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第三回「成功を収めるための技術 ~リスキリングかChatGPTか」

2023.5.11
読了まで約 3

成功を収めることができる「技術」とは?

前回はWBCで活躍したラーズ・ヌートバー選手を引き合いに出してパーソナルブランディングについて書きました。WBCは、すでにずいぶん前のように感じられますが、ヌートバー選手の印象はいまでも強く残っています。さらに日本のCMにも登場するようですから、ヌートバー選手の印象はまだまだうすれるどころか強くなっているのではないでしょうか。彼のパーソナルブランディングは見事に成功していますね。これからのさらなる活躍が楽しみです。

さて、今回は成功を収めるための「技術」に触れたいと思います。成功を収めることができる「技術」は果たしてあるのでしょうか?書店にいけば「自己啓発本」のコーナーにあらゆるスキル系の本が並んでいます。マーケティングの本もそれぞれがどれも示唆に富んでいて、マーケターのみなさんの役に立つ本も多くあると思います。一方で、読んだけれどもまったく役に立たなかったとか、読む前に立ち読みの段階で役に立ちそうもないことがわかり、買うのをやめたとか。オンライン書店でも同様に目次や書評を読んで判断することでしょう。これは、読者のみなさんの仕事の目的が違うからであって、その本の内容が悪いわけではありません。ひとによって良書の感じ方は様々なのです。

良書がひとそれぞれ違うように、仕事に必要な技術もひとによって大きく異なります。その技術力を高めることが成功の一歩であることは間違いありません。ただし、技術の習得ばかりに集中しすぎると本質を見誤ります。成功とは人生のゴールであり、連載の第一回でも書いたように、それは楽しく働くことができ、その報酬を得ることができる状態のことです。技術の習得はあくまでも成功を得るための手段でしかありません。ですので、将来どのような成功を収めたいのか、そこから逆算して必要な技術を見極めましょう。そこへは近道などありませんので、堅実な選択をしていくことが肝要です。

成功を収めるための「技術」を選ぶ

では、その技術の選択をどうするか。いまはリスキリングという言葉で表される勉強法があります。考え方としては、改めて、新たに勉強をすることですね。成功を収めるためには自ら動かないと実現しませんから、新たに勉強をすることは必須であると思います。同じ仕事をしていても、新しい考え方や手法が次々と現れるので無視することはできませんし、別の仕事や転職ではなおさらです。リスキリングはビジネスパーソンとして生き残るために必要なものである、という文脈で語られることがあります。筆者は、いまよりも成長するために必要な勉強法であり、それがパーソナルブランディングに直結すると考えます。

オンラインメディアでは、年齢が高くなればなるほどリスキリングは辛くなる・・・という記事が散見されますが、それは自分に合っていない勉強を選べば誰でもしんどいと思います。もちろん早く始めるに越したことはないですが、逆算したときに時間が少ないならそれに合わせればよいでしょう。50歳のひとが30歳のひとと同じ勉強量は無理があると言えます。ただし、ひとつ明確に言えるのは、始めれば今よりは高まる、ということです。パーソナルブランディングは自分の得意な領域で成果を出すことが求められますので、得意領域で少しでも技術を高めることができればブランディングとして成功の可能性が高まるのです。

ChatGPTとどう付き合うか?

さきほど近道などはないと書きましたが、いま流行りのChatGPTはスキルとして活用できるのでしょうか?筆者はお試しで使った程度ですので、深いコメントはできません。巷の情報を見る限り、上手く活用すれば効果はある、しかし自分自身の技術にはならない、というところが現時点の結論でしょうか。AIとは共存すべきですし、すでに生活の中にAIは組み込まれています。自分のブランディングを作るためにどれだけ活用できるか試してみるとよいでしょう。この連載がChatGPTで書いていたら読者のみなさんを裏切ることになるので、それは一切ない(一行もない)と宣言しますが、筆者としては、AIに書けない文章とは何か?を考えたときに思い浮かんだことこそ、パーソナルブランド(私の個性)でした。そういう意味ではChatGPTは活用しつつ、反面教師として使ってみるのもありかと思います。

成功を収めるための技術はひとそれぞれで、技術を選択することや実践することは重要ですが、技術という術にこだわるのではなく、いまよりも自分を高める、高めることは何なのかを考えることがとても重要と言えます。マーケターとして生きていくのか、同じマーケティングの仕事でもその周辺で別の仕事が自分に相応しいのか考えることも有益です。筆者は、メディアで広告のセールスを長年やりました。それはマーケターへ広告企画を提案することが仕事でした。あるときマーケターの仕事がしたいと思ってメディアを退職、事業会社のマーケティングを担当しました。いまはまたメディアの世界に戻り、広告の企画営業をする傍ら、DXベンチャーでマーケターの支援もしています。

そのときどきの判断でキャリアチェンジをしましたが、そのためのキャリアの蓄積を常に心掛けました。大切なことは、「今よりも自分を高める」ために動くことです。それがリスキリングであればなるべく早い段階で始めるとよいし、ChatGPTを活用して仕事の効率性が高まるのであれば大いに活用しましょう。今の仕事で成果を出すことは成功への道程なのですから。技術は使うことで初めて生きるのです。

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次回予告 第四回 成功を収めるために必要なこと 配信予定

【マーケターのためのパーソナルブランディング】
1. パーソナルブランディングとは何か
2. 仕事で成功を収めることの重要性
3. 成功を収めるための技術
4. 成功を収めるために必要なこと
5. ブランディングとマーケティング
6. マーケターとして成功を収める
7. マーケターのキャリア
8. 自律的キャリア構築の中期的戦略
9. マーケターとしてのゴール設定
10. 必要とされるマーケターとは
11. マーケターとして有意義な仕事をする
12. 楽しく働く

プロフィール

ビジネスメディア・ディレクター 吉村康(よしむら やすし)

1985年に大学卒業後、大手経済出版社へ新卒で入社。一貫して営業系業務に従事する。雑誌書籍の取次・書店ルートでの営業、広告宣伝、会員制ビジネス、顧客マーケティング、法人営業を担当。新規事業開発のチームリーダーを経てコーポレートコミュニケーション部長に就任。その後メディア(広告)営業部長を6年間務めた後、コンサルティング会社へ転職。マーケティング&コミュニケーション部長、ブランドマーケティング部長を歴任。メディアの広告を提案営業する側、宣伝広告を出す側の両方で合計約15年間メディア(広告)ビジネスの世界で働く。2022年に60歳を目前にしてコンサルティング会社を中途退職し、現在はフリーランスとしてダイヤモンド社を基点にビジネスメディアで広告事業のアドバイザリーと企画営業に従事する。同時に約5年間のコンサル会社でのマーケター経験を活かし、DX専門のコンサル&開発企業Fabeeeで顧問として広報・マーケティング支援をしている。

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