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ウェビナーの形式、リアルタイム配信と録画配信のやり方は?Zoomを例に解説

2025.8.19
読了まで約 6

昨今、多くの企業がウェビナーを開催するようになりました。主催者にも参加者にもメリットのあるウェビナーですが、オンライン上の特性を生かし様々な形式で実施することができます。

とくに、適切なウェビナー カメラを選択することで、より効果的な配信が可能となります。

今回はウェビナーの形式について、代表的なウェビナーツールであるZoomを例に解説していきます。

関連資料:【動画付き/ウェビナー資料】『人事のリード獲得~商談化…実際どうなの?』イベント出展の裏話

ウェビナーとは

ウェビナーとは、オンライン上で実施されるセミナー、またはセミナーを実施するためのツールのことです。ウェブとセミナーを合わせた造語で、オンラインセミナーやウェブセミナーと呼ぶ人もいます。ウェビナーでは、参加者が自宅や職場からカメラを通じて参加できるため、物理的な距離を超えて多くの人々が参加可能です。

ウェビナーツールを使い、参加者は主催者から送られたリンクにアクセスします。そのリンク上で、主催者は参加者に画面を共有しウェビナーを開催します。Webミーティングと異なり、参加者の顔は映らず、マイクや画面の操作は主催者のみ可能です。ウェビナーカメラの設定は主催者側で行い、参加者側はカメラをオフにしたまま視聴することが一般的です。

オフラインのセミナーと異なり、会場へ移動する時間や移動にかかる費用がかからないため、参加者にも主催者にも負荷が軽く、多くの企業で開催されるようになりました。ウェビナーカメラを通じて、プレゼンテーションや製品デモンストレーション、Q&Aセッションなどを行うことができます。

ウェビナーの特徴として、大規模な参加者数に対応できることが挙げられます。ウェビナーカメラを使用することで、数百人から数千人規模の参加者に対して同時に情報を提供することが可能です。また、ウェビナーカメラを通じて参加者の反応を確認しながら、インタラクティブなセッションを行うこともできます

関連記事:ウェビナー(Webinar)とは?意味やメリット、おすすめツールを紹介

Webミーティングとの違い

Webミーティングとウェビナーの最大の違いは、参加者の規模にあります。代表的なウェビナーツールであるZoomを使えば、最大1万人まで参加可能です。オフラインで実現が難しかった大規模イベントもウェビナーで行えるようになります。

また、Webミーティングは双方向のコミュニケーション、ウェビナーは一方通行のコミュニケーションとイメージされがちですが、実際にはそうとは限りません。ウェビナーカメラを使用することで、発表者の表情や身振り手振りをより鮮明に参加者に伝えることができます。

さらに、ウェビナーツールの機能を活用すれば、ウェビナーの途中で投票機能を使ってアンケートを取ったり、QA機能を使って質疑応答をしたりと、インタラクティブなコミュニケーションも実現できます。高性能なウェビナーカメラを使用することで、発表者の細かな表情や資料の細部まで参加者に伝えることができ、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

ウェビナーカメラの選択は、ウェビナーの質を大きく左右します。高解像度で広角レンズを備えたカメラを使用することで、発表者の全身や会場の様子を映し出すことができ、参加者により臨場感のある体験を提供できます。また、オートフォーカス機能や低光量環境での性能が優れたウェビナーカメラを選ぶことで、様々な環境下でも安定した映像品質を維持することができます。

このように、適切なウェビナーカメラを使用することで、Webミーティングとは異なる、より大規模で効果的なオンラインイベントを実現することができるのです。

代表的なウェビナーツールZoom

Zoomは2025年現在も最も人気のあるウェビナーツールのひとつです。ビジネス用途で幅広く利用されており、初心者にとってもカメラやマイクの設定が簡単で、直感的な操作性が評価されています。ウェビナーの大規模運営や安定した通信品質なども、企業利用で定番となっている理由です。

Zoomウェビナーを利用する場合、まずZoomミーティングの有料プラン(プロ以上)を契約し、その後オプションでZoomビデオウェビナーライセンスを追加購入する必要があります。

料金体系(2025年8月時点)

  • Zoomミーティング「プロ」プラン(月額):約2,000円〜2,399円(最大参加者100名)
  • Zoomミーティング「ビジネス」プラン(月額):約2,700円(最大参加者300名)
  • Zoomビデオウェビナー(月額)*:10,700円から(500名参加まで)

*ウェビナーの規模(参加者数)によって月額料金は高くなります(例:1,000名は45,700円、3,000名は133,100円、5,000名は334,700円)。

契約内容と仕組み・特徴

  • Zoomミーティング有料プランを契約し、「Zoomウェビナー」オプションを追加して利用します。
  • 年間契約の場合やキャンペーンなどにより料金が若干異なる場合があります。
  • 支払いは円建て、もしくはドル建ても可能です(為替相場により変動)。

<主な特徴>

  • 直感的なカメラ・マイク設定
  • チャットやQ&A、挙手機能などコミュニケーション機能が充実
  • 500名以上の大規模ウェビナーも開催可能
  • 海外からの参加も容易で、企業のセミナー・説明会などに最適
  • 外部配信(YouTube Live等)との連携も可能

このように、Zoomウェビナーは2025年8月時点でも引き続き高い人気を維持し、価格や機能面でビジネス利用に最適化されています。

ZoomミーティングとZoomビデオウェビナーの違い

ZoomミーティングとZoomビデオウェビナーは、両者ともにオンラインでのコミュニケーションを可能にするツールですが、その用途や機能に明確な違いがあります。

Zoomミーティングは、主に1on1や小規模なグループディスカッション、社内会議、オンライン商談、オンライン面接などのWebミーティングで使用されます。このツールでは、参加者全員の顔がカメラを通じて映し出され、各参加者がカメラやマイク、画面共有などの操作を行うことができます。プロプランは100名まで、ビジネスプランは300名まで、エンタープライズプランは500名まで同時に利用可能で、双方向のコミュニケーションに適しています。

一方、Zoomビデオウェビナーは、より大規模なオンラインイベントや講演会、セミナーなどに特化したツールです。ここでは、参加者は主にホスト(主催者)とパネリスト(発表者など)、一般参加者に分かれます。カメラやマイク、画面共有などの操作は、主にホストやパネリストのみが行うことができ、一般参加者の顔は通常映し出されません。

ウェビナーカメラの選択は、Zoomビデオウェビナーの質を大きく左右します。高性能なウェビナーカメラを使用することで、ホストやパネリストの表情や身振り手振りをより鮮明に参加者に伝えることができます。また、広角レンズを備えたウェビナーカメラを使用すれば、発表者の全身や会場の様子を映し出すことができ、参加者により臨場感のある体験を提供できます。

Zoomビデオウェビナーでは、ウェビナーカメラを通じて、プレゼンテーションや製品デモンストレーション、Q&Aセッションなどを効果的に行うことができます。さらに、チャット機能やQ&A機能、投票機能などを活用することで、大規模な参加者とのインタラクティブなコミュニケーションも可能です。

ウェビナーカメラの設定は主催者側で行い、参加者側はカメラをオフにしたまま視聴することが一般的です。これにより、参加者のプライバシーを保護しつつ、大規模なオンラインイベントを円滑に運営することができます。

このように、ZoomミーティングとZoomビデオウェビナーは、それぞれ異なる用途や機能を持っており、目的に応じて適切なツールを選択することが重要です。特に大規模なオンラインイベントを開催する場合は、Zoomビデオウェビナーと適切なウェビナーカメラの組み合わせが、効果的なコミュニケーションを実現する鍵となります。

Zoomビデオウェビナーの使い方

Zoomビデオウェビナーは、まずウェビナーの設定(基本設定・オプション設定)、パネリストの招待・参加リンクの発行、当日の運営の3つに分かれます。

まずZoomにログインした後に、Zoomビデオウェビナーにアクセスします。表示された画面でスケジュール登録を行い、開催予定のウェビナーを設定します。そして、必要に応じて以下のようなオプションを設定します。

  • 定期開催ウェビナー:同一のセッションを繰り返し行える機能
  • パスワードの設定:参加者がリンクにアクセスする際にパスワード入力を必須にする機能
  • 登録の必須:参加時に名前とメールアドレスの記入を必須とする機能
     →この機能を使うと、参加者の情報や参加時間などのログを取れるようになります。
  • 実践セッション:開催前にホストとパネリストのみで行うリハーサルの機能
     →本番中のトラブル防止のために、カメラやマイクのテストを行えます。
  • その他:質疑応答やアンケート機能、オンデマンド配信機能など

ウェビナーの設定が完了したらパネリストの招待と参加者用リンクを発行します。パネリストはZoomから送信される招待メール内の専用リンクからアクセスする必要があるため、間違えて一般参加者用リンクを使用しないよう注意が必要です。

そして開催当日は、Zoomビデオウェビナーをオープンにして、画面共有や投票、Q&Aなどの機能を使いながらウェビナーを実施します。

【注意点】

  • 「登録の必須」を設定しない場合、参加者の詳細な情報(氏名・メールアドレスなど)や、参加・退室履歴の記録・分析ができません。集客分析やアフターフォローが必要な場合は必ずこのオプションを設定しましょう。
  • パネリストにはZoomから送付される“パネリスト専用”招待URLでアクセスしてもらう必要があります。一般参加者用リンクで入室すると適切な権限が付与されません。
  • 実践セッション(リハーサル)は、当日トラブル回避のためにも積極的に活用してください。本番前の音声・映像テストも重要です。
  • 設定や参加URLの誤送信・紛失、パスワード漏洩には十分ご注意ください。

ウェビナーの集客については、別途参考記事をご覧ください。

関連記事:ウェビナー集客をするには?告知タイミングやサイト作成、メール配信のコツ

ウェビナーの配信形式

ウェビナーはオンラインの特性を活かした配信形式で実施できます。適切なウェビナーカメラを選択することで、より効果的な配信が可能となります。

リアルタイム(ライブ)配信

あらかじめ設定した日時にリアルタイムで開催するウェビナーです。ライブ配信なので、その場でアンケートを行ったり、参加者からの質問に答えたり、参加者の反応を見ながらインタラクティブなウェビナーが実現できます。高品質なウェビナーカメラを使用することで、発表者の表情や身振り手振りをより鮮明に伝えることができ、参加者との臨場感のあるコミュニケーションが可能となります。

ウェビナーカメラの選択は、ライブ配信の質を大きく左右します。例えば、広角レンズを備えたウェビナーカメラを使用すれば、発表者の全身や会場の様子を映し出すことができ、参加者により豊かな視覚情報を提供できます。また、オートフォーカス機能を持つウェビナーカメラを選ぶことで、発表者の動きに合わせて常にクリアな映像を維持することができます。

リアルタイム配信のメリットとして、参加者の質問にその場で回答できることや、ウェビナーカメラを通じて参加者の反応を確認しながら進行できることが挙げられます。これにより、より深い理解や活発な議論を促進することができます。

一方で、決まった時間にウェビナーを行うため、その時間は主催者も参加者も拘束されるのがデメリットです。しかし、適切なウェビナーカメラを使用することで、参加者に高品質な映像を提供し、時間的制約を補う価値ある体験を提供することができます。

録画配信/アーカイブ配信(オンデマンド/ダウンロード)

事前に収録しておいた動画(録画配信)、もしくは、リアルタイム配信のウェビナーを録画した動画(アーカイブ配信)を決まった時間に配信するウェビナーです。Zoomビデオウェビナーのオンデマンド機能を使えば、録画自体は簡単に実施できます。適切なウェビナーカメラを使用することで、高品質な録画が可能となります。

主催者側はコンテンツのブラッシュアップができ、参加者側は好きな時間に視聴できるメリットがあります。ウェビナーカメラの設定を最適化することで、録画の画質を向上させることができます。しかし、リアルタイム配信のように双方向ではなく、一方向のコミュニケーションになってしまいます。

さらに、オンライン上で配信するオンデマンド形式と、クラウド上に保存された動画をデバイスにダウンロードして視聴する方法と2つの視聴形式に分かれます。高性能なウェビナーカメラを使用することで、どちらの形式でも鮮明な映像を提供できます。

オンデマンド配信はダウンロードしなくても視聴できますが、インターネット環境が必要となります。ダウンロードはインターネット環境がなくても視聴できますが、保存する作業が必要となります。ウェビナーカメラの選択は、これらの配信形式に応じて適切に行うことが重要です。例えば、高解像度のウェビナーカメラを使用することで、ダウンロード版でも細部まで鮮明に視聴できる録画を実現できます。

まとめ

Zoomビデオウェビナーの使い方とあわせて、ウェビナーの開催形式について紹介しました。ウェビナーは開催目的や参加者のニーズにあわせて、適切な形式を選択して開催することができます。Zoomビデオウェビナーを上手く活用しながら、ウェビナーを成功させましょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

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