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ディスプレイ広告の種類は?リスティング広告との違いや基礎知識をご紹介

2025.9.16
読了まで約 7

インターネット広告の市場規模は年々拡大を続けており、多くの企業やマーケターが自社のビジネスやサービスの価値向上のためにインターネット広告を活用しています。私たちの日常生活においても、Web利用時にインターネット広告を目にする機会は非常に高くなっています。この背景には、スマートフォンの急速な普及やインターネット環境の整備拡大により、インターネット広告とWeb利用ユーザーを繋ぐポイントが増加したことが挙げられます。

インターネット広告の中でも、特に注目を集めているのがディスプレイ広告です。多くの方がリスティング広告を思い浮かべるかもしれませんが、近年ではディスプレイ広告を活用してビジネスやサービスの拡大を目指す企業やマーケターが急増しています。リスティング広告も大きな効果を発揮しますが、ディスプレイ広告にはリスティング広告では補えない独自の機能が数多く存在します。

本記事では、ディスプレイ広告の基礎知識や特徴、そしてリスティング広告との違いなどを詳しく解説していきます。ディスプレイ広告の種類や効果的な活用方法についても触れていきますので、インターネット広告戦略の立案に役立つ情報を得ることができるでしょう。

関連記事:リスティング広告の基礎知識を解説。メリットや特徴とは?

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ディスプレイ広告とは

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリ上の広告枠に画像・動画・テキストで配信される広告の総称です。AIを活用した商品レコメンドや、ユーザー行動に応じて動的に内容が変わるクリエイティブも一般化しています。バナー・コンテンツ連動型広告・動画広告など多様な形式が存在します。

普段、Web利用ユーザーがディスプレイ広告との接触機会は多く存在します。インターネット環境を活用し、さまざまなWebサイトを観覧している際に、サイトのあらゆる場所に画像や動画にテキストが加わったディスプレイ広告が数多く表示されているのです。テキストのみだけには留まらず、画像や動画を使用して広告の表示が可能となるため、Web利用ユーザーの目に留まりやすく、ビジネスやサービスの拡大に大きく効果を発揮します。

また、ディスプレイ広告には詳細なターゲティング機能が数多く用意されている特徴もあり、広告配信目的に合わせ、さまざまなユーザーシグナルを加味して効果的に目標となるユーザーへアプローチすることが可能となります。このターゲティング機能を活用することで、広告主は自社のターゲット層に合わせた効率的な広告配信を行うことができます。

ディスプレイ広告の魅力は、その視覚的なインパクトと柔軟な配信オプションにあります。テキスト、画像、動画を組み合わせることで、ブランドメッセージを強力に伝達し、ユーザーの興味を引くことができます。さらに、リターゲティングなどの高度な配信技術を用いることで、過去に自社サイトを訪れたユーザーに対して再度アプローチすることも可能です。

このように、ディスプレイ広告は多様な表現方法と精密なターゲティングを組み合わせることで、効果的なマーケティング戦略の重要な一翼を担っています。広告主にとっては、ブランド認知度の向上から具体的な商品・サービスのプロモーションまで、幅広い目的に対応できる強力なツールとなっているのです。

ディスプレイ広告の種類

ディスプレイ広告の種類は、主に2つのプラットフォームによって提供されています。1つ目は、Googleが提供するサービスである「GDN(グーグルディスプレイネットワーク)」です。2つ目は、Yahoo!が提供する「Yahoo!広告・ディスプレイ広告」です。これらのディスプレイ広告プラットフォームには、それぞれ特徴があります。

Google広告は世界規模での広告配信が可能であり、グローバルな展開を目指す企業に適しています。一方、Yahoo!広告は日本国内向けの広告配信に特化しているプラットフォームです。国内市場をターゲットとする企業やサービスにとっては、Yahoo!広告が効果的な選択肢となるでしょう。

両プラットフォームとも、テキスト、画像、動画などの多様なクリエイティブを使用できる点が共通しています。これにより、ディスプレイ広告は視覚的にも魅力的な広告表現が可能となり、ユーザーの注目を集めやすいという特徴があります。

また、ディスプレイ広告は、それぞれのプラットフォームが持つ豊富なユーザーデータを活用したターゲティング機能を備えています。これにより、広告主は自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーに対して、効率的にアプローチすることができます。

Googleディスプレイ広告について

前述の通り、Googleディスプレイ広告は、Googleが提供するインターネット広告の一種で別称は「GDN(グーグルディスプレイネットワーク)」です。
自社のビジネスやサービスを、Googleディスプレイ広告を通してさまざまなWeb利用ユーザーに幅広くアプローチすることが可能となります。配信先は、Googleが運営するGmailやYouTubeをはじめとし、国内外200万以上のWebサイト/アプリで、AIによるオーディエンスターゲティングや動画広告が拡大中です。テキストの他にも画像や動画を使用したクリエイティブを使用することで、視認性も高まり多くのユーザーとのタッチポイントが生まれます。

また、Googleの利用者数は世界トップシェアを誇ることから、膨大な数の利用者データがGoogleには蓄積されています。その質の高い詳細な蓄積データをターゲティングに活用することで、広告配信目的に最もマッチするWeb利用ユーザーを見極め、精度の高いターゲティングが叶います。さらに、ディスプレイ広告の特性を活かし、リマーケティングやコンテキスト配信など、多様な配信手法を駆使することで、効果的な広告運用が可能となります。

関連記事:
GDNとは?ディスプレイ広告とリスティング広告の違い、活用法を解説

Yahoo! ディスプレイ広告について

Yahoo!が提供するディスプレイ広告は、Yahoo! JAPANが運営するWebサイトやアプリ上に広告を配信するサービスです。日本国内向け配信に強みがあり、リッチメディアやAIターゲティング、オーディエンスリスト連携などが増加しています。Googleディスプレイ広告と同様に、広告配信枠にテキスト、画像、動画などのクリエイティブを使用することが可能です。これにより、自社のビジネスやサービスを視覚的に訴求し、Web利用ユーザーへ効果的にアプローチすることができます。

Yahoo!ディスプレイ広告は、クリック数や再生回数など、広告主の多様な配信目的に合わせて活用できる特徴があります。また、Yahoo!が蓄積している豊富なユーザーシグナル(性別、興味関心、年齢、地域など)を基にした精密なターゲティングが可能で、目標とするユーザーへ的確にリーチすることができます。

さらに、Yahoo!ディスプレイ広告は日本国内に特化したプラットフォームであり、国内のユーザー行動や嗜好を熟知したターゲティングが可能です。これにより、日本市場に焦点を当てたマーケティング戦略を展開する企業にとって、非常に効果的なツールとなっています。

関連記事:現代のWeb広告市場を支えるYahoo!広告の存在とは

ディスプレイ広告の料金体系

ディスプレイ広告の料金体系について、詳しくご紹介していきます。
効果的なディスプレイ広告運用のためには、料金体系を理解することが不可欠です。実際のディスプレイ広告の料金体系には、主に3つの課金方式が採用されています。これらの課金方式にはそれぞれ異なる特徴があるため、広告主の目的や予算に応じて適切な方式を選択することが重要です。

3つの課金方式は以下の通りです。

  1. クリック課金:広告がクリックされた時のみ費用発生。生成AIによる最適単価設定が自動化されているケースも増加
  2. インプレッション課金:広告表示1,000回ごとに課金。大規模リーチや動画インストリーム広告で主流
  3. コンバージョン課金:成果発生時のみ費用発生。一定条件を満たすアカウントでのみ利用可

各課金方式の特徴をしっかりと把握することで、自社のマーケティング戦略に最適なディスプレイ広告の運用が可能となります。また、これらの課金方式を組み合わせることで、より効果的な広告キャンペーンを展開することができるでしょう。

上記以外では、新課金方式として動画広告・生成AI連動クリエイティブでの「ビューアブル課金」や「AI自動最適化型」なども選べるようになっています。

クリック課金

クリック課金は、ディスプレイ広告において最も一般的な課金方式の一つです。この方式では、表示された広告がクリックされた時にのみ費用が発生します。別名PPC広告(Pay Per Click)とも呼ばれ、広告主にとって効率的な予算管理が可能となります。

クリック課金の大きな特徴は、広告が表示されただけでは費用が発生せず、ユーザーが実際に広告をクリックした時点で課金される点です。これにより、広告主は実際のユーザーの関心度合いに応じた支払いが可能となり、広告費用の無駄を最小限に抑えることができます。

また、クリック課金方式では、クリック単価が最終的な費用決定に重要な役割を果たします。クリック単価は、広告表示目的とする各キーワードや市場の動向により変動します。人気の高いキーワードほど競合他社も多くなるため、クリック単価が高騰する傾向があります。

さらに、多くのディスプレイ広告プラットフォームでは、算出されたクリック単価を基にオークション形式での入札制度が採用されています。このオークションでは、入札単価だけでなく、広告の品質や関連性なども評価ポイントとなります。これにより、単に高額な入札を行うだけでなく、ユーザーにとって価値のある広告を作成することが重要となります。

クリック課金方式は、広告主がより正確に広告効果を測定し、ROI(投資収益率)を最適化するのに役立ちます。ただし、クリック詐欺などのリスクもあるため、適切な監視と管理が必要です。効果的なディスプレイ広告キャンペーンを実施するには、クリック課金の仕組みを十分に理解し、適切な戦略を立てることが重要です。

関連記事:PPC広告とリスティング広告の違いとは? 定義や活用事例について解説します!

インプレッション課金

インプレッション課金とは、ディスプレイ広告において広告の表示回数によって費用が発生する仕組みです。通常、広告の表示が1,000回ごとに費用を支払うシステムが採用されており、インプレッション数が最大になることを目的に広告の表示が実施されます。これにより、より多くのWeb利用ユーザーへ幅広くアプローチすることが可能となります。インターネット広告においてインプレッション課金は、クリック課金と並んで主流となる課金方式であり、インターネット広告のさまざまな場面において活用される代表的な課金方式です。

特に、ブランド認知度の向上や新製品の告知など、広く多くの人々に情報を届けたい場合に効果的です。また、インプレッション課金は、広告が実際にクリックされなくても費用が発生するため、広告主は効果的なクリエイティブの作成や適切なターゲティングの設定に注力する必要があります。これにより、質の高い広告運用が促進される効果も期待できます。

関連記事:インプレッション(impression)の意味とは!初心者にも分かる仕組みや概念を徹底解説!

コンバージョン課金

コンバージョン課金とは、ディスプレイ広告において、広告表示に対して設定した最終目標や成果が達成された際に、はじめて広告費用が発生する仕組みです。広告がクリックされただけでは費用は発生せず、あらかじめ設定したコンバージョン目標が達成された場合のみに限定され、コンバージョン1件における費用も自由に設定できる特徴があります。

一見、無駄な費用が掛からず、とてもお得に見えるコンバージョン課金ですが、Google広告では、過去30日間にコンバージョン数が100件以上を記録していることや、獲得したコンバージョンの90%以上が、実際にユーザーが広告をクリックしてから1週間以内に発生しているといった制限が課せられるため、利用をお考えの際には注意が必要です。

また、コンバージョンに至った際に費用が発生するため、日別で費用を管理、把握したい際には費用が安定せず、予算管理に影響を及ぼす場合もあります。そのため、ディスプレイ広告の運用において、コンバージョン課金を選択する際は、これらの特徴や制限を十分に理解し、自社の広告目標や予算に適しているかを慎重に検討することが重要です。

ディスプレイ広告とリスティング広告の違い

ディスプレイ広告とリスティング広告は、インターネット広告において最も重要な広告手法であり、広告運用を成功に導く大きなポイントです。両者の根本的な目的は広告表示ですが、アプローチするユーザー層や広告表示の仕様に大きな違いがあります。

  • リスティング広告は検索結果連動・顕在ニーズ層向けで、テキストが主。

  • ディスプレイ広告は潜在層ターゲティング、動画・画像・AI生成クリエイティブが主流化。B2B業界でも認知拡大・資料請求獲得に活用する事例が増えています。

リスティング広告は、「広告見出し・リンク先URL・説明文」の3要素でテキストのみで構成されます。検索エンジンを利用するユーザーの検索キーワードに関連した広告が検索結果ページに表示されます。これにより、顕在化したニーズを持つユーザー層に即座にアプローチできるため、コンバージョン達成率が比較的高い傾向にあります。

一方、ディスプレイ広告は、テキストだけでなく画像や動画など様々なクリエイティブを使用できます。これにより、商品やサービスを視覚的にユーザーに訴求することが可能です。ディスプレイ広告は、潜在的なニーズを持つユーザー層に効果を発揮し、新商品やサービスの認知拡大、ブランディング向上など、多角的な目標に対応できます。

両者の違いを理解することで、広告主は自身の目的に合ったユーザー層に効果的にアプローチでき、広告効果を最大化することができます。例えば、新規顧客獲得を目指す場合はディスプレイ広告を活用し、即時の購買行動を促したい場合はリスティング広告を選択するといった戦略が考えられます。

ディスプレイ広告とリスティング広告は、それぞれ独自の強みを持っており、広告主の目的や対象ユーザーの状況に応じて使い分けることが重要です。両者を適切に組み合わせることで、より効果的な広告キャンペーンを展開することが可能となります。

まとめ

ディスプレイ広告の多様化とAI活用進展で、企業の広告戦略はより複雑・高度化しています。2025年以降は動画広告やAI生成クリエイティブ、パーソナライズドターゲティングが標準となりつつあり、従来型のバナー広告施策に加えて「AI×データ活用型戦略」が求められています。自社の目的に応じて適切な広告フォーマット・課金方式・配信プラットフォームを選定し、持続的な効果最適化を目指しましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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