成果の出るオウンドメディアデザインとは、単に見た目が美しいだけでなく、明確なコンセプトとユーザー視点の設計が不可欠です。本記事では、その考え方を軸に、BtoB・BtoC・採用別の最新デザイン事例20選を徹底分析。さらに、成功事例に共通する5つの法則から具体的なコンセプト設計の方法まで、自社のメディアを成功に導くためのデザインノウハウを網羅的に解説していきます。
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目次
【18選】思わず参考にしたい!秀逸なオウンドメディアデザイン
この章では、優れたデザインで多くの読者を惹きつけているオウンドメディアの事例を20サイト厳選してご紹介します。シンプルさ、ビジュアルの美しさ、そしてBtoB・BtoCといった目的別に分類し、それぞれのデザインが持つ力と成功の秘訣を探っていきます。自社のメディアを立ち上げる、あるいはリニューアルする際のヒントとして、ぜひ参考にしてください。
シンプルで洗練されたデザインのオウンドメディア4選
ここでは、情報を整理し、ユーザーが必要なコンテンツに迷わずたどり着けるよう設計された、シンプルで美しいデザインのオウンドメディアを紹介します。
北欧、暮らしの道具店
株式会社クラシコムが運営するECメディアです。白を基調としたミニマルなデザインと、グリッドレイアウトで整然と並べられた高品質な写真が特徴で、ユーザーに心地よいブラウジング体験を提供しています。 商品紹介が単なるスペックの羅列ではなく、一つの読み物として成立しており、ライフスタイルを提案することで自然な購買意欲を掻き立てます。
ferret
株式会社ベーシックが運営するWebマーケティングメディアです。BtoBメディアのお手本ともいえる存在で、膨大な量の情報をカテゴリやタグで整理し、ユーザーが目的の記事に素早くアクセスできる情報設計がなされています。 派手な装飾を排し、テキストの読みやすさを追求したデザインは、専門的な内容をストレスなく学習したいというターゲットのニーズに応えています。
SmartHR Mag.
株式会社SmartHRが運営する、人事・労務の情報を発信するメディアです。難しいテーマを扱いながらも、ポップなイラストや優しい色合いを効果的に使用し、親しみやすい雰囲気を演出しています。 専門用語が多い分野だからこそ、視覚的な分かりやすさを重視し、ユーザーの理解を助ける工夫が随所に見られます。
SUUMOジャーナル
株式会社リクルートが運営する住まいや暮らしに関する情報メディアです。企業のイメージカラーである緑をアクセントにしつつも、基本的には記事の内容を主役にするシンプルなデザインを採用しています。 キャラクターの多用を避け、実用性を重視することで、情報の信頼性を高めています。
イラストや写真が美しいオウンドメディア4選
ここでは、オリジナリティあふれるイラストや、世界観を伝える美しい写真でユーザーを魅了しているオウンドメディアを紹介します。
サイボウズ式
サイボウズ株式会社が運営する「新しい価値を生み出すチーム」のためのメディアです。多様性を表現する温かみのあるイラストが多用されており、企業の思想やカルチャーを視覚的に伝えています。 難しい組織論や働き方に関するテーマも、イラストやインフォグラフィックを交えることで、読者が直感的に理解できるよう工夫されています。
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/
LIGブログ
Web制作会社の株式会社LIGが運営するメディアです。「人生にLIGを」をコンセプトに、Web制作のノウハウから社員の日常まで、ユニークなコンテンツを発信しています。特に目を引くのが、体を張った企画や作り込まれたアイキャッチ画像で、エンターテイメント性の高いコンテンツで多くのファンを獲得しています。
メルカン
株式会社メルカリが運営する、採用ブランディングを目的としたメディアです。「メルカリの『人』を伝える」をコンセプトに、社員一人ひとりの表情が伝わる生き生きとした写真を豊富に使い、企業のカルチャーや働く環境をリアルに伝えています。 テキストだけでは伝わりにくい「人」の魅力を写真で見せることで、採用候補者の共感を呼んでいます。
https://careers.mercari.com/mercan/
Red Bull
エナジードリンクブランドのRed Bullが運営するメディアです。エクストリームスポーツや音楽イベントなど、ブランドがサポートするカルチャーを、躍動感あふれるプロフェッショナルな写真や映像で展開しています。製品の直接的な宣伝ではなく、ブランドの世界観を体験させることで、強力なファンコミュニティを形成しています。
BtoB向け|信頼性と専門性を伝えるデザイン3選
BtoBビジネスにおいて、オウンドメディアは見込み客との最初の接点となる重要なチャネルです。ここでは、企業の信頼性と専門性を効果的に伝え、リード獲得につなげているデザイン事例を紹介します。
ボクシルマガジン
株式会社スマートキャンプが運営するSaaS比較プラットフォームです。ツール比較記事など、情報を構造化して見せることに長けたデザインが特徴です。 均一なフォーマットで各サービスを比較検討できるため、ユーザーは効率的に情報収集ができ、自社に最適なツールを見つけやすくなっています。
Knowledge Suite
ナレッジスイート株式会社が運営する、営業DXに関する情報メディアです。コーポレートカラーである青を基調とし、ビジネスシーンにふさわしい知的で信頼感のあるデザインで統一されています。ターゲットである経営者や営業責任者に対し、専門家としての安心感を与えています。
https://www.bluetec.co.jp/knowledgesuite/service/column/
Goodpatch Blog
UI/UXデザイン会社の株式会社グッドパッチが運営するブログです。デザインの専門家集団らしく、美しく整ったタイポグラフィや余白を活かしたレイアウトなど、細部にまでこだわったデザインが実践されています。自社のデザイン哲学をメディア全体で体現することで、企業のブランディングと信頼獲得に成功しています。
BtoC向け|世界観でファンを魅了するデザイン5選
BtoCビジネスでは、機能的な価値だけでなく、情緒的な価値やブランドの世界観を伝えることがファンの獲得につながります。ここでは、独自の世界観でユーザーを魅了し、強いエンゲージメントを築いているデザイン事例を紹介します。
ほぼ日刊イトイ新聞
株式会社ほぼ日が運営するメディアで、コピーライターの糸井重里氏が主宰しています。手書き風のフォントや独特のレイアウト、温かみのあるイラストが特徴で、他に類を見ない独自の世界観を構築しています。日々の読み物を通じて読者との間に親密な関係を築き、それが商品の購買へとつながっています。
アマノ食堂
アサヒグループ食品株式会社が運営する、食の楽しさを伝えるメディアです。料理や食材のシズル感あふれる高品質な写真と、親しみやすい手書き風のイラストを組み合わせ、読者の「おいしそう」「作ってみたい」という気持ちを喚起します。 ブランドのファンを育てることに主眼を置いたコンテンツ設計がなされています。
https://www.amanofoods.jp/amanoshokudo/
土屋鞄製造所
高品質な革製品を手がける株式会社土屋鞄製造所のオウンドメディアです。製品の素材感や職人の手仕事が伝わる、ディテールまで美しい写真を贅沢に使用し、ブランドのクラフトマンシップを表現しています。製品が生まれる背景のストーリーを丁寧に伝えることで、価格以上の価値を感じさせ、顧客のロイヤリティを高めています。
キナリノ
株式会社カカクコムが運営するライフスタイルメディアです。「暮らしを素敵に丁寧に。」をコンセプトに、ファッション、雑貨、グルメ、インテリアなど幅広い情報を発信しています。余白をたっぷりと取ったクリーンなデザインと、柔らかな光で撮影された写真が、メディア全体に統一された心地よい世界観を生み出しています。
THE BAKE MAGAZINE
チーズタルトで有名な株式会社BAKEが運営するお菓子とカルチャーのメディアです。自社製品の紹介だけでなく、「食」を軸にした幅広いテーマのコンテンツを、洗練された雑誌のようなデザインで展開しています。 スタイリッシュなビジュアルは、流行に敏感なターゲット層に強くアピールし、ブランドイメージの向上に貢献しています。
成功事例に共通する!優れたオウンドメディアデザインの5つの法則
多くのユーザーを惹きつけ、ビジネスの成果に繋げているオウンドメディアには、デザインにおける共通の成功法則が存在します。この章では、企業のマーケターが押さえておくべき、優れたオウンドメディアデザインに不可欠な5つの法則を、BtoBの視点も交えながら具体的に解説していきます。
法則1:コンセプトが一目で伝わる
優れたオウンドメディアは、訪問したユーザーが瞬時に「誰のための、どのような価値を提供するサイトなのか」を理解できるデザインになっています。特にBtoB領域では、課題解決意欲の高いユーザーが多いため、ファーストビューでメディアのコンセプトを明確に提示し、自分に関係のある情報だと認識させることが離脱を防ぐ鍵となります。
コンセプトを伝えるためには、キャッチーなタグライン、提供価値を象徴するキービジュアル、そしてターゲットユーザーに語りかけるようなメッセージングが重要です。これらが一体となって、メディアの存在意義を訪問者に力強く伝えます。
法則2:ユーザーがストレスなく回遊できる(UI/UX)
UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)は、オウンドメディアの成果を左右する重要な要素です。UIが見た目のデザインや使いやすさを指すのに対し、UXはメディアを通じた一連の体験全体を指します。BtoBオウンドメディアにおいては、ユーザーが求める情報へスムーズにたどり着き、最終的に資料請求や問い合わせといったコンバージョンに至るまでの体験価値を高めることが求められます。
具体的には、直感的に操作できるグローバルナビゲーション、サイト内の現在地を示すパンくずリストの設置、関連性の高い記事への内部リンクなどが挙げられます。これらの設計が、ユーザーのストレスを軽減し、サイト内での回遊性を高めることで、結果として滞在時間やエンゲージメントの向上に繋がります。
関連記事:【UI/UXとは?】それぞれの意味や違い、デザインの改善方法まで解説
法則3:コンテンツが読みやすい
どれだけ有益な情報が書かれていても、読みにくいコンテンツはユーザーに最後まで読んでもらえません。特に専門的な内容を扱うことが多いBtoBメディアでは、情報を分かりやすく整理し、視覚的に読みやすい工夫を凝らすことが不可欠です。
コンテンツの可読性を高める具体的なポイントは以下の通りです。
| 要素 | 具体的な工夫 |
|---|---|
| タイポグラフィ | 適切なフォントサイズ(本文は16px前後が目安)、十分な行間、読みやすい文字色と背景色のコントラストを確保する。 |
| レイアウト | 見出しや箇条書きを適切に使い、文章の構造を明確にする。適度な余白を設けることで、圧迫感をなくし、視線の移動をスムーズにする。 |
| ビジュアル要素 | 図解、インフォグラフィック、グラフなどを活用し、複雑な情報を視覚的に伝える。これにより、文章だけでは理解しにくい内容も直感的に把握できるようになる。 |
法則4:ブランドイメージと一貫性がある
オウンドメディアは、企業の「顔」としての役割も担います。そのため、デザインは企業が持つブランドイメージと一貫している必要があります。 ロゴの使用方法、コーポレートカラーの配色、フォントの選定、写真やイラストのトーン&マナーといったデザイン要素に統一感を持たせることが重要です。
一貫したデザインは、ユーザーに安心感と信頼感を与え、メディアひいては企業そのものの専門性を印象付けます。 この「らしさ」が積み重なることで、競合他社との差別化に繋がり、長期的なブランディング効果を生み出します。
関連記事:トンマナの意味とは!ルールをしっかり決めて品質を上げよう
法則5:モバイルでの体験が最適化されている
BtoB領域においても、業務の合間や移動中にスマートフォンで情報収集を行うユーザーは年々増加しています。そのため、PCだけでなくモバイル端末で閲覧した際の体験を最適化することは、もはや必須条件と言えるでしょう。
レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスでもレイアウトが崩れずに表示されることは基本です。それに加え、タップしやすいボタンサイズ、片手でも操作しやすいナビゲーション、そしてページの表示速度の高速化など、モバイルならではの利用シーンを想定した設計が求められます。モバイル体験の質は、ユーザー満足度に直結し、メディアの評価を大きく左右します。
オウンドメディアのデザインコンセプトの作り方
優れたオウンドメディアは、例外なく明確なデザインコンセプトに基づいています。デザインコンセプトとは、単に見た目を整えることではありません。誰に、何を伝え、どう行動してもらいたいのかという、メディアの根幹を成す設計思想そのものです。この章では、商談化率やLTV向上といったビジネスゴールに貢献する、戦略的なデザインコンセプトの作り方を3つのステップで解説します。
目的とターゲットからデザインの方向性を決める
コンセプト作りの第一歩は、オウンドメディアを運営する「目的」と、情報を届けたい「ターゲット」を徹底的に明確にすることです。ここが曖昧なままでは、どれだけ美しいデザインを施しても、ビジネスの成果には結びつきません。目的とターゲットが明確になることで、初めてデザインが目指すべきゴールが定まります。
まず、自社の状況に合わせて、メディアの目的を具体的に定義します。次に、その目的を達成するためにアプローチすべきターゲット像(ペルソナ)を詳細に設定します。BtoBマーケターの場合、以下のような項目を具体的に言語化していくことが重要です。
| 設定項目 | 具体例(SaaSツール提供企業の場合) |
|---|---|
| メディアの目的(KGI) | オウンドメディア経由での商談化率を現状の1.5倍にする |
| ターゲット(ペルソナ) | 中堅企業の情報システム部で、複数部署の業務効率化をミッションとする30代後半の課長クラス。現場からのツール導入要望は多いが、全社的な導入効果やセキュリティ面を懸念している。 |
| 提供する価値・情報 | ・ツールの機能紹介だけでなく、導入による費用対効果の試算レポート ・他社の成功事例(特に同規模・同業種) ・堅牢なセキュリティ体制に関する詳細な解説 |
| デザインの方向性 | 信頼感と専門性が伝わる、誠実で落ち着いたデザイン。派手さよりも、情報の探しやすさやデータの見やすさを重視する。 |
このように目的とターゲットを具体化することで、デザインに求められる役割(例えば「信頼性の担保」や「専門性の訴求」)が自ずと見えてきます。
ペルソナテンプレート集
・ペルソナ設定・作成ができる無料パワポテンプレート(BtoBマーケティング用)
・【無料】売れる商品・サービス作りに欠かせない「ペルソナ・テンプレート」で顧客理解を深めよう(BtoC向け)
・採用マーケティング担当者必見!「採用ペルソナ」の作り方×無料パワーポイントテンプレート
ムードボードでビジュアルイメージを固める
目的とターゲットが定まったら、次はその方向性を具体的なビジュアルに落とし込んでいきます。この工程で絶大な効果を発揮するのが「ムードボード」です。 ムードボードとは、メディアの世界観や雰囲気を表現する写真、配色、フォント、UIパーツなどを1枚のボードに集めたもので、関係者間のイメージのズレを防ぎ、スムーズな合意形成を促します。
言葉だけで「信頼感のあるデザイン」と伝えても、人によって思い浮かべるイメージは様々です。ある人は重厚なダークトーンを、別の人はクリーンな白ベースのデザインを想像するかもしれません。ムードボードを作成することで、こうした認識の齟齬をなくし、抽象的なイメージを具体的なビジュアルとして共有できるようになります。 集める素材は、以下のようなものが挙げられます。
- 参考になるWebサイトのスクリーンショット
- ブランドイメージを象徴する写真やイラスト
- 使用したいカラーパレット
- フォントの組み合わせサンプル
- アイコンやボタンのデザイン
これらの素材を集めてコラージュを作成し、「なぜこのビジュアルが良いのか」「我々のターゲットにどう響くか」をチームで議論することで、デザインの解像度が一気に高まります。
デザインのトンマナ(トーン&マナー)を定義する
ムードボードで視覚的な方向性が固まったら、最後にそれを「ルール」として明文化します。これが「トーン&マナー(トンマナ)」の定義です。 トンマナとは、デザインの一貫性を保つためのルールやガイドラインのことで、ブランドイメージを統一し、ユーザーに与える印象をコントロールする役割を持ちます。 誰がデザインやコンテンツを作成しても品質がブレないよう、以下の要素について具体的なルールを定めます。
| 要素 | 定義すること(例) |
|---|---|
| カラー | メインカラー(ブランドロゴの色)、サブカラー(補色)、アクセントカラー(CTAボタンなど)、テキストカラー、背景色をHEXコードで指定する。 |
| タイポグラフィ | 見出し(H2, H3)と本文で使用するフォントファミリー、サイズ、太さ(Weight)、行間を定義する。 |
| 写真・イラスト | 使用する写真のテイスト(人物中心か、プロダクト中心か、明るさなど)や、イラストのタッチ(線画、フラットデザインなど)を規定する。 |
| 余白(レイアウト) | セクション間のマージンや、コンテンツ内のパディングなど、余白の基本的なルールを定める。 |
| ライティング | 文末表現(です・ます調)、専門用語の扱い、漢字とひらがなのバランスなど、文章のトーンを統一する。 |
これらのトンマナを策定し、デザインガイドラインとしてドキュメント化しておくことで、メディア全体の品質と一貫性が担保され、長期的な運用においてもブランドイメージを毀損することなく、ユーザーからの信頼を着実に積み重ねていくことができます。
知っておきたいオウンドメディアデザインの基礎知識
この章では、オウンドメディアのデザインを進める上で、担当者が最低限知っておくべき基礎知識を解説します。専門的なデザイナーでなくとも、これらの知識を身につけることで、制作会社とのコミュニケーションが円滑になり、プロジェクトを成功に導くことができます。
UIとUXの違いとは?
オウンドメディアのデザインを語る上で欠かせないのが「UI」と「UX」という言葉です。しばしば混同されがちですが、両者は明確に異なる概念であり、それぞれがメディアの成功に不可欠な役割を担います。UIはUXを高めるための要素の一つと理解しておきましょう。
| 要素 | 名称 | 概要 | オウンドメディアにおける具体例 |
|---|---|---|---|
| UI | ユーザーインターフェース (User Interface) |
ユーザーと製品・サービスの「接点」を指します。 Webサイトにおいては、ユーザーが目にするすべての視覚情報がUIにあたります。 | レイアウト、フォント、ボタンのデザイン、画像の選定、メニューの構成など |
| UX | ユーザーエクスペリエンス (User Experience) |
ユーザーが製品・サービスを通じて得られる「体験」全体を指します。 使いやすさ、分かりやすさ、感動、満足度などが含まれます。 | 「記事が読みやすい」「関連情報を見つけやすい」「問い合わせがスムーズにできた」「このメディアの情報は信頼できると感じた」など |
デザイン制作の基本的な流れ
オウンドメディアのデザインは、一般的に以下のプロセスで進められます。 各工程の役割を理解し、手戻りのないスムーズな制作を目指しましょう。
要件定義・情報設計
Webサイト制作の方向性や仕様を決定する、プロジェクトの成否を分ける最も重要な工程です。 ここでサイトの目的(KGI/KPI)、ターゲット、コンセプトを明確にし、それに基づいてサイトマップ(どのようなページが必要か)やディレクトリ構造を設計します。この段階でのすり合わせが曖昧だと、後の工程で大幅な手戻りが発生する原因となります。
関連記事:要件定義とは?ポイントをわかりやすく
ワイヤーフレーム作成
ワイヤーフレームとは、Webページの「設計図」です。 色や装飾の要素を排し、どこに何を配置するのかを線や枠でシンプルに示します。この段階で、情報設計で定めた要素を具体的にページ内に落とし込み、コンテンツの優先順位や主要な機能、ユーザーの動線を確定させます。
関連記事:ワイヤーフレームって何?Web制作で欠かせないツールをご紹介!
デザインカンプ作成
ワイヤーフレームを基に、実際の見た目となる完成見本(デザインカンプ)を作成します。フォントや配色、写真やイラストなどのビジュアル要素を具体的にデザインし、ブランドイメージやコンセプトを視覚的に表現します。このカンプによって、関係者間で完成イメージの具体的な認識を合わせることができます。
コーディング・実装
完成したデザインカンプを、Webブラウザ上で閲覧できるようにHTML、CSS、JavaScriptなどの言語を用いて構築していく工程です。WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を導入する場合は、その組み込み作業もここで行います。また、スマートフォンやタブレットなど、異なる画面サイズでも表示が最適化されるレスポンシブ対応もこの段階で実装されます。
参考にしたいデザインギャラリーサイト
優れたデザインのインスピレーションを得るために、日頃から質の高いWebサイトに触れておくことは非常に重要です。以下に、国内のBtoBサイト事例も豊富な、参考になるデザインギャラリーサイトをご紹介します。
-
SANKOU!
国内のWebサイトに特化したギャラリーサイトです。 PCとスマートフォンの表示を同時に確認できるのが特徴で、業種やサイトの種類、色など様々なカテゴリで検索できます。 -
S5-Style
クオリティの高い日本のWebサイトを集めたギャラリーサイトです。 更新頻度が高く、最新のデザインのトレンドを追うのに役立ちます。 -
81-web.com
こちらも日本のWebサイトに特化しており、シンプルなインターフェースで多くのサイトを閲覧できます。 制作会社名で検索することも可能です。
関連記事:ホームページデザインの見本になる!ギャラリーサイト10選のご紹介!
まとめ
本記事では、優れたオウンドメディアのデザイン事例から、成功に共通する法則、さらには具体的なコンセプトの作り方までを網羅的に解説してきました。デザインは単なる装飾ではなく、ユーザー体験を向上させ、メディアの目的達成やブランド価値向上に直結する重要な要素です。解説したポイントを参考に、ユーザーに愛され、成果を生み出すオウンドメディアのデザインを実現していきましょう。

