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マイルストーンの意味とは!使い方や書き方を徹底解説!

2023.6.21
読了まで約 5

マイルストーンを使うことで、プロジェクトの進捗管理がしやすくなります。また、ビジネスのジャンルを問わず活用でき、期間が長いプロジェクトや工数の多い工程ではマイルストーンを活用する場面が増えます。

本記事では、マイルストーンの意味や似た単語との違い、ジャンル別の活用事例と注意点について解説します。プロジェクト管理の方法やマイルストーンの書き方について知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

マイルストーンの意味とは?

マイルストーンとは、プロジェクトや業務・作業の中間地点や進捗を管理するための指標のことです。もとは、鉄道や道路の中間地点を示すために、距離を印した石をマイルストーンと呼んでいたことに由来しています。

上記の意味から転じて、一連の作業や物事の区切りとなる点を指す言葉として使われるようになりました。

ビジネスにおけるマイルストーンとは?

現在では、もとのマイルストーンの意味は失われ、ビジネスシーンで進捗管理の際に多用される言葉となりました。

中長期に及ぶプロジェクトや、工数の多い作業は進捗の管理が重要となるため、プロジェクトの過程や作業工程にマイルストーンを活用することで、目標達成を目指しやすくなります。

マイルストーンはさまざまな業界・業種で広く使われている言葉であるため、覚えて損はない言葉でしょう。

特にプロジェクトの進行管理をする役割の人は、マイルストーンを積極的に活用することで、進捗の共有・把握に役立ちます。また、「マイルストーン払い」と呼ばれる、作業工程ごとに報酬を支払う形式を指す言葉も使われるようになりました。

マイルストーンとスケジュールの違いとは?

スケジュールはプロジェクト全体や、タスク・業務を行う一定の期間を指すのに対して、マイルストーンは作業・タスクの区切りという意味合いが強いです。

作業1〜4を1ヶ月で行う場合のマイルストーンとスケジュールは下記の通りです。
● スケジュール:1週目に作業A・2週目に作業B・3週目に作業C・4週目に作業D
● マイルストーン:作業A→作業B→作業C→作業D

スケジュールはあくまで作業を行う期間や日付の目安です。対して、マイルストーンでは関連性のある連続したタスクを区切るために使われます。

納期やリリースなどのスケジュールに遅れが出ないように、進捗管理の手段として使用されるのがマイルストーンです。

関連記事:WBSとは!プロジェクト管理上で重要な指標の作成手法をご紹介!

マイルストーンとタスクの違いとは?

マイルストーンは目標達成のためのプロセスに置く指標であるため、特定の作業を指すタスクと使い方が異なります。

[カレー作りにおける例] ● タスク:「野菜を洗う」「具材を切る」「米を研ぐ」「具を炒める」「具を煮込む」…などの、一つひとつの作業を指す
● マイルストーン:「具材を揃える」「ルーを入れて煮込む」「米を炊きあげる」など、中間目標となる地点を指す

いくつかのタスクを組み合わせて一つの区切りとなる点に、マイルストーンが設定されることが多いです。タスク一つずつにマイルストーンを設定する場合もありますが、中長期のプロジェクトでは複数のタスクをまとめて、一つのマイルストーンとする場合がほとんどです。

タスクに漏れがあると、マイルストーンを予定通りに達成できないおそれがあるため、必ずタスクを一つずつ洗い出しましょう。

関連記事:タスクフォースとは?プロジェクトとの違い、使い方、企業事例

マイルストーンの活用事例

マイルストーンは汎用性の高い指標であるため、業種・職種を問わず幅広い分野で使用できます。本記事では、下記の事例を紹介します。

● Webサイト制作における事例
● システム開発での事例
● サービスローンチでの活用事例

それぞれ順番に解説します。

Webサイト制作における事例

Webサイト制作におけるマイルストーンの事例として、下記が挙げられます。

● 企画(分析)
● 設計(UI・UX)
● コンテンツ制作
● デザイン
● システム開発・実装
● リリース
● 保守運用
● 評価

上記がWebサイト制作における大まかな流れです。ステップ一つずつにマイルストーンを設定することもあれば、ステップを細分化してタスクごとにマイルストーンを置く場合もあります。

作業ごとに分業している場合には並行してできる作業もありますが、工程が多い作業やリリース日が決まっている場合などは、マイルストーンを設定することでスケジュール通りに進めやすくなります。

規模が大きいプロジェクトほど関わる人数や日数が多くなるため、プロジェクト管理ツールなどを用いて緻密にマイルストーンを決定することが重要です。

システム開発での事例

システム開発におけるマイルストーンの事例として、下記が挙げられます。

● 要件定義
● 機能設計
● 詳細設計
● 製造・単体テスト
● 結合テスト
● シナリオテスト
● リリース
● 保守運用開始

システム開発は開発の規模や内容にもよりますが、数ヶ月〜2、3年単位のプロジェクトが多く、期間が長いほど進捗の管理が難しいです。

また、一つの作業が終わらないと次の作業に移れない工程も多く、スケジュールの中で正確に進捗を管理する必要があります。

そのため、システム開発の場合はマイルストーンを正確に設定し、こまめに進捗管理することが求められます。細かなタスクが多いため、マイルストーンをたくさん設定してしまうケースも多く見られますが、設定しすぎてしまうと進捗管理がしづらくなってしまいます。
作業担当者と話し合い、スケジュールに余裕を持って適切にマイルストーンを設定しましょう。

サービスローンチでの活用事例

サービスローンチにおけるマイルストーンの事例として、下記が挙げられます。

● 企画
● 試作(MVP)の作成
● モニタリング
● 改善
● ローンチ(リリース)

サービスローンチは、MVPを構築し、モデルサービスを用いてモニタリングと改善を重ねることが重要です。

リリースまでにサービスを仕上げる必要があるため、十分な成果が得られるまで時間の余裕を持ってモニタリングしなければなりません。モニタリングで調査した結果をサービスに反映する必要もあるため、モニタリングを反復したうえで十分な分析をできるように、スケジュールには余裕を持ってマイルストーンを設定しましょう。

マイルストーンの正しい書き方

マイルストーンを書く流れは、下記の通りです。

1. ガントチャートを作成する
2. マイルストーンを設定する

それぞれ詳しく解説します。

ガントチャートの作成

ガントチャートとは、一つのプロジェクトや作業工程をタスクごとに切り分け、目安となる日程や作業担当者を振り分ける横軸のチャートを指します。

ガントチャートを作ることで、プロジェクトや工程全体のスケジュールや進捗状況を可視化できます。

特にシステム開発など、期間が長く工数の多いプロジェクトでは、ガントチャートを使用して進捗管理をすることが多いです。

また、タスクごとに切り分けられているため、マイルストーンを設定しやすいのもメリットとして挙げられます。

ガントチャートはExcelのテンプレートとして無料で配布されているほか、ガントチャート作成ツールやアプリで必要項目を入力するだけで簡単に作成できます。

マイルストーンの設定

ガントチャートを作成したら、マイルストーンを設定します。マイルストーンを設定する際は、「遅延があると他の作業やスケジュールに支障をきたす工程」を見極めましょう。

マイルストーンの設定を誤ってしまうと、一つの工程でトラブルが起きた際に、他の工程に影響してしまい、工程全体のスケジュールに遅れが出てしまうおそれがあります。

また、チーム内のみの進捗確認だけでなく、プロジェクトに関わるメンバーや顧客に対する進捗の報告として適切な区切りであることも重要です。マイルストーンを定めるガントチャート内に目標を設定し、チーム内で進捗の目安として共有しましょう。

関連記事:ガントチャートって何?作り方や基本的な意味を解説!

マイルストーンを書く際にはプロジェクト管理ツールを使うのもおすすめ

マイルストーンを書く際には、プロジェクト管理ツールを使うことで手軽に進捗管理ができます。

【プロジェクト管理ツールの機能】
● ガントチャートの作成
● 資料の共有
チャット・掲示板機能
● 予算管理
● 仕様書管理

プロジェクト管理ツールをチーム内で使用すれば、チーム内で円滑にコミュニケーションを取りながらプロジェクト全体の進捗を把握して作業を進められます。

進捗管理を一つのプラットフォームで完結できるため、マイルストーンを設定してチーム内で共有しやすいほか、作業の遅延などのトラブルにも対応しやすいというメリットがあります。

プロジェクト管理ツールによって、上記の基本的な機能に加えて予算を自動で算出したり、他のツールと連携できたりとさまざまな特色を持っています。プロジェクト管理ツールを選定する際には、基本機能の使いやすさや料金だけでなく、ツール独自の特化した機能を比較しましょう。

マイルストーンを書く際の注意点

マイルストーンを書く際には、下記の点に注意しましょう。

● スケジュールに無理がないか
● タスク漏れがないか
● マイルストーンの数が多すぎないか
● タスクとマイルストーンを一箇所で管理しているか

マイルストーンは、スケジュールやタスクとセットで管理する必要があります。そのため、マイルストーンを個別に管理するのではなく、ガントチャートやプロジェクト管理ツール上にマイルストーンを設定することが重要です。

また、マイルストーンを設定しすぎると、かえって進捗管理がしづらくなってしまいます。マイルストーンは、適切な数を無理のないスケジュールで設定しないと効果が薄れてしまうため、あらかじめチーム内でマイルストーンの設定について協議しておきましょう。

まとめ

本記事では、マイルストーンという概念、その活用方法、適切なマイルストーンの設定方法と注意点について、わかりやすく解説しました。

プロジェクトを進める上で、マイルストーンを上手に使うことで、進捗をスムーズに管理することができ、スケジュールの遅れも防ぐことができます。ただし、マイルストーンの意味を全員が共有していないと、チーム全体での進捗管理が難しくなることもあります。だからこそ、プロジェクトや工程に関わる全員がマイルストーンについて理解しておくことが大切です。

また、マイルストーンを適切に設定しないと、リリース日や納期に遅れが出てしまうこともあります。スケジュールには十分な余裕を持ち、タスクが漏れないように、マイルストーンを適切に設定しましょう。ぜひ本記事を参考にして、プロジェクトの管理に役立ててください。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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