ProFutureマーケティングソリューション|MarkeTRUNK

ProFutureマーケティングソリューションMarkeTRUNKはリードジェネレーションを中心としたソリューションです。HRプロや経営プロを中心としたマーケティング、人事データを活用したDSP、SEOに強いコンテンツマーケティングなどのマーケティングソリューションと情報を提供しています。

RSSとは?基本的な仕組みと使い方を解説

2024.9.5
読了まで約 5

RSSは、1999年に登場したとされる、Webサイトで新しく更新されたページや記事の情報を配信する仕組みの一つです。

比較的古い技術であるため、昨今ではRSSが時代遅れだという見方もあります。しかし、現在でも様々なWebサイトでRSSを使用して更新情報が配信されており、上手に活用することができれば、効率的な情報収集に役立ちます。

本記事では、RSSについての基礎知識の解説や、類似の用語やサービスの違い、おすすめのRSSリーダーと上手な活用法について解説します。RSSの基本的な知識を得たい人や、様々なRSSリーダーの特徴を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

RSSとは?

RSSとはRich Site Summaryの略語で、Webサイトの更新状況を表示する仕組みのことを指します。RSSを使うことによって、RSSリーダーに登録した任意のWebサイトの新規ページや記事が追加された際に、自動的にタイトル・日付・ページの概要を取得できます。

RSSを使えば、チェックしたいサイトを個別に確認する必要がなく、複数サイトで更新されたページだけを一目で確認できます。

関連記事:Googleアラートの効率的な使い方と設定方法を解説します!

RSSの特徴

RSSには、主に2つの特徴があります。

● Webサイトのコンテンツを配信する
● RSSリーダーで読み込む

それぞれ順番に解説します。

Webサイトのコンテンツを配信する

RSSは、前述の通り「Webサイトの更新情報を配信する」仕組みです。RSSは、Webサイト上の更新情報や概要を配信するための文章上のルールを指します。

原則として、Webサイト側はRSSを受け取りたいユーザーへ向けて、Webサイトの更新情報や新規ページの概要をまとめた「RSSフィード」を配信します。Webサイトで配信されているRSSフィードを受け取るのが、RSSリーダーの役目です。

RSSリーダーで読み込む

更新状況を知りたいユーザーは、RSSリーダーというソフトウェアを使用していきます。RSSを取得する際には、XMLという言語を使用しています。このXMLで必要な情報(更新情報や概要)だけを読み取ることができるのが、「RSSリーダー」です。

RSSリーダーを使うことで、各ページに設定されているRSSフィードを読み取り、ユーザーに更新情報が届くという仕組みです。RSSリーダーはWebサイトで配信されているRSSフィードを読み込むものであるため、RSSリーダーを使用したい場合には、RSSフィードを設定しているページでなければなりません。

関連記事:Webの構造を紹介!Webサイトが動く仕組みを解説します

RSSとATOMの違いは?

ATOMも、Webサイトの更新情報を知る手段の一つです。RSSと名前こそ異なっていますが、基本的な機能は同じものです。

ATOMはRSSの機能に加えて、コンテンツを編集する機能も備えています。ATOMはRSSに改良を加えたものであり、ほぼ違いがないものという認識で大丈夫でしょう。

RSSとRSSフィードの違いは?

RSSとRSSフィードは混同されがちですが、それぞれ違うものです。RSSは、Webサイトの更新情報を配信する仕組みのことで、RSSフィードはRSSに基づいたデータ(ファイル)を指します。「仕組み」と、「その仕組みを利用したデータ」という違いと捉えてよいでしょう。

RSSの使い方

RSSは、下記の手順で始められます。

1. URLを調べる
2. RSSリーダーに調べたURLを登録する

それぞれ順番に解説します。

URLを調べる

まずは、RSSのURLを取得します。Webサイト上に表示されているRSSアイコンをクリックするだけで、RSSURLが分かります。

RSSアイコンがない場合は、RSSフィードを自動で取得・検出するツール(BeRSS)を使用しましょう。WebサイトのURLを入力するだけで、RSSURLを自動で検出できます。

RSSリーダーに調べたURLを登録する

次に、WebサイトのRSSURLを取得したら、RSSリーダー上の入力欄に登録していきます。RSS機能は、RSSリーダーがあって初めて使用できます。RSSURLを取得する前に、必ずRSSリーダーを準備しましょう。

RSSリーダーには、下記の種類があります。

● メーラー型:メールソフトのようにWebサイトの更新情報を確認できる
● プラグイン型:ブラウザに組み込んで使用できる
● 通知型:更新情報をポップアップで通知してくれる
● ティッカー型:デスクトップに設置できる
● ホスティング型:特定のWebサイトのアカウントでRSSを利用する

RSSリーダー毎の特徴や、使用しているデバイス、活用したいシーンに合わせて使いやすいものを選びましょう。

関連記事:WordPress(ワードプレス)で作ったサイトに最初に入れておきたいおすすめプラグインのご紹介

RSSリーダーおすすめ7選

RSSリーダーには様々なものがあります。おすすめのRSSリーダーは、下記の通りです。

● Feedly
● Inoreader
● Tiny Tiny RSS
● The Old Reader
● NewsBlur
● feeder
● Feedly Classic

それぞれの特徴を詳しく解説します。

Feedly

広く使用されている、ホスティング型の無料RSSリーダーアプリです。PCだけでなく、iOSやAndroidにも対応しており、スマホからでも更新情報を受け取れます。

Google・Apple・Twitter・Facebookなどのアカウントでログインして使用できます。TwitterやPodcastの更新情報にも対応しており、Webサイトに限らず幅広いコンテンツの更新情報を一挙に確認できます。

通知機能がないこと、日本語対応していないことに注意しましょう。Google Chromeの拡張機能を使用することで、更新情報の通知を受け取ることができます。

Inoreader

Inoreaderは、ホスティング型の無料RSSリーダーです。メールアドレスのほか、Facebookアカウント、Googleアカウント、Apple IDでログインして、PC・iOS・Androidで使用できます。

RSSアイコンが表示されていないWebサイトでもInoreaderのトップ上にある「フィードを新規追加」の欄に、更新情報を知りたいWebサイトのトップページのURLを入力するだけで、更新情報を受け取れます。

GoogleやTwitterだけでなく、DropboxやYouTubeのほか、様々なサービスとも連携できるため、お気に入りの記事をSNSでシェアしたり、保存したりすることができます。登録したRSSは自身でフォルダ分けできるため、仕事や趣味など幅広いジャンルに分けて管理できるのが魅力です。

有料版にアップグレードすることで、10分間隔でRSSを取得できるようになります。日本語にも対応しているため、英語のRSSリーダーが苦手な人におすすめのアプリです。

Tiny Tiny RSS

PC・スマホに対応している無料RSSリーダーです。他のRSSリーダーと比較すると、カスタマイズ性が高いことがTiny Tiny RSSの特徴だと言えます。

Tiny Tiny RSSはサーバーにインストールする必要があるため、自前のサーバーを用意しましょう。サーバーが必要であること・カスタマイズ性が高いことから、Tiny Tiny RSSを使うためにはプログラミング知識が要求されます。

日本語に対応していないため、注意が必要です。プログラミングに詳しい人や、RSSリーダーを自分好みにカスタマイズしたい人におすすめです。

The Old Reader

The Old Readerは、PCやスマホだけでなく、ブックマークレットでも使用できるRSSリーダーです。現在サービス終了しているGoogle Readerを模して作られているため、Google Readerユーザーだった人には最適なRSSリーダーでしょう。

更新情報を受け取りたいWebサイトのURLでRSSを取得でき、更新情報を受け取った際は通知でお知らせしてくれます。さらに機能拡張したい場合には、有料オプションもあります。日本語に対応していませんが、日本のWebサイトの閲覧は可能です。

NewsBlur

iOSとAndroidに対応しているRSSリーダーです。無料版では64サイトまで登録できるようになっており、それ以上のWebサイトを登録したい場合には有料版を使用することになります。

有料版では、ページのタグ付けや検索機能を利用できるため、利便性が高いのも特徴です。NewBlurもThe Old Readerと同様で、Google Readerと使用感が似ています。

有料版は2種類あるため、登録したいWebサイトが多い人や多機能を求める人、カスタマイズしたい人におすすめです。

Feeder

feederはPCのほか、iOSやAndroidで使用できます。読みたいWebサイトが分からない人に向けて、ジャンル別におすすめ記事をサジェストしてくれる機能があるため、RSS初心者の人でも楽しめる設計です。

スマホアプリ版もあるため、iPhoneやAndroidから更新情報のポップアップ通知を受け取ることができます。Feederは無料版と有料版に分かれており、無料版ではRSSの更新頻度が2時間間隔・広告表示されます。

有料版の場合は広告表示されることがなく、RSSの更新頻度が1分まで短縮されるのが特徴です。有料のビジネス版も展開されており、有料版の機能に加えてグループでRSSを共有したり、フォルダ分けをしたりできる機能も活用できます。

Feedly Classic

Feedly Classicは、上記で紹介したFeedlyの旧バージョンを再現したものです。Feedlyの大型アップデートに伴いUIを大きく変更したため「旧バージョンの方が使いやすい」という人に向けたRSSリーダーとなっています。

基本機能はFeedlyと同じものであるため、両方使ってみて使いやすい方を選びましょう。
Feedly Classicでは、ウィジェット等の現在のFeedlyで使用できる機能が一部使えないようになっています。

シンプルなUIで最低限の機能で十分、という人にはFeedly Classicのほうがおすすめです。

RSSを上手に活用するためのポイント

RSSは、上手に活用すれば趣味や生活だけでなく、ビジネスにも活用できるようになります。しかし、ただ愚直に気になるWebサイトを登録してしまうと、更新情報が流れてしまったり、必要な情報を見つけづらくなったりと、効率が悪いです。

使用しているRSSリーダーの機能を網羅して、ブックマーク機能や「後で読む」機能を活用し、記事のフォルダ分けをして必要な情報や記事が流れないように工夫しましょう。仕事や趣味で特定の事柄だけを情報収集する際には、検索機能を上手に使うのも手です。

また、RSSリーダーによっては溜まってしまった更新情報を一括で削除したり、特定の期間より前の記事だけ部分的に削除したりすることも可能です。どういった場面でどのような情報収集をしたいかによって、RSSリーダーを選定しましょう。

まとめ

RSSは時代遅れという声もありながら、現在でも情報収集に役立つ技術です。RSSを理解して、自身に合ったRSSリーダーを活用できれば、仕事の効率も上がることでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、RSSリーダーの選定や効率的な情報収集に役立ててください。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

メルマガ会員登録で最新マーケティング情報やトレンド情報、
セミナーイベント情報をチェック!

メールマガジンのサンプルはこちら

リード獲得などBtoBマーケティングにお困りではありませんか?
マーケティング施策に関するお問い合わせはこちら

アクセスランキング

  • 2024.8.20

    キャッシュとは?初心者でも分かる仕組みやキャッシュクリア(削除)の方法

  • 2024.11.28

    メールアドレス作成方法を解説!無料サービスも紹介

  • 2023.11.6

    文字化けはなぜ起こる?原因・理由と直し方、復元方法を解説

  • WEBマーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    マーケティングカテゴリの
    おすすめ記事

    SEOカテゴリの
    おすすめ記事

    おすすめ記事

    PAGE TOP
    閉じる
    2024.10.16

    マーケティング担当者必見!資料無料ダウンロード

    図解でわかる!Webマーケティングの仕事内容

    こんな方にオススメ!
    ・社内に詳しい人材がいないため何をしたらよいか分からない…
    ・Webマーケティングのどこから手を付けていいかわからない…

    マーケティングお役⽴ち資料資料ダウンロード