を行う方法である「会場調査」と比較して、より実態や本音に近い意見が得られること、また同一のモニターに対してさまざまなテストが実施できることなどがメリットとしてあげられます。

今回は、ホームユーステストの概要、ホームユーステストと会場調査の比較、およびホームユーステストの活用例についてみていきましょう。

 

■ホームユーステストとは?

ホームユーステストとは、製品をモニターに家庭で試用してもらうことにより、製品の評価を得るための方法です。やはり製品を実際に試用してもらうテストである「会場調査」と比較して、ホームユーステストでは実生活で試用するため、より実態や本音に近い意見が得られるとされています。

ホームユーステストには、ブランド名を明らかにして調査を行う「ブランデッドテスト」とブランド名を隠して調査を行う「ブラインドテスト」、および単一の製品をテストする「モナディックテスト」と2種類以上の製品を比較する「直接比較法」があります。

ホームユーステストの活用例は、開発した新製品の受容性チェックのほか、現行製品の改良点のチェック、競合品の実力のチェックなどがあります。

 

■ホームユーステストの調査方法

それではホームユーステストの調査方法についてみていきましょう。

●ホームユーステストの流れ

ホームユーステストの一般的な流れは以下のようになります。

  1. テストを発注し、テスト会社が調査企画を作成する。
  2. 対象となるモニターを選んで集める。
  3. 製品を発送し、調査を実施する。
  4. 製品を回収する。
  5. テスト結果のレポートが納品される。

●ブランデッドテストとブラインドテスト

ホームユーステストの調査方法には、製品のブランド名を明らかにする「ブランデッドテスト」と、ブランド名を隠して行う「ブラインドテスト」とあります。

消費者は一般に、ブランドに対してイメージや先入観、評価を持っているため、ランデッドテストはそのブランドイメージを含めてテストしたい場合に向いています。

それに対してブラインドテストでは、調査結果がブランドイメージに左右されません。したがって製品自体のより客観的な評価が得られると期待できるのです。

●モナディックテストと直接比較法

またホームユーステストには、モニターに単一の製品をテストしてもらう「モナディックテスト」と、2種類以上の複数の製品を比較してもらう「直接比較法」があります。

通常の製品購入において消費者は、一般に単一の製品を購入します。したがってモナディックテストにおいては、現実の製品購入における判断プロセスに近い状況が再現されると期待できるのです。

それに対して直接比較法では、製品の優劣を判断したい場合に適しています。ただし比較する順番などにより評価が変わることがあるため、調査方法により慎重な検討が必要とされます。

 

■ホームユーステストと他の調査方法の比較

製品に対する評価を調査する方法として、ホームユーステストのほかに「会場調査」があります。会場調査とは、会場に集まってもらったモニターに対して製品のテストを行うものです。ホームユーステストと、この会場調査とのそれぞれのメリットをみてみましょう。

■ホームユーステストのメリット

  • 製品を実生活で試用してテストするため、会場調査と比較してより実態や本音に近い意見が得られる。
  • 基本的に1日で行わなければならない会場調査に対し、一定の期間を設定することができるため、同じモニターに対して複数のテストを実施できる。
  • 化粧品やヘアケア用品、調理器具、家電製品、ペット用品、ベビー用品など、家庭で試用する必要がある、または連続試用の必要があるなどの理由により会場調査では行うことが難しい製品の調査も実施できる。

●会場調査のメリット

  • モニターを同一会場に集めてテストするため、たとえばコーヒーについてのテストなら濃さや温度、ビールについてのテストなら温度や泡の量などの条件を、すべてのモニターに対して同一にしてテストできる。
  • 調査するテーマに合わせて会場や設備を準備できるため、より質の高いデータが得られる。
  • 製品を確実に回収できるため、市場投入前の製品などのセキュリティが保たれる。

■ホームユーステストの活用例

最後にホームユーステストの活用例にどのようなものがあるのかをみてみましょう。

●開発した製品が消費者にどの程度受け入れられるか調査する

ホームユーステストは、新たに開発した製品が消費者にどの程度受け入れられるかを調査することができます。開発した新製品の候補が複数ある場合には、それらを比較することにより、最適品を選ぶための参考とすることもできます。

●既存の製品を改良する際のヒントを集める

既存の製品を改良する際に、ホームユーステストにより、どのように改良したらいいかのヒントを集めることができるのです。

消費者の感想を集めることで、製品属性の何を改良すべきかを知ることができるでしょう。また改良品が複数ある場合には、新製品の場合と同様に、どの改良品が最適品なのかをチェックできます。

●競合品をテストして長所・弱点を知る

ホームユーステストでは、自社製品に限らず、競合品のテストも行うことができます。

競合品をテストすることにより、競合品の実力や長所・弱点を知ることができるでしょう。また自社製品と競合品を比較することにより、自社製品を改良すべきか、発売すべきかなどについてもチェックできます。

 

■まとめ

◆ ホームユーステストとは、家庭で実際に試用してもらうことにより製品の評価を得る方法
◆ 会場調査と比較して、実態や本音により近い意見が得られることが特徴
◆ ホームユーステストは新製品の調査のほか、改良品や競合品を調査するためにも活用できる

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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