TikTokの保存方法を理解しておくと、お気に入りの動画をいつでも閲覧できるようになります。オフラインで見返せるようになり、出先でもギガを使わずに閲覧できます。
この記事では、TikTokの保存方法と保存できないときの対処法をまとめました。ぜひ参考にしてください。
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目次
TikTokとは?知っておきたい基礎知識
TikTokとは、モバイル向けのショートムービープラットフォームのことです。情報を収集・発信する手段としても普及しており、個人や企業で活用されています。
TikTokの誕生当初は、ダンス動画などのエンターテインメント性の高い動画を簡単に閲覧・作成できるプラットフォームとして、10代や20代の若い世代を中心に人気を集めていました。しかし、料理の手順や掃除方法などのライフハック的な動画や、企業やインフルエンサーが商品を紹介する動画も増え、幅広い年代において利用されるようになってきています。
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TikTokの特徴
TikTokには次の特徴があります。
● TikTokアプリで最大60秒の動画を作成できる
● アップロードできる動画は最大10分
● 25歳~44歳のユーザーが1/3以上を占める
● レコメンド機能の精度が高く、視聴時間が長い
TikTokアプリは、動画作成からアップロードまでワンストップで対応できるアプリです。投稿できる動画は最大10分ですが、作成できる動画は最大60秒のため、1分を超える動画を投稿したいときは別のツールで作成しましょう。
従来は10代・20代を中心に人気を集めていましたが、25歳~44歳のユーザーが37.7%(2021年6月時点)と1/3以上を占めており、幅広い年代層で利用されていることも特徴です。
また、TikTokはレコメンド機能が優れており、ユーザーが視聴したい動画をピンポイントで紹介することが可能です。そのため、視聴時間が増加傾向にあり、閲覧数を増やしたい個人ユーザーや企業からも注目を集めています。
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TikTokをビジネスに活用するメリット
TikTokをビジネスに活用するメリットとしては、次のものが挙げられます。
● 滞在顧客にアプローチしやすい
● 広告媒体として活用できる
● 数多くの顧客との接点が期待できる
それぞれのメリットについて説明します。
潜在顧客にアプローチしやすい
TikTokのアプリを開くと、検索しなくても動画が流れます。ユーザーが動画に興味を持ち、何らかのアクションをすればさらに類似する動画が流れてくるため、自発的に検索するユーザーだけでなく、今現在商品やサービスに興味のない潜在層にもアプローチが可能です。
実際のところ、TikTokの動画を見て、取り扱われている商品が欲しいと感じたり、購入したりしたことがあるユーザーは3人に1人と言われています。消費者行動に影響を及ぼす動画を作成・提供したい方にも、TikTokは適したプラットフォームです。
関連記事:潜在顧客の開拓につながる、行動データに基づいたWebマーケティングとは
広告媒体として活用できる
世界90か国を対象にブランド調査を実施するマーケティング会社・Kantarの調査では、TikTokは世界の290以上のメディアチャンネル、メディアブランドの中でも広告エクイティが高いメディアとなっています。2021年の広告エクイティランキングでは1位、2022年は2位と、3年連続で上位をキープしました。
広告エクイティとは、広告に対するユーザーの態度のことで、ランキング上位のメディアほど、広告がユーザーに対してインパクトを与えていると判断できます。ユーザーに影響力を及ぼす広告を掲載したいときにも、TikTokは適切な手段と言えるでしょう。
また、動画制作が手軽な点もTikTokの魅力です。簡単かつ効果的な広告媒体として活用できます。
数多くの顧客との接点が期待できる
月間利用者数の多さから、数多くの顧客との接点が期待できるのも、TikTokの特徴です。TikTokの月間アクティブユーザー数は2021年9月の時点で10億人を超え、世界でも有数の影響力を持つメディアと言えます。
顧客との接点が増えれば、商品やサービスをアピールする機会も自然と増えます。自社商品・自社サービスをまずは知ってもらうためにも、TikTokは効果の高いメディアと言えるでしょう。
関連記事:顧客接点を作るために必要なメールマーケティング【初級編】
TikTok動画の保存方法【ツール別】
TikTok動画の保存方法は、ツールによって異なります。iPhone・Android・PCに分けて、保存方法をご紹介します。
【iPhone】TikTok動画の保存方法
まずは、iPhoneでTikTok動画を保存する方法をご紹介します。TikTokのアプリから、保存したい動画を表示させてください。
出典:TikTok
次にシェアのアイコンをタップします。
よくシェアをする相手や自分のSNSのアイコンに加え、アクションの選択肢が表示されます。動画やログインの状態によっては「ダウンロードする」という選択肢も表示されます。表示されたときは、ダウンロードをクリックすると、お気に入りの動画の保存が可能です。
ただし、「シェア」のアイコンをタップしても、以下のように「ダウンロードする」の選択肢が表示されないこともあるようです。
その場合は1つ前の画面に戻り、「タグ」のアイコンをタップしてください。TikTok内の「プロフィール」に保存(セーブ)されるため、いつでもお気に入りの動画を閲覧できるようになります。
【Android】TikTok動画の保存方法
AndroidでTikTokの動画を保存する方法をご紹介します。TikTokアプリから、お気に入りの動画を開きましょう。「シェア」のアイコンをタップしてください。
出典:TikTok
シェアをするツールの下に、「ダウンロードする」という選択肢が表示されます。タップしてください。
音声がカットされる旨に同意する場合は、「ダウンロード」を選択してください。音声も含めて保存したい場合は、1つ前の画面に戻り「タグ」のアイコンをクリックしてください。TikTok内のプロフィールに保存(セーブ)され、音声付きでいつでも楽しめます。
【PC】TikTok動画の保存方法
PCでTikTokの動画を保存する方法をご紹介します。検索画面の検索窓に「TikTok」と入れて検索しましょう。以下の文字列をクリックしてください。
出典:Google
保存したい動画を表示させ、動画の画面上で右クリックします。
出典:TikTok
「動画をダウンロードする」を左クリックします。
「名前をつけて動画を保存する」を選択してください。名前は何でも問題ありません。
保存方法:TikTok動画をロゴなし・IDなし
TikTok動画は、ロゴやIDが表示された状態で保存されます。TikTok動画をロゴなし・IDなしで保存するためには、外部アプリの利用が必要です。
また、TikTokアプリ内に保存しないときは、動画の音声が自動で消去されます。音声ありの状態でTikTokアプリ外に保存したいときも、外部アプリの利用が必要です。
ただし、TikTokアプリと外部アプリの連携可否については、TikTokの規約には明記されていません(2023年11月15日現在)。規約違反に当たるかどうかは不明ですが、連携することでトラブルが生じる可能性があるため注意が必要です。連携するときは自己責任でお願いいたします。
保存方法:TikTok動画を画像で
TikTokの動画を画像としても保存できます。データ容量を抑えられるため、ストレージの残量が少ないときにもおすすめです。また、画像として保存すると、待ち受け画面などにも活用できます。
まずは好きなツールでTikTokを開き、お気に入りの動画を表示してください。「シェア」のアイコンをタップしましょう。
出典:TikTok
選択肢の中の「GIFでシェア」を選びます。なお、「GIFでシェア」は右の端に表示されることが多いです。「シェア」のアイコンをタップしても表示されていないときは、シェアの選択肢のページを右にスワイプしてみてください。
「動画ステッカーを作成」をタップします。
右上に表示されている「作成する」をタップすると、動画が画像として保存されます。そのまま再生するとパラパラ漫画のように楽しめます。
保存方法:自分が作成したTikTok動画
TikTokアプリを使って作成した動画も、保存可能です。下書きの状態でも保存できるため、加工を後でするときにもぜひ保存しておきましょう。
なお、自分で作成した動画を保存する手順は、ツールによって異なることがあるため注意してください。今回はAndroidでの保存方法をご紹介します。
自分が投稿したTikTok動画の保存方法
まずはTikTokのプロフィール画面から、自分で投稿した動画を開いてください。これから動画を撮影する場合は、撮影終了画面を開いた状態にしておきましょう。次に「・・・」をクリックしてください。
出典:TikTok
選択肢として「ダウンロードする」が表示されます。タップして選択すると、自分が撮影した動画が保存されます。
TikTokの下書き動画の保存方法
動画の公開範囲を「非公開」に設定すると、動画を下書き状態で保存できます。すでに公開した動画も、公開範囲を「非公開」に切り替えることで、下書き状態での動画として保存できます。
ダウンロード(保存)する際の注意点
TikTok動画は、すべてダウンロード(保存)できるわけではありません。ダウンロードする前に、次の注意点を確認しておきましょう。
● 保存が許可されている動画か確認する
● 無断転載や二次利用は禁止されている
● 著作権の関係で音声がカットされる場合がある
それぞれのポイントを解説します。
保存が許可されている動画か確認する
動画によっては、保存が許可されていないものもあります。保存が許可されていない動画をダウンロードするとトラブルに発展する可能性があるため、ダウンロード前に保存可能か確認してください。
無断転載や二次利用は禁止されている
TikTok動画の保存は、あくまでも個人的に楽しむために行います。知らない間に著作権を侵害してしまうこともあるため、注意が必要です。
例えば、次のような行為は、訴訟や損害賠償に発展することもあります。
● 保存した動画をSNSなどで再投稿する
● 保存した動画を販売する
● 保存した動画をアレンジして再投稿する
動画や画像には著作権が発生するため、私的利用以外で利用する場合や、営利目的で利用する場合は著作権を侵害したとみなされることもあります。実際に訴訟や損害賠償につながったケースも少なくありません。
また、有料で販売しない場合でも、営利目的とみなされるケースもあります。例えば、無料ダウンロードできるサービスに第三者が作成した動画を無断で使用した場合、ほかの有料サービスの販売促進につながっているとも考えられるため、営利目的で動画を使用したとみなされるかもしれません。ダウンロードした動画は、個人的に楽しむ以外の用途には用いないようにしてください。
著作権の関係で音声がカットされる場合がある
TikTok動画は、著作権の関係で音声なしで保存されることがあります。外部サイトや外部アプリを利用すると、音声を残したままダウンロードできることがありますが、その場合も著作権に留意してください。あくまでも個人的に楽しむために使用し、再投稿や販売などはしないことが原則です。
TikTok動画が保存できない原因と対処法
ご紹介した方法では、TikTok動画が保存できないことがあります。TikTok動画が保存できない原因と、それぞれの対処法を解説します。
動画の許可設定を確認する
スマートフォンのダウンロード設定が許可されていない可能性が想定されます。iPhoneは「設定」から、Androidは「権限」から確認してみましょう。ここではAndroidで手順をご紹介します。
まずは画面上部から下にスワイプしてください。右下の設定アイコンをタップします。
次に「プライバシー」をタップしてください。
「アプリ」を選択します。
「TikTok」をタップしてください。画面上に「TikTok」が表示されていないときは、「すべてのアプリ」をタップしてから「TikTok」を選択しましょう。
「許可」をタップしてください。
「写真と動画」をタップして、権限が許可されている内容を確認してください。動画保存関連の権限が制限されている場合は、許可をしておきましょう。
アプリを最新バージョンにアップデートする
TikTokアプリや保存ツールのバーションが古いと、ダウンロードできない可能性があります。権限を許可しているにもかかわらず、ダウンロードできないときは、それぞれ最新バージョンにアップデートしてください。
通信環境を確認する
スマホの速度制限などで通信速度が極端に遅くなっている場合は、ダウンロードに時間がかかるだけでなく、ダウンロードの途中で作業が終了してしまうことがあります。
通信環境に問題がないか確認してみましょう。また、ブラウザを使っている場合は、Wi-Fiに切り替え、Wi-Fi環境のある場所でダウンロードしてみてください。
TikTok動画を保存すると相手にバレる?
自分で作成したTikTok動画以外をダウンロード(保存)しても、投稿者に知られることはありません(2023年11月23日時点)。お気に入りの動画をスマートフォンやパソコンのフォルダに保存し、個人的な楽しみとして利用しましょう。
ただし、以下の場合は投稿者に通知が届きます(2023年11月23日時点)。
● 「いいね」をしたとき
● コメントをしたとき
● TikTokアプリ内に保存(セーブ)したとき
● ダイレクトメッセージを送ったとき
なお、TikTokのルールは変わることがある点に注意が必要です。将来的には、動画を自分のスマートフォンやパソコンに保存したときに、投稿者に何らかの手段で伝わるようにルールが変更される可能性も想定されます。
まとめ:TikTok動画は規約に注意しながら保存しよう
TikTok動画は、スマートフォンやパソコンのフォルダに保存できます。ただし、著作権の関係で音声なしとなる可能性があるため、音声付きで保存したいときは、TikTokアプリ内に保存(セーブ)してください。ほかのアプリやツールを使って音声付きで保存できることもありますが、TikTokで推奨されているわけではないため、自己責任で保存しましょう。
また、保存した動画は、個人的な目的でのみ使用することも大切なポイントです。そのまま、あるいは加工して再投稿したり、商用利用したりすると、訴訟や損害賠償に発展しかねません。投稿者の権利を守るためにも、TikTokの規約を確認し、著作権に留意して活用しましょう。