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ウェビナーの形式、リアルタイム配信と録画配信のやり方は?Zoomを例に解説

2022.5.10
読了まで約 3

昨今、多くの企業がウェビナーを開催するようになりました。主催者にも参加者にもメリットのあるウェビナーですが、オンライン上の特性を生かし様々な形式で実施することができます。

今回はウェビナーの形式について、代表的なウェビナーツールであるZoomを例に解説していきます。

ウェビナーとは

ウェビナーとは、オンライン上で実施されるセミナー、またはセミナーを実施するためのツールのことです。ウェブとセミナーを合わせた造語で、オンラインセミナーやウェブセミナーと呼ぶ人もいます。

ウェビナーツールを使い、参加者は主催者から送られたリンクにアクセスします。そのリンク上で、主催者は参加者に画面を共有しウェビナーを開催します。Webミーティングと異なり、参加者の顔は映らず、マイクや画面の操作は主催者のみ可能です。

オフラインのセミナーと異なり、会場へ移動する時間や移動にかかる費用がかからないため、参加者にも主催者にも負荷が軽く、多くの企業で開催されるようになりました。

関連記事:ウェビナー(Webinar)とは?意味やメリット、おすすめツールを紹介

Webミーティングとの違い

Webミーティングと異なる点は、参加者の規模にもあります。代表的なウェビナーツールであるZoomを使えば、最大1万人まで参加可能です。オフラインで実現が難しかった大規模イベントもウェビナーで行えるようになります。

またWebミーティングは双方向のコミュニケーション、ウェビナーは一方通行のコミュニケーションとイメージされがちです。

しかし、ウェビナーツールの機能を使えば、ウェビナーの途中で投票機能を使ってアンケートを取ったり、QA機能を使って質疑応答をしたり、インタラクティブなコミュニケーションも実現できます。

代表的なウェビナーツールZoom

Zoomは代表的なウェビナーツールで、多くの企業が利用しています。まずZoomミーティングを契約した後に、アドオンの追加という形でZoomビデオウェビナーが利用できるようになります。月額単位の料金体系でZoomミーティングは2,000円、Zoomビデオウェビナーは10,700円からです。

ZoomミーティングとZoomビデオウェビナーの違い

Zoomミーティングは、1on1やグループ会議などの社内会議、オンライン商談、オンライン面接などのWebミーティングで使われます。出席者の顔は全員映し出されますが、カメラやマイク、画面共有などの操作は出席者全員行うことができます。同時に最大500名まで利用できます。

一方で、Zoomビデオウェビナーはホストとパネリスト(発表者など)、参加者に分かれ、カメラやマイク、画面共有などの操作はホストやパネリストしか行うことができません。また、参加者の顔は映し出されません。

Zoomビデオウェビナーの使い方

Zoomビデオウェビナーはまずウェビナーの設定(基本設定・オプション設定)、パネリストの招待・参加リンクの発行、当日の運営の3つに分かれます。

まずZoomにログインした後に、Zoomビデオウェビナーにアクセスします。表示された画面でスケジュールの登録を行い、開催予定のウェビナーを設定します。そして、必要に応じて以下のようなオプションを設定します。

・定期開催ウェビナー:同一のセッションを繰り返し行える機能
・パスワードの設定:参加者がリンクにアクセスする際にパスワード入力を必須にする機能
・登録の必須:参加時に名前とメールアドレスの記入を必須とする機能
→この機能を使うと、参加時間などのログを取れるようになります。
・実践セッション:開催前にホストとパネリストのみで行うリハーサルの機能
→本番中のトラブル防止のために、カメラやマイクのテストを行えます。
・そのほか:質疑応答やアンケート機能、オンデマンド機能など

ウェビナーの設定が完了したらパネルリストの招待と、参加者側のリンクを発行します。パネリストはZoomからの招待メールからアクセスする必要があるので注意しましょう。

そして開催当日はZoomビデオウェビナーをオープンにして、画面共有や投票、QAなどの機能を使って、ウェビナーを実施していきます。

ウェビナーの集客については、こちらの記事を参照してください。

関連記事:ウェビナー集客をするには?告知タイミングやサイト作成、メール配信のコツ

ウェビナーの配信形式

ウェビナーはオンラインの特性を活かした配信形式で実施できます。

リアルタイム(ライブ)配信

あらかじめ設定した日時にリアルタイムで開催するウェビナーです。ライブ配信なので、その場でアンケートを行ったり、参加者からの質問に答えたり、参加者の反応を見ながらインタラクティブなウェビナーが実現できます。

決まった時間にウェビナーを行うため、その時間は主催者も参加者も拘束されるのがデメリットです。

録画配信/アーカイブ配信(オンデマンド/ダウンロード)

事前に収録しておいた動画(録画配信)、もしくは、リアルタイム配信のウェビナーを録画した動画(アーカイブ配信)を、決まった時間に配信するウェビナーです。Zoomビデオウェビナーのオンデマンド機能を使えば、録画自体は簡単に実施できます。

主催者側はコンテンツのブラッシュアップができ、参加者側は好きな時間に視聴できるメリットがあります。しかし、リアルタイム配信のように双方向ではなく、一方向のコミュニケーションになってしまいます。

さらに、オンライン上で配信するオンデマンド形式と、クラウド上に保存された動画をデバイスにダウンロードして視聴する方法と2つの視聴形式に分かれます。

オンデマンド配信はダウンロードしなくても視聴できますが、インターネット環境が必要となります。ダウンロードはインターネット環境がなくても視聴できますが、保存する作業が必要となります。

まとめ

Zoomビデオウェビナーの使い方とあわせて、ウェビナーの開催形式について紹介しました。ウェビナーは開催目的や参加者のニーズにあわせて、適切な形式を選択して開催することができます。Zoomビデオウェビナーを上手く活用しながら、ウェビナーを成功させましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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