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ERPとCRMの違いとは?メリットや導入のポイントについてわかりやすく解説

2021.1.7
読了まで約 3

企業のシステム構築やマーケティングを担当されている方は、「ERP」や「CRM」という言葉を見聞きしたことがあるでしょう。なかにはシステム会社やコンサル会社から「ERPを導入しませんか?」と提案をされていたり、上司から「我社でもCRMを導入したい」と言われたりすることがあるかもしれません。

今回はERPとCRMの意味や両者の違い、導入のポイントについて解説します。

ERPとCRMそれぞれの意味と導入するメリット

まずはERPとCRMそれぞれの概要とメリット、そして両者の違いについて解説します。

●ERPとは何か。導入するメリットとは
ERPは「Enterprise Resource Planning」の略で、日本語にすると「経営資源計画」という意味です。具体的には複数部門が共通して使える基幹システムを指します。

企業には経理、人事、生産、製造、営業、販売などさまざまな部門の集合体ですが、それぞれが独自の方法で情報を管理して業務を進めている会社も少なくありません。

部署ごとで使っているシステムが異なると他部門と連携する際にロスが発生します。たとえば、経理に渡すために販売部門が売上データを集計してメールをしたり、生産現場で資材が足りなくなったときに伝票を起こして購買部門に仕入れを手配したりといった作業は効率的とはいえません。

このようなことから、会社内で統一した基幹システムを使って情報を共有すれば、こうしたロスが発生しにくくなり業務効率化や生産性アップが期待できます。経営者にとっては会社のさまざまな情報や数字が見えるようになるので、正確かつスピーディーな経営判断を下しやすくなるということがメリットとして挙げられます。

●CRMとは何か。導入するメリットとは
CRMとは「Customer Relationship Management」の略で、日本語にすると「顧客関係管理」という意味です。顧客の情報(個人情報や取引実績、商談の進捗状況、ニーズなど)をデータベース化して活用しやすくする営業・マーケティング支援システムです。

メリットは、CRMを導入して顧客情報を入力しておけば、取引先の名刺を見て連絡先を探す手間はなくなります。過去に取引があった顧客を訪問する、問い合わせがあった人にメールマガジンを送る、商品やサービスに関心がある人をセミナーに招待するなど、見込み客に的確なアプローチができるようになります。営業活動の進捗状況を確認して部下をフォローする、顧客動向を分析するなど、営業部門のマネジメントやマーケティングにも活用可能です。

CRMを使って業務効率化と見込み客に対への的確なアプローチが実現できれば収益アップが期待できます。

●ERPとCRMの違い
前述のとおり、ERPは「経営資源計画」という意味で、営業やマーケティングも含めた社内の情報を一元管理する基幹システムです。またCRMは「顧客関係管理」という意味で、顧客情報の管理に特化したシステムです。

会社全体のすべての部門で使えるものがERP、主に営業やマーケティング部門が使うのがCRMと考えるとわかりやすいでしょう。

ERP・CRMを導入する際のポイント

ERP・CRMを新しく導入する際にはどのようなことに気をつけなければいけないのでしょうか?どうすればより活用できるのでしょうか?ここからはシステムを導入する際のポイントについて考えていきましょう。

●ERP・CRMどちらを導入すべき?
会社のありとあらゆる情報を管理できるERPと顧客情報を管理できるCRM。単純に考えると守備範囲が広いERPさえ導入すればいいようにも思えます。確かに顧客情報を管理できる機能が付属されているERPシステムも存在します。しかし、使い勝手や機能性、拡張性を考えると、顧客管理をするなら営業支援に特化したCRMのほうが軍配は上がります。

ちなみに、ERPとCRMの連携ができるようなカスタマイズ性を備えたシステム、あるいは最初から連携を想定したシステムもあります。

●まずは目的を考える
システムをなんとなく導入するのではなく、まずは会社の課題を洗い出して目的を考えてみましょう。たとえば部署間での連携にロスが生じている、他部門の情報がわからないといった課題があるなら基幹システムであるERPを導入すべきです。

営業部門内で顧客情報や営業活動の進捗状況が共有されていない、顧客データを活用した営業活動やマーケティング施策を行いたい、営業部門やマーケティング部門のマネジメントを強化したいということであればCRMを導入しましょう。

●何ができるのか?確認しよう
ERP、CRM両方にいえることですが、「具体的にどんなことができてどんなことができないか?」をシステム会社の担当者に確認してみましょう。いざ導入したとしても必要な機能が備わっていないとなると無駄な投資になってしまいます。自社にあったスペックのものをしっかりと検討しましょう

活用事例なども参考にしてみるのもおすすめです。システムを有効に活用するためのヒントが得られるかもしれません。

●システムを使いこなそう
せっかく良いシステムを導入しても使いこなせなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。また、ある部署はシステムを使って情報管理をし、ある部署では変わらず紙でやりとりをしているなど、社内で足並みが揃っていないと効果は十分発揮されません。

あくまでERPやCRMはツールに過ぎません。システムを使いこなしてこそ業務や経営の効率化が実現し、会社の収益をアップという目標に到達するのです。そのためにも導入する目的は明確にして、導入後に従業員が必要な運用を共有できるように、準備や周知をすることも重要です。

まとめ

◆ERPとは、「経営資源計画」という意味で、具体的には複数の部門が共通して使える基幹システムを指す

◆CRMとは、「顧客関係管理」という意味で、顧客の情報(個人情報や取引実績、商談の進捗状況、ニーズなど)をデータベース化して活用しやすくする営業・マーケティング支援システムを指す

◆基幹システムとしてERPを導入することで会社全体の業務効率向上が期待できる

◆CRMを導入することでは、営業やマーケティングの効率化を図ることができる

◆目的や課題に合ったシステムを導入しないと十分に活用できず宝の持ち腐れになる

◆何ができるか?できないか?をシステム会社の担当者と打ち合わせをして明らかにしておくことが重要

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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『MarkeTRUNK』編集部

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