BtoBサイトにおいて、検索エンジンからの流入を増やすために効果的なページがコラムサイトです。コラムサイトは製品・サービスの詳細情報や関連情報などを記事コンテンツの形式でまとめたページです。ブログやオウンドメディアも同様の形式となります。
コラムサイトは、SEO対策に非常に有効であり、製品・サービスを知らない潜在層へのアプローチを可能にします。さらに、WEB広告を使わずに認知を獲得できる利点があります。コラムサイトはSEO以外にも多様な役割を果たします。例えば、サイト内の特長、導入事例、料金、機能など各ページでは紹介しきれない製品・サービスの情報を掲載できます。
また、コラムサイトは既存リードに対するナーチャリング施策で活用するメールコンテンツとしても使えます。製品・サービスの開発者などの知見を言語化することで、社内外のブランディングに貢献し、採用にも良い影響を与える可能性があります。
さらに、コラムサイトを通じて情報発信することで、特定の業界に対してソートリーダーシップを発揮することができます。これにより、企業の専門性や信頼性を高めることができ、顧客との関係構築にも役立ちます。
今回は、コラムサイトの作成ポイントをSaaS企業のサイトの例とあわせて紹介します。SaaS企業のコラムサイトは、常に最新の情報や技術トレンドを反映させる必要があるため、効果的なコラムサイト作成のヒントを得るのに適しています。
コラムページの役割
コラムサイトにおいて、コラムページは検索エンジンからの流入を増やすSEO対策に非常に有効です。製品・サービスを知らない潜在層へのアプローチができ、かつ、WEB広告を使わず認知を得ることができます。コラムページはSEO以外にもさまざまな役割を果たします。サイト内の特長、導入事例、料金、機能など各ページでは紹介しきれない製品・サービスの情報を掲載できます。また、既存リードに対するナーチャリング施策で活用するメールコンテンツにも使えます。さらに、製品・サービスの開発者などの知見を言語化することで、社内外のブランディング、ひいては採用にも良い影響を与えます。コラムサイトを通じて発信することで、特定の業界に対してのソートリーダーを発揮することができます。
コラムサイトは、企業のウェブマーケティング戦略において重要な位置を占めています。特にBtoBビジネスにおいては、コラムページを通じて専門知識や業界動向を共有することで、潜在顧客との信頼関係を構築し、長期的な顧客獲得につなげることができます。
また、コラムサイトは企業の思想や価値観を伝える場としても機能します。定期的に質の高いコンテンツを発信することで、企業の専門性や信頼性を示し、ブランド価値の向上に貢献します。さらに、コラムページはソーシャルメディアでの共有を促進し、オーガニックなリーチを拡大する効果も期待できます。
コラムサイトの運営を通じて、顧客のニーズや関心事を把握することも可能です。読者からのコメントや反応を分析することで、製品開発やマーケティング戦略の改善に活かせる貴重な洞察を得ることができます。このように、コラムページは単なる情報発信の場にとどまらず、ビジネス全体の成長を支える重要なツールとして機能するのです。
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コラムページの目的
コラムサイトにおけるコラムページは、さまざまな役割を果たすことができるため、サイト内にコラムページを作成する際にはその目的を明確にすることから始めます。目的を明確にすることで、コラムページの構成やCTAの設置場所や内容、他のコンテンツの導線設計など最適化することができます。
まずはどういうユーザー向けのコラムかターゲットを明確にします。製品・サービスを知らない潜在層、製品・サービスの導入を検討している顕在層、既存ユーザーなど分けることができます。コラムサイトの目的に応じて、これらのターゲットに合わせたコンテンツを提供することが重要です。
例えば、潜在層向けのコラムページでは、業界や製品カテゴリーに関する基礎知識を提供し、読者の興味を喚起することが目的となります。一方、顕在層向けのコラムページでは、製品・サービスの具体的な活用方法や導入事例を紹介し、購買決定を後押しすることが目的となるでしょう。
また、コラムサイトを通じて自社のブランディングや専門性をアピールすることも重要な目的の一つです。業界のトレンドや最新情報を発信することで、ソートリーダーシップを確立し、信頼性を高めることができます。
さらに、SEO対策の観点からも、コラムページの目的を設定することが重要です。検索エンジンからの流入を増やすために、ターゲットキーワードを意識したコンテンツ作りを行うことで、潜在的な顧客との接点を増やすことができます。
コラムサイトの目的を明確にし、それに沿ったコンテンツ戦略を立てることで、効果的なマーケティング活動につなげることができるのです。
①製品・サービスを知らない潜在層
検索エンジンから特定のキーワードを検索した見込み顧客に対して、課題解決のために役立つ情報やツールを紹介しながら、製品・サービスの認知を促すのがコラムサイトの重要な役割です。例えば、アクセス解析ツール User Insaigtのコラムサイトでは、検索エンジンで「ヒートマップ」を検索するとヒートマップについて解説したページが上位表示されます。このようなコラムサイトのページにアクセスすると、ファーストビューにタイトルと製品・サービスの資料ダウンロードボタンが設置されています。そして、ヒートマップに関する解説とともに、ページ下部で資料ダウンロードのフォームが設置されています。SEO対策だけではなく、CVまでの導線設計がされたコラムサイトの好例といえるでしょう。
ヒートマップとは? - アクセス解析ツールのユーザーインサイト(User Insight)
また、組織改善クラウド モチベーションクラウドのコラムサイトでは、検索エンジンで「HR Tech とは」と検索すると、コラム記事「HR techとは?サービスを展開している企業について徹底解説!」のページが検索ページの1ページ目に表示されています。このようなコラムサイトのページにアクセスすると、HR Techに関する解説とともに、サービスの会社事例として複数のHR Techサービスを紹介しています。他社のサービスと並んで、モチベーションクラウドを記載しており、一見すると比較サイトの記事のようにも見えます。HR Techを調べている見込み顧客に対し、HR Techサービスの1つとして自社のサービスを認知させる効果的なコラムサイトの活用例といえます。
HR techとは?サービスを展開している企業について徹底解説! | 株式会社リンクアンドモチベーション
②製品・サービスの導入を検討している顕在層
製品・サービスについては知っており導入を検討している顕在層に向けて、コラムサイトでは導入に向けて必要な情報やお役立ち情報を提供します。製品・サービスの理解を促進しつつ、検討フェーズを導入へと進めることが目的です。
例えば、グループウェア サイボウズOfficeでは、オウンドメディア「サイボウズOffice タイムライン」というコラムサイトを運営しています。このコラムサイトでは、グループウェアを導入検討しているユーザーに向けて、製品・サービスの活用方法などのお役立ち情報を紹介しています。
コラムサイトの記事では、以下のような内容が扱われることが多いです。
・製品・サービスの具体的な使用方法
・導入事例や成功事例
・業界トレンドや最新情報
・製品・サービスの特徴や他社製品との比較
・導入後のサポート体制の説明
これらの情報を通じて、コラムサイトは製品・サービスの価値を伝え、導入に向けた不安を解消する役割を果たします。また、コラムサイトを通じて企業の専門性や信頼性を示すことで、ブランド価値の向上にも寄与します。
さらに、コラムサイトでは製品・サービスの新機能や更新情報も随時発信されるため、検討中の顧客に最新の情報を提供することができます。これにより、顧客の興味を維持し、導入への意欲を高めることが可能となります。
このように、コラムサイトは顕在層に対して有効なマーケティングツールとなり、製品・サービスの導入を促進する重要な役割を果たしています。
③既存ユーザー向けのサポートサイト
すでに製品・サービスを利用している既存ユーザー向けに、コラムサイトを活用して操作方法や活用方法を案内し、製品・サービスの利用サポートを行うことができます。コラムサイトを通じて、それぞれの既存ユーザーが目指す成功に向けて、きめ細かなサポートをしつつ継続的な利用を促進していくことが可能です。例えば、タレントマネジメントツールのカオナビは、既存ユーザー向けに「サポートサイト」というコラムサイトを用意しています。このコラムサイトでは、機能別ガイドや利用シーン、事例集、よくある質問といった、製品・サービスを利用するうえで必要な情報を豊富に提供しています。コラムサイトを活用することで、カスタマーサポートの時間外でも、ユーザーが自身で問題を解決できるようになっています。このようなコラムサイトの活用は、ユーザーの満足度向上やサポート業務の効率化にも貢献します。さらに、コラムサイトを通じて最新の機能更新情報や活用のヒントを発信することで、ユーザーエンゲージメントの向上にもつながります。
コラムページの活用方法
コラムサイトの活用方法は多岐にわたり、BtoBサイトの運営において重要な役割を果たします。コラムページは、製品・サービスの特長、導入事例、料金、機能など、他のページでは十分に紹介しきれない情報を詳細に掲載できる優れたプラットフォームです。
特に、イベント情報、プレスリリース、メディア掲載などの頻繁に更新される情報は、コラムサイトを通じて効果的に発信することができます。多くの企業がCMSを導入し、コラムサイトの更新を定期的に行っているのはこのためです。
例えば、多言語・翻訳サービスを提供するWOVN.ioのブログページでは、製品・サービスの基本知識や活用目的別のお役立ち情報だけでなく、イベント・セミナー情報、プレスリリース、メディア掲載など、製品・サービスに関する幅広い情報を掲載しています。このようなコラムサイトの活用により、顧客に最新の情報を提供し続けることができます。
さらに、コラムサイトは潜在顧客の獲得にも大きく貢献します。SEO対策を適切に行うことで、特定のキーワードで検索したユーザーをコラムページに誘導し、製品・サービスの認知度を高めることができます。また、コラムサイトは既存顧客向けのサポート情報や活用事例の紹介にも活用でき、顧客満足度の向上にも寄与します。
コラムサイトは、企業のブランディングや専門性の発信にも効果的です。業界のトレンドや最新の技術情報を定期的に発信することで、企業の専門性やソートリーダーシップを示すことができます。これは、BtoB市場での競争力向上につながる重要な要素となります。
最後に、コラムサイトは社内のナレッジ共有や人材育成にも活用できます。社内の専門家や開発者の知見を言語化し、コラムとして公開することで、社内外のブランディングや採用活動にも良い影響を与えることができます。
このように、コラムサイトは単なる情報発信の場にとどまらず、BtoB企業の成長戦略において多面的な価値を提供する重要なツールとなっています。
WOVN.io BLOG | 多言語・翻訳サービスのWOVN.io
コラムページ作成ポイント
コラムサイトを効果的に活用するためのコラムページ作成ポイントを紹介します。他のページと同様に意識するポイントはトップページからの導線、CTAの設置、他のコンテンツへの導線の3つです。これらのポイントを押さえることで、コラムサイトの価値を最大化し、読者にとって有益な情報源となります。
まず、トップページからコラムサイトへの導線を適切に設計することが重要です。ただし、BtoBサイトの主目的である資料ダウンロードやお問い合わせなどのCVに悪影響を与えないよう注意が必要です。次に、CTAの設置については、コラムの流れを遮らない自然な形で配置することがポイントです。コラムサイトの読者は特定の情報を求めてアクセスするため、過度なCTAは逆効果になる可能性があります。
最後に、他のコンテンツへの導線を適切に設けることで、読者の興味を維持し、サイト内の回遊性を高めることができます。関連するコラム記事や、コラムサイトの内容に関連する製品・サービス情報へのリンクを効果的に配置することが大切です。
これらのポイントを押さえつつ、コラムサイトの目的や対象読者層に合わせてコンテンツを最適化することで、より効果的なコラムページを作成することができます。また、定期的にコラムサイトの内容を更新し、最新の情報や業界トレンドを反映させることも、読者の継続的な関心を維持する上で重要です。
①トップページからの導線
トップページからコラムサイトへの導線は、コンテンツ戦略上重要な要素です。ただし、必ずしも全てのケースで設置する必要はありません。製品・サービスを検討している顕在層がトップページに訪れた際には、コラムサイトへアクセスできるようなナビゲーションが必要です。
しかし、BtoBサイトの本来の目的は、資料ダウンロードやお問い合わせなどのCVであるため、イベント情報と同様にコラムサイトを掲載する際は、主要なCVへ悪影響を与えないよう注意が必要です。コラムサイトへの導線は、ユーザーの行動を妨げない形で適切に配置することが重要です。
例えば、クラウドWMS ロジザードZEROサイトのトップページでは、グローバルナビゲーションに「EC・物流ノウハウ」というコラムサイトへの導線が設置されています。また、ページの下部には「EC・物流に関する情報」セクションがあり、セミナー・イベント情報やホワイトペーパーなどと一緒にコラムサイトへの導線が配置されています。さらに、その下の「新着情報」セクションでは、掲載日時の新しい順でコラムサイトの最新記事が紹介されています。
このように、コラムサイトへの導線は、ユーザーの目的に応じて適切に配置することが大切です。トップページの構成や、ユーザーの行動パターンを考慮しながら、コラムサイトへのアクセシビリティを高めつつ、メインのCVを阻害しない導線設計を心がけましょう。
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②CTAの設置
コラムサイトにおけるCTAの設置は、ユーザーエクスペリエンスと効果的なコンバージョンのバランスが重要です。コラムページは特定の情報を読むためにユーザーが訪れるため、ユーザーの読解を妨げるような過剰なCTAの設置は避けるべきです。代わりに、コラムサイトの構造や記事の流れに自然に溶け込むCTAの配置が効果的です。
例えば、サイドバーに製品・サービスを訴求するバナーを設置したり、記事の下部に内容に関連するダウンロード資料のCTAを配置するなど、コラムの流れを遮らない自然なCTA設置が望ましいでしょう。
クラウド人事労務ソフト SmartHRのオウンドメディア「SmartHR ガイド」は、効果的なCTA設置の好例です。このコラムサイトでは、2カラムレイアウトを採用しています。メインコンテンツにはコラム一覧やコラム本文が掲載され、サイドコンテンツにはサービスバナーや関連コラムへのリンクが配置されています。
サイドバーにサービス資料のCTAを設置することで、メインコンテンツの閲覧を妨げることなく、CTAの存在を見込み顧客に認識させる工夫がなされています。さらに、コラムページでは本文をスクロールすると、サイドコンテンツの資料ダウンロードバナーが2つ追従する仕組みになっています。これにより、ユーザーがコンテンツを読み進める中で、自然にCTAに目を向けるよう設計されています。
また、ビジネスチャットツール Chatworkのコラムサイトでは、記事の内容に関連したCTAを効果的に配置しています。例えば、「働き方改革」に関するコラムページでは、記事の末尾に「マンガでわかる!「働き方改革」」というホワイトペーパーのCTAが設置されています。これは、ユーザーが記事を読み終えた後のタイミングで、関連する深堀り情報を提供するという点で効果的なCTA配置といえるでしょう。
このように、コラムサイトにおけるCTAの設置は、ユーザーの閲覧体験を損なわず、かつ自然な形で製品・サービスへの興味を喚起するよう工夫することが重要です。コンテンツの質を保ちながら、適切なタイミングと場所でCTAを提示することで、コラムサイトの本来の目的である情報提供と、ビジネス目標の達成を両立させることができるのです。
組織課題を把握し、人材マネジメントを推進する「人事データ活用」 - SmartHR ガイド
また、ビジネスチャットツール Chatworkのサイトでは、コラムページでコラム下にそのページの内容に沿ったCTAが設置されています。
「働き方改革とは?働き方改革をわかりやすく目的から企業がすべきことを解説」のコラムページでは、働き方改革に関する解説を読み終えると、「マンガでわかる!「働き方改革」」というホワイトペーパーのCTAが設置されています。
働き方改革とは?働き方改革をわかりやすく目的から企業がすべきことを解説 | ビジネスチャットならChatwork
③他のコンテンツへの導線
コラムサイトにおいて、他のコンテンツへの導線は非常に重要です。BtoBプラットフォーム請求書のサイトは、この点で優れた例を示しています。コラムページの下部には、関連コラム、活用事例、人気機能、サービス資料ダウンロードのCTAが戦略的に配置されています。これにより、コラムを読んだ見込み顧客が次に興味を持つ可能性のあるコンテンツへ簡単にアクセスできるよう、効果的な導線設計が施されています。
このような導線設計は、コラムサイトのユーザー体験を向上させるだけでなく、サイト内の回遊率を高め、潜在顧客の興味を深めることにも貢献します。例えば、関連コラムへのリンクは、読者がさらに深い知識を得たいと思った際に役立ちます。活用事例は、製品やサービスの実際の使用方法を具体的に示すことで、導入を検討している企業の疑問を解消する手助けとなります。
また、人気機能へのリンクは、コラムサイトの訪問者に、製品やサービスの主要な特長を効果的にアピールする機会を提供します。さらに、サービス資料ダウンロードのCTAは、より詳細な情報を求める見込み顧客に対して、次のステップへの明確な道筋を示します。
このように、コラムサイトにおける他のコンテンツへの導線は、単なるナビゲーションツールではなく、見込み顧客の情報収集プロセスを支援し、最終的な購買決定へと導く重要な要素となっています。効果的な導線設計は、コンテンツマーケティングの成功に大きく寄与し、BtoBビジネスにおける顧客獲得と育成に不可欠な戦略となっているのです。
電子請求書とは? 導入のメリットとポイントを解説|BtoBプラットフォーム 請求書
まとめ
コラムサイトは検索エンジンからの流入を増やすSEOに非常に有効です。SEO以外にも既存リードに対するナーチャリング施策や、既存ユーザー向けのサポートなど多様な役割を果たします。
コラムサイトの作成目的を明確にすることで、コラムページの構成やCTAの設置場所や内容、他のコンテンツの導線設計など最適な形で作成することができます。これにより、コラムサイトの効果を最大化できます。
更新頻度の高い製品・サービスの最新情報をコラムサイトで掲載することができます。これにより、ユーザーに常に最新の情報を提供し、エンゲージメントを高めることができます。
コラムサイト作成で意識するポイントはトップページからの導線、CTAの設置、他のコンテンツへの導線の3つです。これらを適切に設計することで、ユーザーの回遊性を高め、コンバージョン率の向上につながります。
コラムサイトは、潜在顧客の獲得から既存顧客のサポートまで、幅広い目的で活用できます。例えば、製品・サービスを知らない潜在層への認知向上、導入を検討している顕在層への情報提供、既存ユーザー向けのサポート情報の提供などが可能です。
効果的なコラムサイトを運営するには、ターゲットユーザーのニーズを理解し、適切なコンテンツを提供することが重要です。また、定期的な更新や SEO 対策、ユーザビリティの向上など、継続的な改善が必要です。