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展示会1小間の出展ノウハウとは?狭いスペースでも商談を獲得する方法

2025.8.29
読了まで約 7

展示会に初めて出展する企業にとって、1小間や2小間の小スペースでの参加は一般的です。しかし、大手企業が4小間、8小間、10小間と大きなスペースで出展する中、自社の小さな展示ブースに来場者を引き付けられるか不安に感じる担当者も多いでしょう。

展示会初心者にとって、1小間の出展でも効果的なスペース活用により、大手企業のブースに負けない商談獲得が可能です。本記事では、狭いブースでも成果を上げるためのノウハウを紹介します。

まず重要なのは、1小間出展のデメリットを理解し、それを踏まえた戦略を立てることです。主なデメリットとして、人通りの多い位置の確保が難しい点、ブースの存在感が薄れやすい点、そして同時に対応できるスタッフ数に制限がある点が挙げられます。

これらのデメリットを克服するため、以下のポイントに注目しましょう。

・ブース設計の工夫:
・上部看板を最大限の高さまで設置し、視認性を高める
・壁面デザインで来場者の関心を引く
・開放面に近い位置に展示物を配置し、入りやすさを演出
・効果的な運営戦略
・ノベルティやチラシを活用した声かけで来場者を引き付ける
・簡潔かつ魅力的な製品・サービス紹介で商談獲得を目指す
・スタッフの配置と教育
・限られたスペースを最大限活用できるよう、スタッフの動線を事前に計画
・短時間で効果的なコミュニケーションができるよう、スタッフを訓練

これらの戦略を実践することで、1小間という限られたスペースでも、効果的な展示会出展が可能となります。展示会初心者の方々も、これらのポイントを押さえることで、より多くの商談機会を創出し、成功への第一歩を踏み出せるでしょう。

他のブースと比べた1小間のデメリット

展示会初心者にとって、1小間での出展は魅力的な選択肢かもしれません。しかし、展示会の会場に足を踏み入れると、大手企業の巨大なブースに圧倒されることがあります。特に設営日に他社のブースを目にすると、自社の小さなスペースで果たして商談を獲得できるのか不安になる担当者も多いでしょう。

1小間で出展する場合、そのデメリットを理解した上でブースの設計・運営を行うことが重要です。展示会初心者が知っておくべき1小間出展のデメリットは主に3つあります。これらを把握し、適切な対策を講じることで、効果的な展示会参加が可能になります。

1小間出展のデメリットを理解することは、展示会での成功に向けた第一歩となります。これらの課題を克服するための戦略を立てることで、限られたスペースでも最大限の効果を得ることができるでしょう。次のセクションでは、それぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

①人通りのある位置にブースを確保しづらい

多くの展示会では申込が早い、または小間数の大きい企業から位置が決定していきます。前者の場合、早いタイミングで申し込むことができれば、なるべく良い位置を確保できます。しかし、後者の場合は1小間では決まるのは後になります。展示会初心者の企業にとっては、この点が大きなハードルとなることがあります。

小間が大きい企業は会場の出入り口付近やメイン通り沿いの角に位置が決まり、1小間の企業はメイン通りから外れた通りになりやすく、道幅も狭くなり、そして、両側に他のブースがある状態になります。この状況は、展示会初心者にとって不利に感じるかもしれません。しかし、適切な戦略を立てることで、この不利な状況を克服することも可能です。例えば、ブースデザインを工夫したり、独自のアプローチで来場者の注目を集めたりすることで、人通りの少ない場所でも効果的な出展を実現できます。

②ブースの存在に気づいてもらいにくい

1小間は展示会でメイン通りから外れた通りになりやすいため、ブースの前を通る来場者の数が限られます。自社のブースが目当ての来場者以外は、ブースの存在に気づいてもらいにくくなります。展示会初心者にとって、この点は特に注意が必要です。

また、ブース前は1小間分の3mほどしかなく、かつ、メイン通りから外れるため道幅も狭くなります。そのため、プレゼンを行って認知してもらおうと積極的に動くのが難しくなります。展示会初心者の企業は、この制約の中でいかに来場者の注目を集めるかが重要な課題となります。

ブースの存在感を高めるためには、視覚的な工夫が欠かせません。例えば、鮮やかな色使いや独創的なデザインを取り入れたブース装飾を行うことで、遠くからでも目立つようにすることができます。また、デジタルサイネージやLEDディスプレイなどの最新技術を活用して、動きのある演出を取り入れるのも効果的です。

③同時に対応できるスタッフの数に上限

1小間の出展では、スペースが限られているため、同時に対応できるスタッフの数に上限があります。これは展示会初心者にとって重要な注意点です。ブース内で案内を行うスタッフ、ブース外で声かけを行うスタッフと合わせても、4~5人が限界でしょう。効果的な展示会運営のためには、この制限を考慮してスタッフ配置を行う必要があります。

スペースに対してスタッフの人数が多いと、来場者が物理的にも心理的にもブース内に入りにくくなります。これにより、接客できる来場者数が減少し、逆効果になってしまう可能性があります。展示会初心者は特に、適切なスタッフ数とブースレイアウトのバランスを慎重に検討することが重要です。限られたスペースを最大限に活用し、効率的な商談を実現するためには、スタッフの動線や役割分担を事前に綿密に計画することが成功への鍵となります。

1小間のブースに立ち寄る来場者

来場者のなかには何らかの製品・サービスを目的に持って訪れます。その製品・サービスのブースをまわった後は、メイン通りを歩きながら大手企業が出展する大きなブースをまわったり、気になるブースがあればメイン通りから小さな通りに入って見に行きます。

展示会初心者の出展者にとって、1小間のブースに立ち寄る来場者の特徴を理解することは重要です。多くの来場者は、事前に目的を持って特定のブースを訪れますが、その後は興味のあるブースを探しながら会場内を回ります。このとき、1小間のブースでも魅力的な展示や効果的な声掛けがあれば、立ち寄る可能性が高まります。展示会初心者は、来場者の動線や関心を考慮し、1小間という限られたスペースを最大限に活用することが求められます。

1小間のブース設営ポイント

ブース位置が悪く、スペースが狭い1小間で効果を出すブースの設営ポイントは3つあります。展示会初心者の方は、これらのポイントを押さえることで、限られたスペースを最大限に活用できます。

1つ目は、ブース上部看板を既定の高さまで設置すること。2つ目は、ブース壁面を効果的に使って来場者の関心を惹くこと。3つ目は、ブースの開放面に近い位置にパネルやモニターを配置することです。

これらのポイントを意識することで、展示会初心者でも1小間という狭いスペースでも存在感を出し、来場者の目を引くブース設営が可能になります。特に、壁面デザインや配置には工夫を凝らし、自社の製品やサービスの魅力を効果的に伝えられるよう心がけましょう。

また、ブース内のレイアウトは、来場者の動線を考慮して設計することが重要です。スムーズな案内や商談ができるよう、展示物やカタログ、商談スペースの配置にも気を配りましょう。これにより、1小間という制限された空間でも、効率的な運営が可能になります。

①ブース上部看板は既定の高さまで

ブースの上部に掲載する看板は来場者の目に留まりやすいように、展示会の装飾規定にあるブースの高さ上限まで設置します。これは展示会初心者にとって重要なポイントです。上部看板を最大限に活用することで、遠くからでもブースの存在をアピールすることができます。また、展示会の雰囲気に慣れていない初心者の来場者にとっても、高い位置にある看板は視認性が高く、目的のブースを見つけやすくなります。看板のデザインや内容も重要ですが、まずは高さを最大限に活用することが、展示会での存在感を高める第一歩となります。特に1小間の狭いスペースでは、この上部看板が来場者の注目を集める重要な要素となるため、展示会初心者の出展者は必ず押さえておくべきポイントです。

②ブース壁面で来場者の関心を惹く

1小間の場合、両サイドに他のブースが並ぶ1面開放になりやすいです。その場合、ブース上部看板は開放面に対し並行して設置されるため、ブースの正面前に行くまで看板を認識することができません。展示会初心者の方でも、この点に注意して効果的なブース設計を行うことが重要です。

そこで、ブースの壁面を活用して来場者の関心を惹くことが大切になります。具体的には、以下のような方法が効果的です。

●大きな文字やグラフィック: 遠くからでも目に留まるような、インパクトのある大きな文字やグラフィックを使用する
●商品やサービスの特徴: 自社の製品やサービスの特徴を簡潔にまとめたキャッチコピーを掲示する
●動画やデジタルサイネージ: 動きのある映像を使って、来場者の目を引く

展示会初心者の方も、これらの方法を組み合わせることで、1小間という限られたスペースでも効果的に来場者の注目を集めることができます。ブース壁面を最大限に活用し、自社の魅力を効果的にアピールしましょう。

③ブースの開放面に近い位置に配置

ブース内のレイアウトは開放面に近い位置にパネルやモニターを設置し、ブースの前を通る来場者に見えるようにします。また、開放面に近い位置にすることで、来場者のブース内に入る心理的なハードルを下げる効果もあります。展示会初心者の方は、この配置のポイントを押さえることが重要です。さらに、製品やサービスのサンプルなども開放面に近づけて配置することで、通行人の目を引きやすくなります。展示会での効果的なブース運営のために、来場者の動線を考慮しつつ、魅力的な展示物を開放面近くに配置することで、より多くの方々にアプローチできる可能性が高まります。

1小間のブース運営ポイント

展示会の当日は、ブース外での声かけとブース内での案内が重要です。1小間という限られたスペースでも、効果的な運営で多くの商談を獲得することができます。展示会初心者にとっても、以下のポイントを押さえることで成果を上げやすくなります。

まず、ブース外での声かけでは、通行人の注目を集めることが大切です。ノベルティやチラシを活用し、短時間で興味を引く工夫が必要です。展示会初心者の方は、事前に声かけの練習をしておくと良いでしょう。

次に、ブース内での案内では、製品やサービスの説明を簡潔に行うことがポイントです。来場者の時間は限られているため、商談獲得に必要な情報に絞って伝えることが重要です。展示会初心者の方は、説明内容を事前に整理し、ポイントを押さえておくことをおすすめします。

また、1小間の狭いスペースを有効活用するために、スタッフの配置や動線にも気を配りましょう。来場者が入りやすい雰囲気づくりと、効率的な案内ができるレイアウトを心がけることで、商談の機会を逃さずにすみます。

最後に、展示会中は常に来場者の反応を観察し、必要に応じてアプローチ方法を調整することも大切です。1小間のブースでも、これらのポイントを押さえた運営を行うことで、効果的な展示会出展が可能となります。

①ノベルティとチラシを活用した声かけ

1小間の出展では、ブース内への集客はすべてブースの前で行うと言っても過言ではありません。展示会初心者にとって、この短い時間での声かけは大きな課題となります。ブース前の3mほどの間で、通りかかった来場者に声をかけ、ブース内へ誘導しなければいけません。その時間は10秒から30秒と非常に短い時間です。この限られた時間を最大限に活用するため、ノベルティやチラシを効果的に使用することが重要です。

例えば、展示会初心者でも取り組みやすい方法として、来場者の興味を引くようなユニークなノベルティを用意し、「こちらの○○、無料でお配りしています」といった声かけから始めるのが効果的です。また、チラシを手渡しする際には、「弊社の新製品について簡単にご説明させていただいてもよろしいでしょうか?」など、来場者とコミュニケーションを取るきっかけを作ることが大切です。このような工夫により、短時間でも来場者の注目を集め、ブース内への誘導につなげることができます。

関連記事:はじめての展示会出展 – ブースを活かすオペレーション

②製品・サービスの紹介は商談を獲得するのに必要な内容

なるべく多くの来場者とコミュニケーションを取り商談を獲得していくためにも、製品・サービスの紹介を1から10すべてを話すのではなく、あくまで商談を獲得するのに必要な内容を留めます。展示会初心者の方は、特に注意が必要です。まず、来場者の関心を引く キーポイント を3つほど絞り込み、簡潔に説明することがおすすめです。例えば、「他社との差別化ポイント」「導入による具体的なメリット」「費用対効果」などを重点的に伝えることで、来場者の興味を引き出せます。また、展示会の特性上、限られた時間で多くの方と接する必要があるため、説明は2〜3分程度に抑えるのが効果的です。その後、興味を示した来場者には、より詳細な説明や資料提供を行い、後日の商談につなげていくことが重要です。このように、展示会初心者でも効率的に商談を獲得できる戦略を立てることが、1小間での成功につながります。

関連記事

・展示会後にやるべきナーチャリングとは?展示会の費用対効果を最大化

・はじめての展示会出展 – アフターフォロー

まとめ

展示会初心者にとって、1小間での出展は効果的なスペース活用が重要

1小間のデメリットは①人通りのある位置にブースを確保しづらい、②ブースの存在に気づいてもらいにくい、③同時に対応できるスタッフの数に上限がある

1小間のブース設営ポイントは、①ブース上部看板は既定の高さまで、②ブース壁面で来場者の関心を惹く、③ブースの開放面に近い位置に配置

多くの商談を獲得していくポイントは、ノベルティとチラシを活用した声かけと、製品・サービスの紹介は商談を獲得するのに必要な内容に留めること

展示会初心者でも、これらのポイントを押さえることで、1小間のスペースを最大限に活用し、効果的な出展が可能

事前準備と当日の運営戦略を立てることで、狭いスペースでも大手企業に負けない商談獲得が実現できる

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監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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