「メールを大量にスピーディーに配信したい」「メールマガジンの効果を出したい」といった場合、メール配信システムが役立ちます。これからメール配信システムを導入したいと考える場合、数多くの種類のあるメール配信システムのうち、どれが自社に最も合うのか調査することでしょう。
そこで今回は、メール配信システムとは何か、導入メリット、選び方などとともに、おすすめのメール配信システムを16個ご紹介します。さまざまな機能や料金プランを比較し、自社のニーズに合った最適なシステムを選択する際の参考にしてください。
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目次
メール配信システムとは
メール配信システムとは、メールマガジンや会員登録後の感謝メール、キャンペーンメールなどのメールを大量に一斉配信するためのシステムです。メール配信システムを活用することで、効率的なメールマーケティングが可能になります。
一般的なメールソフトでも送信は可能ですが、大量のメールを配信する場合、手間と時間がかかり、また配信の確実性にも課題があります。さらに、メールマガジンの配信後に開封率や反応を知りたいというニーズもあります。
メール配信システムを利用することで、これらの課題を解決できます。主な機能としては、一斉自動メール配信、ステップメール配信、HTMLメール作成、スマートフォン/PC対応、効果測定、クリック分析、メールアドレス管理、配信予約・スケジュール管理、セグメンテーション機能、ABテスト、セキュリティ対応、迷惑メール対策などがあります。
これらの機能により、効率的かつ効果的なメール配信が可能となり、マーケティング活動の質を向上させることができます。
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一斉自動メール配信
メールアドレスのリストに記載があるユーザーに一斉に自動でメールを配信する機能です。この機能により、メール配信システムを使用することで、大量のメールを効率的かつ迅速に送信することが可能になります。例えば、数千や数万の顧客に対して、新商品の案内やキャンペーン情報などを同時に届けることができます。また、配信のタイミングを最適化することで、開封率やクリック率の向上にも寄与します。
ステップメール配信
あらかじめ用意した複数のメールを1通目から自動的に、順番に送っていく機能です。メール配信システムを利用することで、効果的なステップメール配信が可能になります。例えば、新規会員登録者に対して、登録直後の歓迎メール、1週間後のフォローアップメール、1ヶ月後の特典案内メールなど、時間の経過に合わせて適切なタイミングで自動的にメールを送信できます。これにより、顧客とのコミュニケーションを継続的に維持し、エンゲージメントを高めることができます。また、セグメント分けと組み合わせることで、より個別化されたステップメール配信が実現可能となり、顧客の興味や行動に応じた最適なメッセージを届けることができます。
HTMLメール作成
HTML形式のデザイン性の高いメールを作成できる機能です。多くのメール配信システムでは、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でHTMLメールを簡単に作成できるテンプレートエディタを提供しています。これにより、プログラミングの知識がなくても、画像や表、リンクなどを効果的に配置したビジュアル重視のメールを作成することができます。また、レスポンシブデザインに対応したHTMLメールを作成できるシステムも増えており、スマートフォンやタブレットなど様々な端末で最適に表示されるメールを配信できます。
スマートフォン/PC対応
ユーザーの受信端末に応じたデザインでメールを表示する機能です。スマートフォンやタブレット、PCなど、様々なデバイスでメールが適切に表示されるよう最適化します。レスポンシブデザインを採用することで、画面サイズに合わせて自動的にレイアウトが調整されます。これにより、メール配信システムを活用して、どのデバイスでも読みやすく、魅力的なメールコンテンツを提供できます。また、デバイス別の開封率や反応率を分析することで、より効果的なメールマーケティング戦略の立案も可能になります。
効果測定
メール配信システムの効果測定機能は、メール配信後の様々な指標を分析し、メールマーケティングの成果を把握するために欠かせません。主な効果測定の指標には、メール到達率、開封率、クリック率などがあります。これらの数値を詳細に分析することで、配信したメールの効果を正確に把握し、今後のメール配信戦略の改善に活用できます。
また、多くのメール配信システムでは、配信したメールの効果をリアルタイムで確認できる機能も備わっています。これにより、キャンペーンの途中でも迅速に戦略の軌道修正が可能となります。さらに、セグメント別の効果測定を行うことで、どの顧客層に対してどのようなメッセージが効果的かを明確に把握できるため、より精緻なターゲティングが可能になります。
こうした効果測定機能を活用することで、メール配信システムを導入する企業は、より効果的なメールマーケティングを実現し、顧客とのコミュニケーションを最適化することができるのです。
クリック分析
効果測定機能の一つで、メールの中のリンクのクリック率やどこのリンクがどれくらいクリックされたかなどを分析できる機能です。この機能を活用することで、メール配信システムを使用したキャンペーンの効果を詳細に把握することができます。例えば、どの商品や記事へのリンクが最も反応が良かったかを確認し、今後のメール配信戦略に活かすことが可能です。また、クリック分析を通じて顧客の興味関心を理解し、より効果的なセグメンテーションやパーソナライゼーションにつなげることもできます。
メールアドレス管理
メールアドレスのリストを取り込める機能です。また無効なメールアドレスへの配信の防止の機能があることもあります。多くのメール配信システムでは、CSVファイルなどでメールアドレスリストをインポートできるほか、API連携によってデータベースから自動的にメールアドレスを取得する機能も提供されています。さらに、メール配信後のバウンスメールを自動で検知し、無効なアドレスを配信リストから除外する機能も備わっていることが一般的です。このようなメールアドレス管理機能により、効率的かつ効果的なメール配信が可能となります。
配信予約・スケジュール管理
メールの配信予約や配信スケジュールを管理できる機能です。この機能を活用することで、効果的なメール配信システムの運用が可能になります。例えば、特定の曜日や時間帯に合わせてメールを自動配信したり、キャンペーンや季節イベントに合わせて事前に配信スケジュールを設定したりすることができます。また、複数のメール配信を計画的に管理することで、顧客とのコミュニケーションを最適化し、マーケティング効果を高めることができます。
セグメンテーション機能
セグメンテーションとは、メール配信システムの重要な機能の1つで、メールの配信先を属性ごとに変更してメールを配信できる機能です。例えば、年齢、性別、購買履歴、会員ランクなどの顧客データに基づいて、配信リストを細分化し、それぞれのセグメントに最適化されたメールコンテンツを送ることができます。これにより、ターゲットを絞ったメール配信が可能となり、開封率やクリック率の向上、さらには顧客エンゲージメントの強化につながります。効果的なメール配信システムの比較・選定において、セグメンテーション機能の柔軟性や使いやすさは重要な判断基準の1つとなります。
ABテスト
ABテストは、メール配信システムにおける重要な機能の一つです。これは、メールの内容やデザインを変えたAパターンとBパターンの2種類を作成し、メールアドレスリストのうち、半分のユーザーにはAパターン、残りの半分のユーザーにはBパターンなどと分けて配信できる機能です。この機能を活用することで、どちらのメールがより効果が高いのかを客観的に検証できます。例えば、件名の違いによる開封率の変化や、本文の構成による反応率の違いなどを比較することができます。ABテストを定期的に実施することで、メール配信の効果を継続的に改善し、より効果的なメールマーケティングを実現することが可能となります。
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セキュリティ対応
メール配信システムにおけるセキュリティ対応は、顧客情報を扱う上で非常に重要です。多くのシステムでは、メール暗号化や SSL/TLS による通信の暗号化など、セキュリティ対策が行える機能を提供しています。また、アクセス制限やログ管理機能により、不正アクセスや情報漏洩のリスクを軽減することができます。さらに、一部のメール配信システムでは、二段階認証や IP アドレス制限などの高度なセキュリティ機能も実装されており、より安全なメール配信を実現しています。メール配信システムを比較する際は、自社のセキュリティポリシーに合致した機能を持つシステムを選択することが重要です。
迷惑メール対策
送信したメールが、迷惑メールとして扱われないための対策となるSPFやDKIM設定などを行える機能です。これらの設定により、メール配信システムを使用する際の迷惑メール対策が強化されます。SPF(Sender Policy Framework)は送信元のIPアドレスを認証し、DKIMはメールの内容が改ざんされていないことを保証します。また、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)の設定も重要で、これによりドメイン所有者が認証結果に基づいてメールの取り扱い方法を指定できます。これらの機能を適切に利用することで、メール到達率の向上や受信者からの信頼性の確保につながります。
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メール配信システム導入のメリット
メール配信システムを導入することで、様々なメリットが得られます。ここでは主なメリットをご紹介します。
短時間で大量にメールを届けられる
メール配信システムを利用することで、メールマガジンなどを短時間で大量に送信することができます。通常のメールソフトでは一通ずつ送信する必要がありますが、メール配信システムを使えば一度の操作で数千、数万通のメールを一斉に配信できます。これにより、マーケティング活動や顧客とのコミュニケーションを効率的に行うことができます。また、多くのメール配信システムは配信スケジュールの設定機能も備えているため、最適なタイミングで自動的にメールを送信することが可能です。このように、メール配信システムを活用することで、時間と労力を大幅に削減しながら、効果的なメールマーケティングを実現できるのです。
メール配信リストが最適化できる
自動的にメールが送信されるのはもちろん、配信後に無効なメールアドレスが判明し、次回から配信リストから除外するなどすればリストが最適化できます。確実に届けられるというメリットもあります。メール配信システムを利用することで、配信エラーとなったアドレスを自動的に検出し、リストから削除することができます。これにより、メール配信の精度が向上し、より効果的なメールマーケティングが可能になります。また、メール配信システムの中には、重複アドレスの自動削除機能や、配信停止希望者の管理機能なども備わっているものがあり、より効率的にリストを最適化できます。
メールの到達率や反応率を高められる
メール配信システムには、効果測定機能が備わっていることがほとんどで、到達率や反応率、開封率などを配信後に分析することができます。また多くのシステムではA/Bテスト機能を活用することで、より反応の良い、もしくは開封されやすいメールの内容やデザインを把握し、改善していくことが可能です。これらの機能を活用することで、メール配信の効果を最大化し、メールマーケティングの成果を向上させることができます。さらに、セグメント配信機能を利用して顧客属性に合わせたメールを送ることで、よりターゲットに適したコンテンツを届けられるため、メールの到達率や反応率を高める効果が期待できます。
HTMLメールを効率的に作成できる
HTMLメールを作成できる機能が備わっているメール配信システムを利用することで、HTMLメールを効率的に作成できます。多くのメール配信システムでは、ドラッグ&ドロップで簡単にHTMLメールのデザインを作成できるエディタを提供しています。これにより、HTMLの知識がなくても、視覚的に美しくインパクトのあるメールを作成することが可能です。また、レスポンシブデザインに対応したテンプレートを使用することで、PCやスマートフォンなど様々なデバイスで最適に表示されるメールを効率よく作成できます。さらに、画像やリンクの挿入、フォントの変更など、細かな調整も容易に行えるため、メール配信システムを活用することで、HTMLメールの作成にかかる時間と労力を大幅に削減できます。
メール配信時のセキュリティ対策が容易に行える
メール配信システムを利用することで、メール配信時のセキュリティ対策がより手軽に実施できるため、安心して送信できます。多くのメール配信システムは、SPFやDKIMなどの送信ドメイン認証技術を標準で採用しており、なりすましメールの防止や受信者側での信頼性向上に寄与します。また、SSL/TLS暗号化通信にも対応しているため、メールの内容を第三者に覗き見られるリスクを軽減できます。さらに、メールアドレスリストの管理においても、暗号化やアクセス制限などの機能が備わっていることが多く、顧客情報の保護にも役立ちます。このように、メール配信システムを活用することで、セキュリティ面での懸念事項を効率的に解決し、より安全なメール配信を実現できるのです。
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メール配信システムの選び方と比較のポイント
メール配信システムを導入する際は、複数のシステムを比較検討し、自社のニーズに最も適したものを選択することが重要です。以下に、メール配信システムを選ぶ際の主なポイントをご紹介します。
メール配信システムの導入目的と機能の整理を行う
メール配信システムを導入する際は、まず自社の導入目的を明確にし、それに必要な機能を整理することが重要です。目的に応じて、必須の機能と、あったほうが望ましい機能を分類しましょう。また、予算に合わせてシステムの価格帯も検討する必要があります。
多くのメール配信システムに共通して備わっている基本的な機能には、配信予約、メールアドレス管理、ステップメール配信、開封率や到達率の測定などがあります。一方、迷惑メール対策機能、HTMLメール作成機能、URLクリック率の測定、A/Bテストの実施などは、一部のシステムにのみ搭載されている高度な機能です。
メール配信システムを比較する際は、これらの機能が自社のニーズに合致しているかを慎重に検討しましょう。例えば、メールマガジンの効果を高めたい場合は、A/Bテスト機能や詳細な分析機能が重要になるかもしれません。顧客セグメントに応じた配信を行いたい場合は、セグメンテーション機能の有無をチェックする必要があります。
また、将来的な拡張性も考慮に入れることが大切です。現在は必要ない機能でも、ビジネスの成長に伴って必要になる可能性があります。そのため、柔軟にアップグレードできるシステムを選ぶことも検討すべきポイントです。
セキュリティ要件を確認する
メール配信システムを導入する際には、自社のセキュリティポリシーに沿ったセキュリティ要件を満たしているかどうかの確認が不可欠です。特に注意が必要なのは、顧客情報となる名前やメールアドレスのリストの取り扱いです。クラウド型のメール配信システムを利用する場合、これらの情報をクラウド上のサービス提供ベンダーの領域に保存することになります。このような外部サーバーへの顧客データの保存は、多くの企業のセキュリティポリシーに違反する可能性があるため、慎重に検討する必要があります。
また、メール配信システムの選定時には、データの暗号化やアクセス制御など、具体的なセキュリティ機能についても精査することが重要です。さらに、システムのセキュリティアップデートやパッチ適用の頻度、インシデント発生時の対応体制なども確認しておくべきポイントです。これらの要素を総合的に評価し、自社のセキュリティ基準を満たすメール配信システムを選択することで、安全かつ効果的なメールマーケティングの実施が可能となります。
料金体系は最適なものを選ぶ
メール配信システムの料金体系は大きく二つのタイプに分類できます。
一つはメールの配信数に応じた従量課金タイプで、もう一つは月額料金タイプです。コストが最適化できるほうを選びましょう。また、一部のシステムでは初期費用が必要な場合もあるため、導入時のコストも考慮する必要があります。自社の配信予定数や利用頻度を考慮し、長期的な視点でメール配信システムの費用対効果を比較検討することが重要です。
さらに、機能拡張やオプション利用時の追加料金についても確認し、将来的な利用計画に合わせて柔軟に対応できる料金プランを選択することをおすすめします。
サポートや保守メンテナンス体制が十分か確認する
大量のメールを配信した後で、エラーメールが大量に生じたなどの不具合が起きた場合、サポートに問い合わせる必要があります。そのようなときのサポート体制や日頃の保守メンテナンス体制が充分かどうかは重要な確認ポイントといえます。
また、メール配信システムの運用中に発生する可能性のある技術的な問題や、システムのアップデートに関する情報提供なども重要です。さらに、カスタマーサポートの対応時間や連絡方法(電話、メール、チャットなど)、緊急時の対応体制なども確認しておくと良いでしょう。
信頼性の高いメール配信システムを選択するためには、これらのサポート体制の充実度を十分に比較検討することが大切です。
トライアルやデモ操作で操作性の確認をする
一般的に多くのメール配信システムではトライアルやデモ操作により、導入前に操作性を確認することができます。導入後になって利用しづらいなどに気づくのは避けたいものです。しっかりと事前に確認しておきましょう。
メール配信システムの比較を行う際は、各システムのトライアル期間や無料デモの有無、操作性のチェックポイントなどを整理しておくと良いでしょう。また、実際の業務フローに沿ってテストを行うことで、より正確な使用感を把握できます。操作性の良さは長期的な運用効率に大きく影響するため、慎重に評価することが重要です。
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メール配信システムのおすすめ16選
多種多様なメール配信システムの中から、おすすめのものを16個ご紹介します。導入を検討する際の参考にしてください。
1.Hirameki 7(ヒラメキセブン)
https://www.hirameki7.io/function/marketing/mail/
会社名:トライベック株式会社
Hirameki 7は総合型DXツールを掲げているサービスです。多様なテンプレートを用意しているメール配信機能はもちろん、Webサイト作成、フォーム作成、名刺管理、営業リスト検索、ファイル管理、ワークフローなど様々な機能を「ワンツール」で提供しています。メール配信システムとしての機能も充実しており、セグメント配信や効果測定などが可能です。
最低月800円(税別)の安価での提供はもちろん、「簡単に使えるツール」を強みとしていて、デジタルに慣れてない方も簡単にメールの配信設定ができるため、業務の効率化を図ることができます。また、直感的な操作性と豊富な機能により、マーケティング活動全体の生産性向上にも貢献します。
2.配配メール(ハイハイメール)
https://www.hai2mail.jp
会社名:株式会社ラクス
配配メールは、メール配信機能のほか、効果測定やメールの改善の機能も有する、クラウド型のメール配信システムです。多くの企業がメール配信システム比較の際に検討する人気のサービスの一つです。
シンプルな機能とユーザーインターフェースを備えており、誰でも簡単に使いこなせるのが特徴です。
利用できる機能に応じて「Light」「Standard」「Premium」「Bridge」の4つのプランを選択できます。
基本配信機能として、セグメント配信機能が備わっており、年齢や性別などの顧客の属性情報や顧客データベースの項目などの様々な条件で絞り込んで配信できます。シナリオに沿ったステップメール配信やHTMLメールなどの利用もできます。
またメール作成機能ではメールテンプレートや差し込み機能という顧客の名前や会社名などの顧客データベース内の情報を、本文・件名に差し込むことができる機能があります。
管理機能としてデータの一括登録、書き出しや登録・解除フォームなども用意されています。
プランによって、分析/効果測定機能やA/Bテスト配信などを利用できます。またGoogle Analytics連携機能では、GoogleAnalyticsと連携することでメール経由のコンバージョン測定ができます。
「Bridge」というプランでは、メールマーケティング機能が使えます。ホットリード抽出やトリガーメール、シナリオメールなどにより、顧客へのマーケティングの効果を高められます。さらに、顧客のニーズに合わせたパーソナライズされたメール配信も可能で、より効果的なメールマーケティングを実現できます。
3.WEBCAS e-mail(ウェブキャスイーメール)
https://www.webcas.jp/email/
会社名:株式会社WOW WORLD
WEBCAS e-mailは、20年以上の実績を持つ信頼性の高いメール配信システムです。
1か月からのスポット利用が可能なクラウド版から、自社の環境に導入できるオンプレミス版まで、幅広い提供形式・プランを用意しています。これにより、企業規模や予算に応じて柔軟な選択が可能です。
大量一斉メール配信などの基本機能を備えているほか、既存のデータベースやMAやCDP、レコメンドエンジン等といった外部システムとの連携ができるのが特徴です。この高い拡張性により、既存のシステムとシームレスに統合できます。
また、顧客一人ひとりのニーズに合わせたパーソナライズされたメールの配信を行うことができます。例えばOne to Oneメール配信のほか、レコメンドメール配信、フォローアップメール配信機能などがあります。これらの機能を活用することで、顧客エンゲージメントの向上や購買行動の促進が期待できます。
さらに、モバイル向けメールの作成・配信にも対応しているのも特筆すべき特徴です。スマートフォンの普及率が高まる中、モバイルユーザーへの最適化されたメール配信は、メール配信システムの比較において重要なポイントとなっています。
4.Cuenote FC(キューノートエフシー)
https://www.cuenote.jp/
会社名:ユミルリンク株式会社
Cuenote FCは、高速の大量配信と高い到達率が特徴のメール配信システムです。
クラウド版も、オンプレミス版も両方提供しています。
メール配信を自動化するほか、ステップメールや顧客データベースと配信リストの自動連携ができ、MA、CRM、DMP等とのシステム連携やカスタマイズにも対応しています。メール配信システムの比較において、こうした柔軟な連携機能は重要なポイントとなります。
その他、HTMLメールの作成・配信や多言語でのメール配信、効果測定、A/Bテストをシステムで自動化。さらにメール配信後の行動分析などのメールマーケティング機能もあります。これにより、より効果的なメールマーケティング戦略の立案と実行が可能になります。
またECのカゴ落ち防止やレコメンドメール配信などの機能もあり、ECの売上機会損失防止、リピート施策、Webサイトへの再訪促進などを可能にします。これらの機能は、特にEコマース事業者にとって有用です。
スマートフォン・携帯向けにメール配信を行った際、確実に送信できるのも特徴です。モバイルデバイスの普及が進む中、この機能は重要性を増しています。
5.blastengine(ブラストエンジン)
https://blastengine.jp/
会社名:株式会社ラクスライトクラウド
blastengineは長年培われたメール配信のノウハウと技術力で、確実にメールを届けることができ、高速配信やAPI連携などを強みとするメール配信システムです。
SMTPリレー配信が提供されているのも特徴です。SMTPリレーはメール送受信でよく利用されるSMTPを使い、より複雑な使用を可能にします。基本的にはAPIの方が設定が容易で配信速度も高速ですが、SMTPではより複雑な使い方が可能です。エンジニアにSMTPのノウハウがある場合には、SMTPリレーでの配信のほうが有用とされています。
導入しやすい価格設定も特徴です。配信数1万通で月額1,500円からの利用が可能なので、手軽に始められます。また、メール配信システムの比較において重要な要素である配信速度は、blastengineの場合1時間あたり最大100万通の高速配信を実現しています。
顧客システムとの連携が容易で、確実かつスピーディーにメールを配信できるので、効率的にメール配信業務が行えます。さらにサポート体制が充実しており、専任スタッフが電話とメールで丁寧にサポートします。メール配信に関する技術的な質問や運用上の疑問点なども気軽に相談できるため、初めてメール配信システムを導入する企業にも安心して利用いただけます。
6.Customers Mail Cloud(カスタマーズメールクラウド)
https://smtps.jp/
会社名:HENNGE株式会社
Customers Mail Cloudは、クラウド型のメール配信システムです
Customers Mail Cloudは、クラウド型のメール配信システムです。長年の運用経験をもとに安全・確実にメールが送信できるようにセットアップしたメールサーバーを提供しているのが特徴です。
ISPや携帯キャリア各社は、近年、様々なスパムメール対策を実施していますが、そうした中でCustomers Mail Cloudは確実にメールを送信するために、送信ドメイン認証ややDNS逆引き、IPレピュテーション、送信レート制御、エラークリーニングなど、様々な対策によって確実なメール配信を実現しています。
また、メール配信システムの重要な機能である配信エラー管理や開封率の測定、クリック分析なども備えており、効果的なメールマーケティングを実現することができます。
さらに、Customers Mail Cloudは高度なセキュリティ対策を施しており、顧客データの保護にも配慮しています。これにより、企業は安心してメール配信業務を行うことができます。
7.アララ メッセージ
https://am.arara.com/
会社名:アララ株式会社
アララ メッセージは、メール配信遅延や不達を改善するためのメール配信システムです。
ISPやキャリアの配信ロジックに対して対策し、送信先ドメインごとに最適なチューニングを自動で実施して、高速かつ到達率の高いメール配信が可能です。より速く、大量に、確実にメールを配信することができます。
大量配信から、タイミングよく配信するトランザクションメールまで配信用途に合わせたAPIによりメール送信が自由自在に行えるため、新規システム開発工数を大幅に削減することが可能です。
メールマーケティングをサポートするシンプルな管理画面で簡単にHTMLメールを作成が可能であり、100種類以上のテンプレートから選べるので、初心者でも簡単にメールが作成できます。
効果測定機能やステップメール機能もあるので、通常のメール配信に対応できます。
8.WiLL Mail(ウィルメール)
https://willcloud.jp/
会社名:株式会社サパナ
WiLL Mailは、ドラッグ&ドロップのマウス操作だけでHTMLメールが作れるエディタが特徴のメール配信システムです。作ったHTMLメールは、スマートフォン表示に完全対応するため、PC版とスマートフォン版の両方を作る必要はありません。
また、配信結果はグラフやヒートマップで比較分析できる機能を持ちます。開封、クリック、コンバージョンをグラフやヒートマップでリアルタイムに把握できるので効果検証を容易にします。
料金体系は、配信数に応じて毎月選べるため、コストを最小限に抑えられます。
配信速度と到達率にもこだわりがあるエンジンで、大規模な大量一斉配信にも、安定したパフォーマンスを発揮。
サポートは細やかに行われ、導入時は担当営業が、運用時は専任のスタッフが丁寧にサポート。安定稼働が期待できる安心のセキュリティ体制で運用できます。
9.AutoBiz(オートビズ)
https://autobiz.jp/
会社名:株式会社ビズクリエイト
AutoBizは、ユーザーの声をもとに進化し続けているメール配信システムです。
電話サポートが丁寧という評判があるほど、充実したサポートが売りです。設定代行サービスも用意されています。
その他、多彩なメール配信機能を備えています。
フォーム作成機能やステップメール機能、HTMLメール配信機能、セグメント配信機能のほか、配信シミュレーション機能という設定したステップメールが、「いつ登録すれば実際にどんなスケジュール(日付)で配信されるのか」をシミュレーションできる機能も。
プランによってはクリックカウント機能が利用でき、メールに記載のURLを誰が、何回クリックしたかを計測できます。
月1,815円~の料金プランがあり、低価格さも特徴です。
10.SendGrid(センドグリッド)
https://sendgrid.kke.co.jp/
会社名:Twilio社/株式会社構造計画研究所
SendGridは世界で利用されているクラウド型のメール配信システムです。送信ドメイン認証や自動バウンス処理など、確実にメールを届けるための機能を標準搭載しているのが特徴です。例えば、SPF/DKIM、独自ドメイン利用、固定IPアドレス、バウンスの自動処理、配信停止リンクの挿入、ISPモニタリングなどの機能があります。
Freeプランがあり、通数上限12,000通/月を無料で利用できます。
また、ビジネスの成長に合わせ柔軟にスケールを変更できるスケーラビリティと高いセキュリティも特徴です。アナリティクス機能も搭載。詳細なログをリアルタイムで確認できるため、不達時にすぐに原因を究明できます。到達率の低下や配信停止率の増加などの問題も一目で把握できます。
11.MailChimp(メールチンプ)
https://mailchimp.com/
会社名:MailChimp社
Mailchimpは、世界的に広く利用されているメール配信システムです。
その特徴として、操作性がとてもよく直感的で使いやすいという点が挙げられ、日本国内でも人気です。英語ツールでありながら、それほどむずかしくはないため、翻訳しながら使えば特に支障はないといわれています。
利用プランは無料プランもあり、全部で4つのプランから選んで利用することが可能です。
メール作成機能については、ドラッグ&ドロップで編集できる点が特長で、テンプレートも用意されているので、初心者でも簡単にメールが作成できます。
クリック数や開封などの数値も取得でき、効果検証も行えます。
他のツールとの連携性にも優れている点も使い勝手のいい点といえます。
12.Benchmark Email(ベンチマークイーメール)
https://www.benchmarkemail.com/jp/
会社名:株式会社ベンチマークジャパン
Benchmark Emailは、プロのデザイナーが作成したHTMLメールデザインテンプレートでオシャレなメールが誰でも簡単に作成できるのが特徴のメール配信システムです。
通常のメール配信機能や効果測定機能、リスト管理やセグメント配信、リアルタイムレポート、ステップメールのほか、A/Bテスト配信も可能と、数多くの機能を取り揃えています。
メール作成画面では、テキストと画像を入れてドラッグ&ドロップするだけで簡単に行えます。レスポンシブデザイン対応なので、作成したHTMLメールはPC、スマホ、タブレットなどのデバイスを選ばず、自動的に最適化されて表示されます。
管理画面や利用案内ページは日本語でサービス提供されているので、海外産でも十分使えます。メールサポートを受け付けており、日本のユーザーへは日本語でサポート対応をしています。
13.Mailsales(メールセールス)
https://mailsales.jp/
会社名:セールスディビジョン株式会社
Mailsalesは、「営業DXに最適の」メール配信システムです。つまり営業活動に特化しているのが特徴です。
期限なしの無料トライアルができるので、とことん利用して価値を確かめることができます。
誰でも簡単にレスポンシブデザイン対応のHTMLメールを作ることができるほか、効果測定機能では、配信したメールの開封率、開封したユーザーの情報、本文URLのクリック状況を確認できます。
その他、予約配信や、ユーザーの属性に合わせて送り分けられるターゲット配信が可能です。ターゲット配信では、読者の条件でグループを作成して「東京在住」など、条件に合わせて最適なメールを配信できます。
14.MailPublisher(メールパブリッシャー)
https://emberpoint.com/mailpublisher/
会社名:エンバーポイントホールディングス株式会社
MailPublisherは、最先端の機能で企業のメールマーケティングに役立つメール配信システムです。
高い配信処理性能によって日々メールが配信されており、メールの品質が高く保持します。SFTP/API連携により、CDP、マーケティングオートメーション、ECシステムなどの外部の様々なツールと連携を行うことができます。これにより、「人手を介さないセキュアなデータの受け渡し」や「ウェブの行動に応じたタイムリーなシナリオメール」など、メール配信システム単体では難しい高度なメールマーケティングを実現することができるとされています。
実際、約半数のユーザーがMailPublisherを自社内外のシステムとつなげて運用しており、メール配信システムを戦略的に利用しています。
15.Switch Plus(スイッチプラス)
https://www.profuture.co.jp/mk/switch-plus
会社名:ProFuture株式会社
「Switch Plus」は、Webマーケティングに必要なものをすべて備えているマーケティング活動支援ツールで、顧客リストへのメール配信などマーケティングのためのメール配信機能を備えています。Webマーケティングを始めたい企業に向いているツールです。
現在提供されているのは正式リリース前のβ版となり、2022年3月末まで無料で試すことができます。
特徴は、顧客リストさえあれば複雑な設定なしにすぐにマーケティングオートメーションとして利用開始できること。また、専任担当者がWebマーケティングを徹底サポートしてくれるので、導入しても効果が出なかったという事態を防ぐことができます。
顧客リストへのメール配信ができますが、そのメールはテンプレートを使って手軽にHTMLメールが作成できます。効果的なメールを送信し、顧客を自社のコンテンツへ誘導し、自社への興味を喚起できます。
メール配信後は、配信した顧客に見込みがあるのかを可視化して表示するため、見込み顧客の興味・関心にあわせた次のアクションへつなげることができます。
信頼性の高いクラウド上にシステムを構築しており、インフラが二重化されていて障害に強いうえに、すべての通信は暗号化されているため、セキュリティについても安心です。
16.List Finder(リストファインダー)
https://promote.list-finder.jp/
会社名:株式会社Innovation & Co.
List Finderは、初心者でも安心して運用できる機能を備えたマーケティングオートメーションです。メール配信機能については、テキストメール、HTMLメール作成、One to Oneメール、ステップメール、A/Bテスト配信、レポーティング、ファイル添付、配信日時指定、配信先グループ作成、配信エラー確認、除外リスト作成、テストメール配信、多言語対応などの機能を備えています。
また、メール配信後の見込み顧客のWeb行動履歴が把握できます。一般的なメール配信システムでは、クリック数はわかっても、その後の見込み顧客の行動はわからないものです。そうした中、CV(コンバージョン)率につながっているかなどの確認に役立ちます。
HTMLメールの作成やテンプレート機能のほか、自動でエラーを処理する機能を搭載しており、安心して利用ができます。
関連記事:ターゲティングメールとは?基本的な使い方と配信方法について
まとめ
・メール配信システムとは、メールマガジンや会員登録後の感謝メール、キャンペーンメールなどのメールを大量に一斉配信するためのシステム。
・メール配信システムの主な機能として、一斉自動メール配信、ステップメール配信、HTMLメール作成、スマートフォン/PC対応、効果測定、クリック分析、メールアドレス管理、配信予約・スケジュール管理、セグメンテーション機能、A/Bテスト、セキュリティ対応、迷惑メール対策などがある。
・メール配信システムのメリットには、短時間で大量にメールを届けられる、メール配信リストが最適化できる、メールの到達率や反応率を高められる、メール配信時のセキュリティ対策が容易に行えるなどがある。
・メール配信システムの選び方と比較のポイントは、メール配信システムの導入目的と機能の整理を行う、セキュリティ要件を確認する、料金体系は最適なものを選ぶ、サポートや保守メンテナンス体制が十分か確認する、トライアルやデモ操作で操作性の確認をするなどがある。