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ウェビナーを成立させるためのツールを紹介!Zoomなどの機能を具体的に解説

2022.3.3
読了まで約 5

企業がWebから集客するための手段の1つとして、オンライン上での会議やセミナーである、ウェビナーの重要度が高まってきています。コロナ禍の現代において、対面での営業は顧客側から断られることも多く、非接触型のコミュニケーションとしてウェビナーは非常に有用です。

しかし、ウェビナーを実際に開催すると言っても、どのようなツールを使えば良いのか分からない方は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ウェビナーの配信方法やメリット・デメリット、ウェビナーを成立させるためのツールを紹介します。また、ウェビナーツールの選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ウェビナーとは

まずは、ウェビナーの概要から説明します。ウェビナーとは、Web上で開催するセミナーのことで、参加者は各々自由な場所からセミナーに参加することができます。対面型営業に対するリスクや懸念が強まっている現代において、開催する企業側は会場コストを抑えられ、参加するユーザーは自由な場所から参加できることから、ウェビナーはマーケティングにおける重要な集客手法の1つとして位置付けられています。

また、ウェビナーは集客のみならず、自社の社員教育や入社式などでも活用されています。大規模な社員研修で活用される機会も増えており、ウェビナーツールの1つであるZoomの場合、一度に10,000人程度の参加者が参加するウェビナーも開催可能です。

関連記事:ウェビナー(Webinar)とは?意味やメリット、おすすめツールを紹介

ウェビナーの配信方法は2種類

ウェビナーと一口に言っても、配信方法は2種類あります。

・ リアルタイム配信
・ 録画配信

ここでは、上記2つのウェビナーの配信方法について解説します。

リアルタイム配信

リアルタイム配信は、ウェビナーの一般的な配信方法です。リアルタイムで行われるウェビナーのことであり、明確に時間が区切って行われ、ライブ配信と呼ばれることもあります。

リアルタイム配信では、ウェビナーツールの機能であるアンケート機能、チャット機能などを用いてユーザーとコミュニケーションを図ります。そのため、主催側からの一方的な配信にならず、双方向のコミュニケーションを取れることがメリットだと言えるでしょう。

ただし、リアルタイム配信はやり直しが効かないため、大きなミスは許されません。配信環境、通信速度、ウェビナーの構成、参加者の管理などを徹底して行う必要があり、録画配信と比較して多大な労力が求められることを念頭に置いておきましょう。

録画配信

録画配信は、予め決められたテーマに則って動画を録画し、それらをユーザーに配布する形で行われるウェビナーのことです。アーカイブ配信とも言われます。参加者は、送られてくる動画を見るだけでウェビナーに参加したことになるため、リアルタイム配信以上に時間に縛られません。また、配布された動画は何度でも見返すことができるため、主催者側としても、効率良くユーザーを教育できる手法だと言えるでしょう。

一方で、すべてのユーザーが本当に配布した動画を見てくれているのかまでは追うことができません。配布した後日に、メールやLINEでウェビナーを見たかどうかを一方的に確認することしかできないため、リアルタイム配信と比較して、参加者のモチベーションや感度を把握しづらいでしょう。

これらを踏まえると、ウェビナーを開催する労力や人的リソース、内容によって配信方法を検討することを推奨します。

ウェビナーのメリット

ここまで、ウェビナーの概要を解説してきました。ここからは、ウェビナーを開催するメリットを2つ紹介します。

● 場所に縛られない
● 施設費などのコストカット

それぞれ順番に見ていきましょう。

場所に縛られない

ウェビナーを開催する最大のメリットとも言えるのが、場所に縛られないことです。ウェビナーが盛んになる以前では、参加希望者はセミナーが遠方で開催されていると、参加したくてもできないというデメリットがありました。

しかし、開催形式をウェビナーにすることで、例え開催場所が遠方であっても気軽に参加できるようになり、企業は集客が行いやすくなります。そのため、これまでと比較して幅広い層へのアプローチが可能になり、結果的に売上が増えることにも繋がります。今後Webから売上を増やす方法を模索している企業は、ウェビナーに挑戦することを優先的に検討してみてはいかがでしょうか。

関連記事:商談につながるウェビナーを実践する方法

施設費などのコストカット

次に、ウェビナーであれば自社のオフィスからでもセミナーを開催できるため、施設費などのコストカットもできるというメリットがあります。オフラインでのセミナー開催では、収容人数が数百人を超える会場にもなると、施設費だけで数百万円のコストがかかり、結果的に集客できたとしても赤字を被る可能性が大いにありました。

しかし、ウェビナーであれば上記のコストをすべてカットできるため、利益を出すことも比較的容易になったと言えます。

ウェビナーのデメリット

先ほど、ウェビナーのメリットを解説しました。しかし、ウェビナーには以下2つのデメリットも存在します。

・ 配信側・ユーザー側双方が配信環境に気をつける必要がある
・ 参加者が本気であるかが分かりづらい

それぞれ順番に見ていきましょう。

配信側・ユーザー側双方が配信環境に気をつける必要がある

まず、どのウェビナーツールを使用するにせよ、配信側・ユーザー側双方が配信環境に気をつける必要があります。Wi-Fi環境はもちろん、周囲で騒音が発生する危険が無いかも気をつけなければなりません。特に、配信側のWi-Fi環境が悪い場合、参加者に声が届くまでに遅延が起こってしまい、参加者が強いストレスを感じてしまう危険性があります。

上り、下りともに速度が安定したWi-Fi環境を整えるとともに、周囲の騒音などが一切入らない配信環境を整えましょう。

参加者が本気であるかが分かりづらい

ウェビナーに慣れてくると、参加者とのコミュニケーションの取り方も徐々に分かるようになってきます。しかし、配信当初はどのタイミングでコミュニケーションを図れば良いのか分からなかったり、配信側が一方的に話をするだけになってしまったりするケースが大いにあります。こういった状況では、参加者のウェビナーに対するモチベーションを判断することができません。

また、対面で相手の顔色を伺うわけでもないため、どうしても画面越しでは相手の本気度も伝わりづらいというデメリットがあります。そのため、少人数でのブレイクアウトセッションを設けるなどして、参加者のモチベーションを一定以上に保てる工夫をしましょう。

関連記事:満足度の高いウェビナーを実践する4つのポイント

ウェビナーツールの選び方

近年、ウェビナーの注目度が高まっている背景もあり、多くのウェビナーツールが存在しています。その中で、どのようなウェビナーツールを選べば良いのか分からないのではないでしょうか。ウェビナーツールを選ぶ上では、大きく3つに注意する必要があります。

・ ランニングコスト
・ 必要機能
・ サポート体制

それぞれ順番に解説します。

ランニングコスト

まずは、ランニングコストを確認しましょう。ウェビナーツールは、月額課金制と、従量課金制の2種類に大きく分かれます。ウェビナーの開催頻度が多い企業では、従量課金制だと思った以上にランニングコストがかかる恐れがあるため、月額課金制がおすすめです。

一方で、ウェビナーの開催頻度が隔月の企業の場合、月額課金制では必要以上のランニングコストがかかります。そのため、自社の開催頻度や参加人数に合わせたウェビナーツールを選びましょう。

必要機能

次に、必要機能の確認も重要です。参加人数が多いウェビナーでは、少人数でのグループトークができるブレイクアウトセッション機能が搭載されているか、チャット機能が搭載されているかは必ず確認しましょう。

また、録画配信の場合は、録画機能が搭載されているかの確認が大切です。

サポート体制

最後に、サポート体制です。ウェビナーを初めて開催する場合、ウェビナーをどのような流れで進めるかで頭がいっぱいになるはずです。しかし、肝心のウェビナーツールを使いこなせない状態では、ウェビナーの運営自体が立ち行かなくなるという懸念もあります。

そのため、ウェビナーツール側から常時どのようなサポートを受けられるのかは必ず確認しましょう。不安が残る場合は使い方のレクチャーなどもしてくれるウェビナーツールを選ぶことを推奨します。

ウェビナーを成立させるためのツール3選

ここまで、ウェビナーツールの選び方などを解説しました。ここからは、おすすめのウェビナーを成立させるツールを3つ紹介します。

・ Zoom
・ Cocripo(コクリポ)
・ LiveOn(ライブオン)

それぞれ順番に見ていきましょう。

Zoom

Zoomは、最も代表的なウェビナーツールです。参加者が少人数でグループトークができるブレイクアウトセッションや、録音録画機能、ホワイトボード機能などが搭載されています。そのため、リアルタイム配信、録画配信のどちらにも対応できることが強みです。

また、Zoomミーティングの有料ライセンス(月額2,000円~)に追加するかたちで、月額10,700円で500人まで参加可能なウェビナーを開催することが可能です。したがって、ランニングコストを抑えたい場合でもZoomを利用すると良いでしょう。

Cocripo(コクリポ)

Cocripo(コクリポ)は、参加者の端末にインストールされていなくとも参加できるウェビナーツールです。チャット機能など基本的な機能は網羅されており、アンケート機能も搭載されているため、参加者のモチベーションを把握できるというメリットもあります。

無料で使用できるフリープランは3名まで参加が可能なので、これからウェビナーを始めたい方のお試しとしておすすめです。

ただし、1つ上のビジネスプランは月額30,000円のランニングコストがかかり、100人までの参加が可能という形のため、コストを極力抑えたい企業には不向きだと言えるでしょう。

LiveOn(ライブオン)

LiveOn(ライブオン)は、Web会議サービスとして使われているツールであり、ウェビナーでも利用できます。月額3,000円で無制限に使えるため、社内で頻繁に会議をする企業や、ウェビナーのランニングコストを抑えたい企業におすすめです。

録画配信機能も搭載されているので、リアルタイム配信、録画配信のどちらでも対応できます。

まとめ

本記事では、ウェビナーの概要や成立させるためのツールを紹介しました。ウェビナーには、施設費をコストカットできたり、参加者が遠方であっても参加できるというメリットがあります。そのため、オフラインでのセミナーと比較して利益を出しやすいと言えるでしょう。

ウェビナーツールを選ぶ際は、ランニングコストや必要機能を確認することが大切です。まずは、本記事で解説したウェビナーツールをすべて試し、自社に使いやすいツールを見極めることから始めてみてはいかがでしょうか。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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