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LP(ランディングページ)を作る意味は?費用対効果を高める方法を解説!

2021.8.6
読了まで約 6

ECサイトやホームページの制作をしようとすると、LP(ランディングページ)といった言葉が頻繁に出てきます。LPとはどのようなものなのでしょうか。

本記事では、LPの意味、作る目的について解説していきます。そして、具体的なLPの制作工程や制作するうえでの注意点、費用対効果を高めるにはどうすればよいかという点についても説明していきますので、ぜひ参考にしてください。

LP(ランディングページ)とは?

LPとは、ランディングページのことを意味します。ランディング(Landing)とは、「着陸」「上陸」の意味で、飛行機が地上に到着する際に使用される言葉です。この意味を用いて、LPは「検索結果やWeb広告などを経由して表示される、ユーザーが最初にアクセスするWebページ」を一般的には指すのです。

しかし、マーケティング領域で使用される意味としては、さらに細かい定義がされており、「ユーザーのアクションを誘導することに特化した商品やサービスの紹介ページ」のことをLPと呼びます。

本記事でも後者の意味でLPという言葉を使用してご説明します。

関連記事:ランディング ページ(LP)って何?LPの種類や目的を説明します

LP(ランディングページ)の概要

ここからは、LPの概要を紹介していきましょう。

CVを獲得することに特化している

LPを制作する目的は、自社の商品・サービスの売上を向上させることです。そのためには、LPは「CV(コンバージョン)」獲得のためのページ作りに特化していなければなりません。

CVとは、サイト訪問者による商品・サービスの購入や問い合わせ、資料請求などの、売上に繋がる具体的なアクションのことを指します。英語の「conversion」は「転換」という意味ですが、具体的なアクションをしてもらうことで、特定できなかったユーザーの、氏名や連絡先を獲得し、ユーザーを特定できるように転換するということが、CVの意味なのです。

CV獲得のためには、LPは次のように作られることが一般的でしょう。

● 商品・サービス以外の情報を記載しない
● 他ページへのリンクを少なくする

LPでは、商品・サービス以外のCVにつながらない情報を排除しています。さらに、他ページへのリンクを少なくし、訪問者のCV確率を上げるのです。

また、LPはとてもシンプルに作られています。それはユーザーの購入や問い合わせというアクションを引き起こすために、マーケティングの観点からシンプルなページを表示させているのです。

縦長である

LPの目的は、自社の商品・サービスの売上を向上させるために、CVを獲得することです。そのためには、ユーザーに対して効果的なセールスプロモーションを行わなければなりません。そして、CVを獲得するためには、ページの構成として縦長にする必要があります。

集客から問い合わせあるいは購入へと誘導されるような作りにする場合、

「商品・サービスの説明→使用者の実例紹介→キャンペーン情報」といった構成になります。

しっかりとした論理展開によって1枚のページを構成した場合、自然とページが縦長になってくるのです。優れたLPは、巧みな通販番組などのセールストークを1枚のページで表現したものとも言えるでしょう。

ペルソナを具体的に絞り込んでいる

LPは、ペルソナを具体的に絞り込んで設計されます。ペルソナとは、自社の商品やサービスを利用する典型的なユーザー像のことを指します。ターゲットと似ていますが、ペルソナはより具体的にユーザーをイメージするため、年齢・性別だけにとどまらず、年収や趣味、家族構成やライフスタイルまで設定します。これにより、ユーザーの具体的なニーズを明確にすることができ、LPに盛り込むべき要素を絞り込むことができます。

より効果的に、適切な相手に対し、自社の商品やサービスを届けるため、マーケティングではペルソナの設定が重要になってくるのです。

関連記事:
今さら聞けない、マーケティングにおけるペルソナの作り方とは?
マーケティングに欠かせないペルソナの設定方法 なぜ必要か?どうやるのか?

LPの作り方と過程

ここからは、実際にLPを作るにはどうすれば良いのか、具体的な作り方と過程をご紹介します。

①:3C分析を行う

LPを作る前に、3C分析を行うようにしましょう。3C分析とは、3つのCを分析する方法のことで、マーケティング戦略を決定する際によく使用されます。

3つのCとは、下記のことを指します。

● Customer(顧客)
● Company(自社)
● Competitor(競合他社)

自社と競合他社、自社の顧客を調べ上げれば、自社を取り巻く環境が理解されます。その理解に基づいたマーケティング戦略を立てれば、LPの成功は約束されると言っても過言ではありません。

関連記事:3C分析とは?やり方や手順、テンプレートも紹介

②:ペルソナを絞り込む

次は、ペルソナを絞り込みましょう。ページを訪れたユーザーのCVを獲得するためのページがLPです。そのため、LPはユーザーのCVを獲得することを促す作りにしなければなりません。

LPを訪れるペルソナを絞り込み、より具体的な人物像を設定することで、CV率は向上します。このペルソナが具体的であればあるほど、LPのページの体裁をどうするか、どのように説得することが効果的なのかということが分かるようになるでしょう。

③:ワイヤーフレームを作成する

LPではCVを獲得するために、しっかりとした構成を作成する必要があります。そのために、ワイヤーフレームを作成するようにしましょう。ワイヤーフレームとは、Webページで配置されるコンテンツや必要情報などを一目で分かるようにした設計図のようなものです。

CVを効果的に獲得するためには、ペルソナに対して訴求力のあるページにしなければなりません。何を、どのように配置し、どういう表現でページを作成すればCV率を上げることができるのかということを視覚的に考えるために、ワイヤーフレームは強い力を発揮するでしょう。

特に大事なポイントは、CTA(購入ボタン)の設置場所です。CTAの場所を適切な場所に配置できるかどうかが、CV獲得に一番重要です。ワイヤーフレームを利用して、一番効果的なCTAの設置場所を考えるようにしてください。

関連記事:
CTA(Call to Action)とは?行動を喚起して成果を上げるWeb制作
SaaS企業に学ぶ、BtoBサイトのCTA設置ポイント

④:コンバージョンポイントを決定する

LPにおいてCVをより多く獲得するために必要になるのは、適切なコンバージョンポイントを決定することです。コンバージョンポイントとは、自社の売上に繋げるためにユーザーがアクションできる箇所のことを指します。

そもそもLPは1枚構成であるため、他のWebページに比べてCV率は高いです。コンバージョンポイントを決定すると、自社が目的としているCVへと誘導することが可能になり、コンバージョン率はさらに上昇するでしょう。

たとえば、商品を売ることを基本とする物販業は、「購入」や「サンプル請求」にコンバージョンポイントを設定します。また、人の行動を売ることを基本とするサービス業は、「問い合わせ」や「資料請求」などにコンバージョンポイントを設定することが多いと言われています。

CVを多く獲得し、売上を上げるためにも、自社の商品・サービスに適したコンバージョンポイントを決定することが大事になってくるでしょう。

⑤:広告やSNSで集客する

LPの効果を大きく、素早くするためには、流入量を増加させるのが重要です。LPの流入量を増やすためには、広告やSNSでの集客を積極的に行うようにしましょう。

広告には以下のような種類の広告があります。

● リスティング広告
● ディスプレイ広告
● 動画広告
● ネイティブアド
● 記事広告

リスティング広告は一番メジャーな方法ですが、それとあわせてディスプレイ広告や動画広告、ネイティブアドや記事広告を利用すると、流入量は増加するでしょう。そこに付け加えて、自社の商品・サービスに合ったSNSを利用するようにしましょう。TwitterやInstagramなどを利用した集客は、費用をおさえながら行うことも可能です。

関連記事:
リスティング広告とは何か?ディスプレイ広告との違いや運用するときの注意点も解説
動画広告の特徴を掴んで、マーケティングを最適化しよう!
若年層のSNS広告への反応を調査。インプレッションは50%前後、コンバージョン率が高いSNSはInstagram(株式会社Quartokyo調査)

⑥:LPO(ランディングページ最適化)を行う

LPOとは、「Landing Page Optimization」の略で、ランディングページ最適化のことです。LPOは、LPをユーザーのニーズに合わせて最適化することで、CV率を上げるマーケティング手法のことを指します。

LPOを適切に行うと、サイト訪問者の途中離脱を防ぐことができ、自社が求めるコンバージョンポイントまで導ける可能性が上昇するでしょう。そうすることで、LPの費用対効果を高めることができます。

LPOの手順としては、CV率や滞在時間、離脱率などを確認して、現在のLPにはどのような問題があるのかを発見していきます。そして、問題がある部分を修正し、ユーザーテストを繰り返すことで、ユーザーのニーズに合わせたLPにしていくという流れです。

LPOを行うことは、ユーザーからのCVをより多く獲得することにつながります。必ず行うようにしましょう。

LP(ランディングページ)を作る際の注意点

ここからは、LPを作る際の注意点について3つ紹介しましょう。

予算がかかることを念頭に置く

LPは、インターネット広告等を使用して集客するための目玉とも言えるページであるため、高いデザイン性が要求されます。そのため、自社で制作することは難しく、基本的にはWeb制作会社に依頼することになるでしょう。LPを作る際には、相応の予算がかかるということを念頭に置くようにしてください。

LPの制作費用相場は、1ページあたり10万~50万程度と言われています。スマホへの最適化・ページ追加の場合にはさらに料金がかかります。もし一般的なLPではなく、こだわりを持ったLPを制作したい場合は、1ページあたり50~60万円程度をかける必要があるでしょう。

複数のターゲットを設定しない

LPを制作する際には、詳細なペルソナ設定が必要であると述べてきましたが、多様なユーザーに対応するため、ペルソナよりもより大まかなターゲットを複数設定してしまおうと考える方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、LPを訪れたユーザーには様々な人が存在するでしょう。しかし、複数のターゲットに向けたLPを制作してしまうと、そのLPが誰を対象にしたものなのか混乱が生じ、結果的にCVを獲得することができなくなってしまいます。

もし複数のペルソナに向けたLPを制作したいのであれば、複数の種類のLPを用意しましょう。前述したように、流通経路によってLPを分けてもいいかもしれません。ただし、あくまでも1つのLPに対して、ターゲット設定は1つだけにしてください。

画像とテキストのバランスを加味する

LPでは、画像とテキストのバランスも加味して考えるようにしましょう。

ユーザーにより効果的なインパクトを与えるために、画像を多く配置しようと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、その考えは得策ではありません。画像が多すぎるLPを作成するデメリットは次の3つです。

● 情報量が少なくなる
● ページの読み込みが遅くなる
● 広告ランクが下がる

CVを獲得するためには、適切な情報量が必要です。つまりは、商品やサービスを説明するための文章が一定量必要になるということです。また、ページの読み込みが遅くなると、ユーザーがページから離脱する原因になってしまいます。さらには、LPに画像が多すぎると、広告ランクが下がってしまい、検索表示がされづらくなってしまうでしょう。

このような理由から、LPでは適切な情報量のテキストと画像を配置するようにしなければならないのです。

LP(ランディングページ)の費用対効果の高め方

最後に、LPの費用対効果を高める方法について解説していきましょう。

LPO(ランディングページ最適化)を必ず行う

上述したとおり、LPOを行うことは、ユーザーからのCVをより多く獲得することにつながります。必ず行うようにしましょう。

ターゲットが異なる場合は複数のLPを用意する

異なるターゲットが存在する場合には、1つのLPですべてのターゲットに対応するのではなく、ターゲットごとにLPを作成するようにしましょう。

たとえば、安い商品で満足するユーザーにアピールしたいものの、高級志向のユーザーにもアピールしたいという場合、どちらもターゲットにしたLPを作成するとなると、そもそも作成が難しくなります。デザインや文言なども、効果的なLPを作るためには変更する必要があり、統一感のないLPに仕上がってしまうでしょう。

また、異なるターゲットを網羅しようとすると、ほぼすべての人に向けた内容のLPになってしまいます。そうなると、ユーザーに訴求できる力を持ったLPにはならなくなります。

複数のターゲットに向けたLPは、LP制作の目的であるコンバージョン獲得が難しくなってしまいます。1ターゲットで1つのLPを徹底するようにしましょう。

まとめ:LPの費用対効果を高めましょう

LP(ランディングページ)とは、「ユーザーのアクションを誘導することに特化した商品やサービスの紹介ページ」のことを指します。

LPを制作したら、CV獲得のための手段を積極的に行うようにしましょう。訪問者を増やすためには、LPOや広告による集客を欠かさず行うことが必要です。

また、LPを制作するには外注する必要があるため、相応の費用がかかってしまいます。費用対効果をしっかり見据えたマーケティング戦略を立てるようにしましょう。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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