オウンドメディアとは、企業が所有するブログ形式のWebメディアのことです。
広告とは異なり、ユーザーのニーズに適う記事を配信することにより、潜在顧客を見込み顧客から顧客、さらには優良顧客へと育てていくことを目的としています。
このようなWebメディアの活用戦略が、マーケティング施策全体のなかで大きな役割を占めるようになってきました。
今回は、オウンドメディアが注目される理由、およびオウンドメディアマーケティングに取り組むメリットについてご紹介します。
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目次
オウンドメディアとは?
オウンドメディアとは、企業が所有するブログ形式のWebメディアのことです。
企業が発信する情報は、以前なら「広告」が主なものでした。しかしオウンドメディアは広告とは異なります。オウンドメディアは、売上を直接には狙いません。
企業がターゲットとするユーザーのニーズに適う記事を配信し、自社や製品・サービスを好きになってもらうことにより、潜在顧客を見込み顧客や顧客、さらには優良顧客へと育てることを目的としています。
オウンドメディアの情報発信に際しても、広告は基本的に利用しません。検索結果での上位表示をめざし、ユーザーに自ら見つけてもらうことによる流入を狙います。
このようなWebメディア運営のアプローチにより、オウンドメディアは従来の広告手法とは根本的に異なる価値を提供するものとなるのです。
オウンドメディアが注目されるようになった理由
オウンドメディアが近年になり注目されるようになったのは、なぜなのでしょう。
以下のような理由があります。
1. 広告の効果の低下
オウンドメディアが注目されるようになった大きな理由として、広告の効果が低下したことがあげられます。
バナー広告のクリック率は、以前と比べて大幅に低下しています。それはユーザーが広告を「邪魔なもの」として嫌うようになってしまったことが原因の一つだといえるでしょう。
「広告ブロック機能」を搭載したスマートフォンも販売されるようになっています。このようにWebプラットフォームにおいても、従来の広告手法の有効性が急速に低下しているのが現状です。
広告の効果が低下し、新たな情報発信スタイルが必要となってきたことが、オウンドメディアに注目が集まるようになった理由の一つです。
また、Webメディア戦略を見直す企業が増えているのも、こうした広告効果の低下に対応するためといえます。
2. SNSでシェアされるコンテンツの必要性
広告にかわる情報発信のスタイルとして、SNSも選択肢の一つとなります。SNSで効果的に情報発信を行うためには、ユーザーが思わずシェアしたくなるようなコンテンツが欠かせません。
SNSプラットフォームでは、特にバイラル効果を狙ったコンテンツ戦略が重要となります。しかし企業が発信してきたような製品情報や会社情報では、ユーザーの自発的なシェアを獲得するのは困難です。一方的な販促メッセージではなく、ユーザーが価値を感じ、他者に推奨したいと思う内容が求められるようになってきました。
そのためよりユーザー目線に立ったコンテンツが必要とされるようになってきました。Webマーケティングにおける重要なトレンドとして、情報提供型のコンテンツがSNS上でのシェア率を高める傾向が見られます。このような背景から、企業は自らが保有するメディアプラットフォームでも、SNSでシェアされやすい質の高い情報提供が不可欠となっているのです。
3. ストック型メディアの有用性
SNSによる発信は「フロー型」です。大きくシェアされることがあっても一時的なものであり、コンテンツが資産となって蓄積されていきません。
対してオウンドメディアは、ブログ形式ですので「ストック型」です。発信した情報を資産として蓄積することにより、ユーザーとの接点としてくり返し使用することが可能です。
検索エンジンに掲載された記事は、時間の経過とともに価値が減少することなく、継続的にユーザーに発見される機会を生み出します。つまり、一度公開されたコンテンツが長期的な資産として機能するプラットフォームであるということです。
SNSのように情報がタイムラインに埋もれてしまわず、検索結果やカテゴリーページを通じて何度も参照されることで、継続的な流入を期待できるという点が、ストック型メディアの大きな有用性といえるでしょう。
4.Googleによる検索アルゴリズムの変化
ユーザー目線に立ったコンテンツを発信するオウンドメディアが注目されるようになったのは、Googleによる検索アルゴリズムが大きく変化したことも大きな理由としてあげられます。
検索順位を上げるためには、以前なら、有料のリンクを購入することで効果を上げることができました。したがって広告サイトであったとしても、自然検索からの流入を獲得することができました。
ところが近年になり、Googleの検索アルゴリズムは大きく変化し、検索ユーザーのニーズに適った記事でなければ、検索結果で上位表示されることは難しくなりました。検索エンジンの評価基準が厳格化したことで、質の高いコンテンツの重要性が急速に高まったのです。
この検索アルゴリズムの変化により、企業が独自に運営するオウンドメディアが、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを掲載するプラットフォームとして、大きく注目されるようになりました。このような背景から、ユーザー目線に立ったコンテンツを掲載するオウンドメディアの登場と発展が、大きく後押しされています。
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリット
オウンドメディアマーケティングに取り組むメリットは、以下のものがあげられます。
1. 自社や製品・サービスに対して好印象を持ってもらえる
オウンドメディアマーケティングに取り組むことにより、自社や製品・サービスに対して好印象を持ってもらうことができます。
オウンドメディアでは、企業がターゲットとするユーザーのニーズに適った記事を継続的に発信します。
したがってユーザーは、サイトにくり返し訪れ、記事をいくつも読むことにより、「役に立つ情報が書かれていて助かる」「ユーザーのことをよくわかってくれているいい会社だな」と思ってくれるようになることが期待できます。
特にWebメディアの意義を理解しているユーザーは、単なる広告ではなく有用なコンテンツを提供する企業姿勢を高く評価し、ブランドロイヤルティが一層強化されることになるのです。
このようにオウンドメディアを通じた情報発信は、販売促進だけでなく、企業全体に対する信頼と親近感の醸成につながるため、長期的なカスタマーリレーションシップの構築に有効な手段となります。
2. 成約率が高まり営業がラクになる
ユーザーが自社に対して好印象を持つことにより、製品やサービスの販売についても、成約率が高くなることが期待できます。オウンドメディアをくり返し購読しているユーザーは、「この会社の販売している製品なら間違いないだろう」と思ってくれるようになるからです。
またオウンドメディアが知名度を上げることにより、営業もラクになっていくでしょう。テレアポなどをした際にも、担当者がオウンドメディアを知っている場合には、アポの取得率が高まることが期待できます。加えて、Webメディア運営による信頼構築により、営業担当者の説得力が向上し、顧客との関係構築もスムーズに進むようになることが見込めます。
3. 企業の好感度が高まり採用もラクになる
オウンドメディアは、そのコンセプトやトーンから、企業の理念や社風を伝える役割も果たすWebメディアです。良質なコンテンツを継続的に発信することで、企業のブランドイメージが浸透していきます。「この会社は、こんな感じの雰囲気なのだろうな」と、あらかじめイメージを持った人が応募してくることにより、採用がラクになることも期待できます。
また、オウンドメディアの運営を通じて企業のビジョンや価値観が潜在的な求職者に伝わることで、企業文化への理解が深まり、より適切な人材からの応募につながりやすくなります。このように採用候補者との事前のマッチング度が高まることで、採用プロセスの効率化も実現できるのです。
4. 広告費を削減できる
オウンドメディア運営は潜在顧客を顧客や優良顧客へと育成し、営業もラクになることなどの結果が現れますので、売上も増加することが期待されます。そのため広告費を削減することが可能となります。
広告による集客を行う場合、広告をストップすると売上が下がりますが、オウンドメディアの場合には、発信された記事はストックされ、検索やSNSなどからの流入でくり返し読まれ続けます。
このような特性により、オウンドメディアを運営することは、継続的に顧客を生み出す重要な資産を蓄積することであるといえます。
まとめ
オウンドメディアとは、企業が所有するブログ形式のWebメディアであり、広告ではなくユーザーのニーズに適った記事コンテンツを配信することが特徴です。オウンドメディアが注目されるようになった背景には、バナー広告のクリック率低下による広告の効果の低下、SNSでシェアされるコンテンツの必要性の高まり、記事がストック型メディアとして蓄積される有用性、およびGoogleによる検索アルゴリズムの変化があります。
オウンドメディアマーケティングに取り組むことで得られるメリットとしては、自社や製品・サービスに対する好印象の形成、成約率の向上と営業活動の効率化、企業の好感度向上による採用の促進、そして広告費の削減が挙げられます。特にオウンドメディアは、発信された記事が継続的に資産として蓄積されるため、検索やSNSからの流入を長期間にわたり獲得し続けることが可能です。一度広告を停止すると売上が下がるリスクを回避しながら、顧客を生み出す重要な資産を構築していくことができるのです。

