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ベンダーとは!IT業界におけるベンダー企業の特徴を解説!

2023.1.30
読了まで約 5

IT業界では「ベンダー」と呼ばれる企業があります。言葉は聞いたことがあるものの、IT業界で意味するベンダーが、どのような役割を担う企業なのか、よく分からない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、IT業界のベンダーの役割や種類、メーカー・サプライヤー・ユーザー・オフショアとの違い、代表的なITベンダーや依頼のポイントについて解説します。ITベンダーについてよく分からないという人は、ぜひ本記事を参考に、ITベンダーという言葉の定義について理解を深めてください。

ITベンダーとは?

ITベンダーとは、Information Technology(情報技術)に関連する製品やサービスを提供する企業や団体のことです。 ITベンダーは、ハードウェアやソフトウェア、アプリケーションなどを開発・販売し、ITインフラやネットワークなども構築・運用します。

また、ITベンダーは、大企業や政府機関などの大規模なシステム開発にも参画し、技術的なサポートを行います。「ベンダー(Vender)」という言葉自体は「販売業者」という意味であり、あくまでITベンダーに関しては上記の認識で問題ありません。

ただし、IT業界に関しては少々特殊であり、製品の開発と販売を両方行う会社のことを「ITベンダー」と表現するケースもあります。ここでは、ITベンダーには複数の意味が含まれていることを理解しておきましょう。

関連記事:ASP(Application Service Provider)とは?その特徴やSaaSとの違いを解説!

ベンダーにまつわる(関連する)言葉を解説

ITベンダーの役割について理解するために、関連する以下の言葉についても理解しておいたほうがよいでしょう。

● メーカー
● サプライヤー
● ユーザー

それぞれ順番に解説します。

メーカー

メーカーとは、ハードウェアやソフトウェアなどを開発・製造する企業を指します。例えば、パソコンメーカー、スマートフォンメーカーなどがこれに該当します。

サプライヤー

サプライヤーとは、製品やサービスを購入する側の企業や団体を指します。例えば、企業がERPシステムを導入するために、ITベンダーからソフトウェアを購入する場合、その企業はサプライヤーとなります。

ユーザー

ユーザーとは、製品やサービスを利用する個人や企業を指します。例えば、スマートフォンを使用する個人は、スマートフォンメーカーに対してユーザーとなります。「エンドユーザー」と呼ばれることもあります。

関連記事:ソリューションの意味とは?ビジネスシーンでの使用方法もわかりやすく解説

ITベンダーの種類

ITベンダーには、販売している製品やサービス、ユーザーとの関わり方によって、以下のような種類が存在します。

● ソフトウェアベンダー
● ハードウェアベンダー
● システムベンダー
● システムインテグレーター
● シングルベンダー
● マルチベンダー

こちらも、「言葉は聞いたことあるけど、どんなことをするベンダーなのか分からない」という人も多いので、違いについてそれぞれ順番に解説します。

ソフトウェアベンダー

ソフトウェア(プログラムやアプリケーションなど)の開発・販売を行う企業や団体をソフトウェアベンダーと言います。OSやオフィスソフト、ゲームなどを開発・販売する企業がソフトウェアベンダーです。

最近では、オープンソースソフトウェアやクラウドコンピューティングの普及や、AIやIoTなどの新しい技術によって、より高度な機能を持つソフトウェアの開発も増えています。また、オンラインでの販売やサブスクリプション型の販売も増えています。

ハードウェアベンダー

ハードウェアベンダーとは、ハードウェア(機器やデバイスなど)の開発・販売を行う企業や団体のことです。パソコン、スマートフォン、サーバーなどを開発・販売する企業がこれに該当します。

今までより小型かつ高性能なハードウェアを開発する企業が増えています。また、ハードウェアベンダーにおいても、人工知能や機械学習などの新しい技術を使った高度な機能を有した、インターネットに接続されたデバイス(IoTデバイス)の需要が増えており、それに対応したハードウェアを開発しています。

システムベンダー

大規模なシステムの開発・構築・運用を行う企業や団体のことをシステムベンダーと言います。ERPシステムやCRMシステム、情報セキュリティシステムなどを開発・構築・運用する企業を指します。

このような企業には、ハードウェアやソフトウェア、そして、システム全体を構築するために必要な技術があります。

システムインテグレーター

システムインテグレーターは、複数のベンダーから提供される製品やサービスを統合し、一つのシステムとして提供する企業のことです。複数のソフトウェアやハードウェアを組み合わせて大規模なシステムを構築するために必要な技術やノウハウがあります。

システムに必要なハードウェアやソフトウェア、そしてインフラを提供するベンダーから製品やサービスを取り寄せて統合し、お客様に最適なシステムを作ります。顧客のニーズに合わせてシステムを適切なサポートを行うようなビジネスの支援も行っています。

シングルベンダー

シングルベンダーとは、特定の製品やサービスを提供する企業を指し、特定の製品やサービスに特化した専門的な技術やサービスを構築することを言います。例えば、特定のERPシステムを専門に開発・販売する企業などがあります。

他のベンダーからの製品やサービスを組み合わせることはぜず、社内で使うシステムを1つのメーカーのみに絞って構築することで、メーカーの違いによる製品の互換性を考えなくてよいメリットがあります。

また、製品やサービスに特化しているため、専門性が高く、製品やサービスに対する詳しい知識を持っていることが多いです。そのため、カスタマイズやトラブルの対応などにも優れていることが多いです。

マルチベンダー

マルチベンダーとは、複数の製品やサービスを提供する企業、もしくは、ハードウェアやソフトウェア、インフラストラクチャーなど、様々な種類の製品を組み合わせてサービスを構築することを言います。パソコンやスマートフォン、ERPシステムやクラウドサービスなどを提供する企業がこれに該当します。

様々な種類の製品やサービスを提供するため、顧客が必要な製品やサービスを一元的に取り扱うことができ、コストやパフォーマンスを最適化できるメリットがあります。

関連記事:SaaSとは!読み方や意味、基本的な概念を解説!

ベンダーとオフショアの違い

ITベンダーと似たような言葉の1つに「オフショア」という言葉があります。ベンダーは前述の通り「売り主」や「販売業者」という意味ですが、オフショアは「海外での」という意味で、IT業界では「海外企業へ開発を委託すること」の意味となります。

開発を中国やインドなどの海外企業へ委託するメリットは、開発費用の安さと、スピードの速さです。しかし、一方で、情報漏えいや、品質低下のリスクなどのデメリットもあります。

代表的なITベンダー3選

ITベンダーとなる企業は数多く存在しますが、代表的なITベンダー3社を、以下の通り紹介します。

● 大塚商会
● 日立製作所
● NTTデータ

いずれも社名に聞き覚えがあるような企業かと思いますが、会社ごとの特徴について、それぞれ順番に紹介します。

大塚商会

大塚商会は、ソフトウェア、ハードウェア、クラウドサービスなど、幅広いIT商材を提供しているITベンダーです。オフィスのLED照明や、入退室管理システムなどのサービスもあり、オフィス環境に関わる様々なサービスを提供しています。

また、コピー機やPC、サーバーなどを、お客様のご要望に合わせて複数のメーカーから最適な製品を選定して提供するマルチベンダーです。コスト削減につながる提案が多く、中小企業に対する支援が強いのが特徴です。

日立製作所

日立製作所は、総合電機メーカーとして世界的に有名なITベンダーです。PC、サーバー、ストレージ、複合機ネットワーク機器など、幅広いIT商材を提供しています。

サポート体制に特徴があり、問い合わせ窓口の一本化や、トラブルの切り分けをお客様に委ねず、総合的な視点から親身にお客様をサポートするなど、高い対応力に定評があります。

NTTデータ

NTTデータは、NTTグループのITベンダーで、システム構築やデータ通信をメインにサービスを提供している企業です。日本電信電話株式会社(NTT)を母体としており、通信などの社会インフラを生かしたデータ通信、ネットワークシステムの導入に定評があります。

システムの提供先は、官公庁や金融関連が多いのが特徴です。

ITベンダーに依頼する際のポイント

ITベンダーへ機器の導入や自社専用のシステム開発を依頼したい場合、数あるITベンダーの中から、どのITベンダーへ依頼するのがベストなのか迷われると思います。ITベンダーに案件を依頼する場合は、以下2点のポイントで判断するのがよいです。

● 過去の開発実績に、自社の解決したい課題に対応できそうな実績があるか
● 見積もりが適正であるか

まずは「過去の開発実績に、自社の解決したい課題に対応できそうな実績があるか
」を調べてみることです。なぜなら、ITベンダーにも提供できるサービスに得意・不得意があるためです。

「複数の業務システムを1つに統合したい」「セキュリティレベルの高いVPNを構築したい」など、企業が解決したい課題は多岐にわたります。過去の実績に似たような対応実績があるITベンダーに依頼すれば、導入ノウハウやスキルを持っているため、安心して依頼することができます。

また、同じ内容の依頼を別のITベンダーへ依頼した場合に、どの程度の費用がかかるかも確認しておくべきです。なぜなら、ITベンダーによって価格がピンキリだからです。複数のITベンダーより見積もりを取って、価格が適正かどうか確認しましょう。

関連記事:CMSとは?利用目的やメリットデメリット・基本機能を初心者向けに分かりやすく解説

まとめ

本記事では、IT業界のベンダーの役割や種類、メーカー・サプライヤー・ユーザー・オフショアとの違い、代表的なITベンダーや依頼のポイントについて解説しました。ITベンダーとは、IT関連の製品やサービスを販売する企業のことを言いますが、IT業界ではメーカーも含めてITベンダーと呼ばれる場合もあります。

「ベンダー」という言葉には、「メーカー」「サプライヤー」「ユーザー」という関連する言葉がありますが、それぞれ立場や役割が異なるため、本記事で言葉の意味の違いを押さえておきましょう。

ITベンダーには、提供する製品やサービスによって、ソフトウェアベンダーやシステムインテグレーターなど、いくつかの種類が存在します。国内の代表的なベンダーには、大塚商会、日立製作所、NTTデータなどがありますが、それぞれのベンダーで特徴や強みが異なります。

ITベンダーへ製品やシステムを依頼する際は、自社の解決したいことに近い実績があることや、複数のベンダーから見積もりを取ってみることが大切です。自社の業務課題の解決のために、ITベンダーへ製品やサービスの依頼をお考えの担当者は、ぜひ本記事を参考にして、課題解決に効果的なベンダーを探してみて下さい。

関連記事:SFAとは?CRMとの違いやメリット、ツール比較、導入のポイント

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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