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E-A-Tとは?Googleがseo対策で評価する基準を解説!

2021.11.5
読了まで約 4

ビジネスに関わる方は必ず知っておいてほしい「E-A-T」という言葉。具体的な意味や、内容をご存知でしょうか?
「E-A-T」とは、Googleによる検索アルゴリズムの見直し(コアアルゴリズムアップデート)のことです。
Googleは定期的に検索アルゴリズムを見直していますが、その度に私たちもSEOの知識をアップデートしなくてはなりません。

この記事を読んで以下の流れを把握すればE-A-Tへの知識が深まり、E-A-Tを意識したサイトの運用ポイントが理解できます。

①E-A-Tを高める方法を知る
②E-A-Tが高いWebサイト・コンテンツ作り
③E-A-Tが高いことをGoogleに知らせる

ぜひ参考にしてみてください。

E-A-Tとは

GoogleがWebサイトのページ単位で評価をする際に重要視している基準のことです。

・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)

3つの概念の略で、それぞれの頭文字から取った造語です。

これらの概念はGoogle が公開した「検索品質評価者向けガイドライン」の中で定義され、非常に多くのページで説明されていることから、SEOを意識したサイト制作において重要な方法だと考えられています。
しかし検索品質評価者向けガイドラインで、定義が詳細に示されてはいません。GoogleがどのようなニュアンスでE-A-Tという言葉を使用しているのか、ポイント解釈のためにはガイドラインをよく読むことが重要です。

関連記事

・E-A-Tとは。Googleが求めるガイドラインを意識した施策を解説

・SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

Expertise(専門性)

Webサイト全体もしくはコンテンツの内容が専門性に特化した内容であるか、といった観点です。
幅広い内容のWebサイトよりも、一つの内容に絞ったコンテンツのほうが高く評価されます。サイトの運営者が専門家であったり、その分野の資格や経験を有する者、もしくは専門家の監修によって作成されたコンテンツの評価は、より高くなります。
専門性の観点は、後述する権威性・信頼性を高めるために最も重要な要素です。

例)
・テーマや特定のジャンルに特化する
・事実に基づいており、質の高い専門知識を発信する
・専門家が記事の監修をしている

Authoritativeness(権威性)

権威性は、コンテンツの内容だけでなく「誰が言っているか」を重視します。
例えば医療の知識について情報の正否をGoogleが判断することは難しく、個人の発信ではなく専門医のアドバイスや意見があることで「ユーザーにとって信頼できるコンテンツである」と判断しています。
専門性のあるコンテンツが、第三者によって優れた内容であると認識してもらうことで権威性の評価につながり、検索結果の上位に表示されます。

例)
・コンテンツの内容がSNSでシェアされている
・受賞歴やキャリアを掲載している

Trustworthiness(信頼性)

Webサイトの運営者情報やコンテンツの内容が信頼できるか?といった観点から、ページ全体の信頼性を評価しています。

例)
・プライバシーポリシーや規約などユーザーに対する責任や安全性の情報を公開している
・ウェブサイトがSSL化されている
・オリジナルのコンテンツである
・専門家や団体から推奨されている
・正しい情報を開示する

関連記事:エイチームが目指すデジタルマーケティングの勝ち筋とは? | エイチーム連載第1回

E-A-Tが重視される理由

なぜGoogleはE-A-Tを重視した評価方法を取り入れたのでしょうか?

一つは、低品質なコンテンツを排除するためです。
これまでは被リンクの数やテキストのボリュームなど「量」を重視したSEO対策も効果がありましたが、過去には人々の健康に影響を及ぼす誤った情報が発信されたWebサイトが検索の上位にくるなど、コンテンツの質の低下が問題になりました。
そこからページの専門性・信頼性・権威性を重視していく方向に変わっていったと推察されます。

過去のコアアルゴリズムアップデートの例)
・ペンギンアップデート(2012年)
SEOを過剰に駆使して検索結果の上位表示を狙うサイトや、スパム的な手法を用いるサイトなどを排除し、検索結果の品質を高めるために開発されました。

・ヴェニスアップデート(2014年)
ヴェニスアップデート(ベニスアップデート)ではユーザーが検索している場所の位置情報から、最適な検索結果を表示するアルゴリズムが実装されました。

・モバイルフレンドリー(2015年)
スマートフォンからの閲覧に適していない場合、ページ単位での順位を下げる仕組みです。
PCのユーザーよりもスマートフォンユーザーが増えたことに起因しています。

Google が掲げる 10 の事実にも挙げられている「ユーザーの利便性を追及する姿勢」は一貫しており、今後もコアアップデートによるSEO対策は必須です。

関連記事:アルゴリズムの意味とは?検索アルゴリズムの基礎から順位決定の要素まで詳しく解説

E-A-Tを高める方法

E-A-Tを対策しておくことにより、SEOで高い評価を得やすくなります。

いくつかの方法をご紹介します。

関連記事:SEO対策の基本を解説します!やり方や基本的な概念をポイントで説明

専門ジャンルに特化したサイト

できればコンテンツ単位ではなく、サイト単位で専門分野に特化した内容にすることが望ましいです。複数事業を展開している場合、事業内容ごとにWebサイトを運営することもあります。
雑多な内容よりも特化型のほうが、ユーザーが求めている情報をすぐに届けることができます。
さらに記事を誰が書いているのか分かること、書いている人に専門性があることが分かるとGoogleの評価も高くなります。

情報量を充実させる

Webサイトの情報を充実させ、ページの信頼性を認識させます。

・運営者や責任者の概要(名前、住所、電話番号)
・運営者や責任者の専門性を示すプロフィール
・お問い合わせページ
・プライバシーポリシー
・著作権表記
・受賞歴
・関連資格
・キャンセルポリシー(ECサイト)
・最新情報を掲載する
・WHOIS情報の開示

一次情報を発信する

一次情報とは「自分が直接体験をして得た情報」や「自ら行った調査で知り得た情報」のことです。実際の「体験談」は信憑性があるため、ユーザーにも安心感を与えます。
こういったお客様の声やユーザーレビューといった、信頼性のある一次情報はE-A-T対策の中でも有効です。

Googleマイビジネスの登録

Googleマイビジネスに登録すると、会社名・住所・電話番号・WebサイトのURL等が表示できます。Webサイトと紐付けられていることは、ユーザーからすると安心材料です。
登録するにはオーナーの認証が必要になるため、Googleへの信頼度も上げることができます。
また、Googleマイビジネスでは口コミも投稿できユーザーとのコミュニケーションツールになります。プラスの評価を受けた場合は良いですが、マイナスの評価であっても真摯に対応することで、さらなるマイナス評価の予防につながります。

関連記事:Googleマイビジネスの運用で得られる効果と影響

SSL化(HTTPS化)する

Googleは「SSL化が完了したWebサイトを優先的に評価する」と公言しており、SEO対策の中でもSSL化は必須事項です。
SSL化することで、WebサイトのURLが「http」から「https」へ変わります。通信が暗号化され、httpよりもセキュリティが高くなります。
GoogleからSSL化されていないページにアクセスしようとすると「保護されていない通信」と警告が出てくるように、GoogleでもSSL化を推奨していることがわかります。
ECサイトでは決済情報を送信しますし、資料請求やお問い合わせといった通信でも個人情報のやり取りが含まれます。通信が保護されることはユーザーを安心させ、さらなる信頼感へとつながります。

関連記事:ホームページの作り方を徹底解説します!初心者にも分かる方法6選と注意点

まとめ

今回は、ビジネスに関わっている方は知っておいてほしい「E-A-T」の基本的な意味とSEO対策上で必要な理由、具体的な対策をご紹介しました。
Webサイトを運営されている方の中に「Googleのアルゴリズムアップデートで順位が下落した」「サイト集客が上手くいかない」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

明確な定義がないため難しい指標ではありますが、Webサイトを運営する上で各要素の専門性、権威性、信頼性が大切であることを理解していただければと思います。
今回の「E-A-T」の基本となる意味を理解して、サイトの運営やSEO対策の参考にしてみてください。もちろんE-A-Tの施策だけを考えるのではなく、GoogleのWebサイトに対する考え方を理解し、丁寧な運用を心がけることが重要です。
今後もGoogleのコアアルゴリズムアップデートに合わせて最新のSEO対策を意識し、新たなコンテンツ施策をしていきましょう。

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監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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