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メルマガのクリック率(CT率)を上げるには?見るべき指標、コツを解説!

2022.5.6
読了まで約 3

メールマガジンの施策でコンバージョン(CV)を目指すために、開封率の次に改善しなければいけない指標がクリック率です。メールを開封した見込み顧客を離脱させず、遷移先リンク(CTA)をクリック、そして誘導したいページへ遷移させることがポイントです。

今回はメルマガのクリック率を上げるために必要な指標や、改善のコツを紹介します。

そもそもメルマガでクリック率を測定するには?

メルマガのクリック率は、メール内に設置されたURLリンクをクリックした受信者の割合のことを指します。開封率と同様に、クリック率を測定するためにはHTML形式のメールが必要です。テキストメールには開封率やクリック率を測定する機能がありません。

関連記事:メルマガとは?配信の目的やメリット、開封率が上がる作り方

クリック数の測定には、メール配信ツールが便利です。配信ツールでは誰が、いつ、どのリンクをクリックしたのか分かるように、「受信者ごと」「メールごと」「リンクの設置箇所ごと」に計測用のトラッキングURLを発行します。

その結果、メール内のリンクをクリックした受信者は、計測用のトラッキングURLを経由して、遷移先のWebページにランディングします。

メール配信ツール・マーケティングオートメーション(MA)ツールを活用することで、HTMLメールの作成やクリック率などデータ分析が容易に行えます。CMS・MA一体のマーケティングツール「Swich Plus」は直感的な操作で遷移先のLPも簡単に作成できるのでおすすめです。

画像:CMSとMAの一体型 Switch Plus

見るべき2つのクリック率と考え方

クリック率には、配信数に対するクリック率と、開封数に対するクリック率と2つあります。一般的に呼ばれるクリック率は前者を指し、後者は反応率やCTR(Click Through Rate)と呼ばれます。

クリック率

クリック率は以下の計算式で算出できます。

クリック率(%) = 実際にクリックされた件数 ÷ 配信数 × 100

クリック率は、メルマガ施策全体の効果を俯瞰的に見るのに最適な指標です。しかし、見込み顧客の開封とクリックのアクションを含むため、メールの件名か、メール内の本文のどちらが影響しているのか評価しづらい部分があります。

反応率・CTR

反応率・CTRは以下の計算式で算出できます。

反応率・CTR(%) = 実際にクリックされた件数 ÷ 開封数 × 100

反応率・CTRは開封されたメールのうちクリックされた割合を表し、開封率の次に注意しなければならない指標です。開封したメールを読んでもらい、遷移先のWebページをクリックする割合が低ければ、メール内の文章や遷移先リンク(CTA)を改善する必要があります。

クリック率はメルマガ全体でクリックされた割合を見る指標であり、反応率・CTRは開封されたメールのうちクリックされた割合を見る指標であることを理解しておきましょう。

目安となる平均のクリック率

メルマガ施策を始めたばかりの時期は開封率やクリック率を見ても、それが上手く行っているのかどうか判断しづらいです。参考値として、Constant Contact社の調査データが役立ちます。

2億通以上のメルマガから収集されたデータによると、クリック率の全体平均は1.27%で、業界別のクリック率の平均は0.5〜2.9%の幅があります。ちなみに、開封率の全体平均は29.55%、バウンス率の全体平均は9.95%でした。

参照:Average industry rates for email as of February 2022

自社に該当する業界のクリック率平均を1つの目安としながら、自社のクリック率を改善していくと良いでしょう。

クリック率をアップさせる方法は?そのコツ

クリック率を改善するコツをファーストビューとCTAの観点から紹介していきます。

ファーストビュー

メールを開封した受信者が最初に目にするファーストビューは、反応率・CTRを改善する上でより大きなインパクトを与えられる部分です。ファーストビューの冒頭の文章は、プリヘッダーにも表示されるため、開封率にも良い影響が出る可能性があります。

冒頭の部分で「このメルマガを読む必要がある」と感じさせることが重要です。メルマガの件名のように、メリット(有益性)や限定感(緊急性)、特別感(独自性)、数値(具体性)を用いた4Uの原則を意識しながら文章を作っていきます。

そして、見出しや画像を上手く使い、メール全体を見やすくしていきましょう。また、ファーストビューには必ず遷移先リンク(CTA)を設置します。

CTA

遷移先のリンク(CTA)は、ボタン形式とアンカーテキストの両方を設置するとよりクリックされやすくなります。メール本文のなかで、遷移先のページに関する表記部分に遷移先のリンクを設定します。また、「詳細・申込はこちら」などクリックを促すボタンも一緒に設置します。

また、CTAは1つのメールにつき1つに絞るようにしましょう。複数のリンクが設置されていると遷移先が散らばってしまい、コンバージョンさせたいページへ遷移させることが難しくなります。

そのほかにも、開封率を上げるために件名を工夫したり、メルマガの内容によって適切な配信セグメントを行ったり、配信日時の最適化を図るなどして、メルマガ全体のクリック率の改善が可能です。

まとめ

今回はメルマガのクリック率について、見るべき指標や改善するコツについて紹介しました。クリック率はメルマガ全体の効果を見るのに適していますが、クリック自体の改善効果を見るには反応率・CTRが適切です。

そして、メルマガを開封直後に見るファーストビューやCTAを工夫しながら、クリックをしてもらえるように改善していくことが重要です。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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