本記事では、無料で大容量ファイルを送れる「ギガファイル便」(GigaFile)の基本的な使い方から、セキュリティを強化する応用設定、ビジネスシーンでの具体的な活用術までを網羅的に解説します。なぜギガファイル便が多くの人に選ばれるのか、その理由である手軽さと安全性に触れつつ、初心者でも迷わない操作手順やトラブル対処法を丁寧に紹介。この記事を読めば、誰でも安心してギガファイル便を使いこなせるようになります。
ギガファイル便の公式サイト:https://gigafile.nu/
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目次
ギガファイル便とは?その特徴と選ばれる理由
この章では、数あるファイル転送サービスの中でも特に知名度の高い「ギガファイル便」について、その基本的な特徴から、多くのビジネスパーソン、特に広告やクリエイティブに関わるマーケターに選ばれる理由を掘り下げて解説します。高解像度の画像、長尺の音声や動画などの大容量データの扱いに課題を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
無料で大容量ファイルを送れるギガファイル便の基本
ギガファイル便は、株式会社ギガファイルが運営する、ユーザー登録不要かつ完全無料で利用できる、日本製のファイル転送サービスです。
最大の特徴は、なんといってもその転送容量の大きさです。1ファイルあたり最大300GBまで、しかもファイル数に制限なくアップロードが可能です。 この圧倒的な容量により、メール添付では制限があって送れないサイズの動画データや、高画質なクリエイティブなども、手軽にやり取りすることができます。
ギガファイル便のメリットと利用シーン
ギガファイル便がビジネスシーン、特にマーケティングの現場で重宝されるのには、明確なメリットがあるからです。登録不要ですぐに使える手軽さに加え、大容量ファイルを扱える点は最大の強みと言えるでしょう。 具体的な利用シーンとしては、以下のようなケースが挙げられます。
- 広告代理店や制作会社との間での、大容量のデザインデータ(ai、psd)や動画素材の共有
- イベントやセミナーで撮影した大量の写真・映像データを関係者へ一括で送付
- クライアントへのプレゼンテーション資料や、数十ページに及ぶPDF資料の納品
- Webサイトのリニューアルに伴う、画像やテキストなどの素材一式の受け渡し
このように、日常的な業務の中で発生する「メールでは送れない」あらゆるファイル転送の課題を、ギガファイル便はシンプルに解決してくれます。
関連記事:ベクターとビットマップの違いとは?広告クリエイティブ担当者が知っておきたい画像形式の基本
他のファイル転送サービスとの違い
ファイル転送やオンラインストレージサービスは数多く存在しますが、ギガファイル便はどのような点で優れているのでしょうか。ビジネスでよく利用される他のサービスと比較してみましょう。
| サービス名 | 料金(無料プラン) | 登録の要否 | 1ファイルあたりの最大容量 | ファイルの保持期間 |
|---|---|---|---|---|
| ギガファイル便 | 無料 | 不要 | 300GB | 最大100日間 |
| データ便 | 無料・有料 | 不要(無料会員・ビジネスプランあり) |
登録なし:2GB |
最大7日間(ビジネスプランは30日) |
| firestorage | 無料・有料 | 不要(無料会員・正会員など) | 2GB(正会員は10GB) | 無料版は最大7日間 |
| Google ドライブ | 無料 | 必須 | 制限なし | 無期限(ただし、2年間利用がないと削除対象) |
上の表からもわかる通り、登録不要・無料で送信できるファイル容量においては、ギガファイル便が他のサービスを圧倒しています。
Google ドライブのようなクラウドストレージの場合は容量制限がなく、長期保存にも優れていますが、アカウントを持たない外部のパートナーと一時的に大容量データをやり取りしたい場合には、ギガファイル便が非常に有効な選択肢となります。
ギガファイル便 初心者向け!基本操作ステップバイステップ
この章では、ギガファイル便を初めて利用する方に向けて、ファイルの送受信における基本的な操作手順を解説します。特に、広告クリエイティブや動画素材といった大容量のデータを扱うマーケターの皆様が、パートナー企業とスムーズにファイル共有できるよう、具体的なステップに沿って見ていきましょう。
ファイルをアップロードする手順
まずは、PCに保存されているデザインデータや動画素材などを、取引先やチームメンバーに送る際のアップロード手順です。操作は非常に直感的で、数クリックで完了します。
ファイルの選択とドラッグ&ドロップ
最初にギガファイル便の公式サイトにアクセスします。画面中央に大きなアップロードエリアが表示されているので、そこに送りたいファイルを直接ドラッグ&ドロップするか、「ファイルを選択」ボタンからファイルを選びます。複数のファイルを一度に選択することも可能で、作業効率を大きく向上させます。
ファイルをアップロードエリアに置くと、以下の設定項目が表示されます。プロジェクトの状況に応じて最適な設定を選択してください。
| 設定項目 | 内容 | マーケター向けのTIPS |
|---|---|---|
| ファイルの保持期限 | アップロードしたファイルがサーバーに保存される期間を選択します。(例: 7日間、14日間、30日間など) | 修正のやり取りが続く可能性がある場合は、少し長めの「14日間」や「30日間」に設定しておくと、再アップロードの手間が省けます。 |
| ダウンロードパスワード | ファイルをダウンロードする際に必要なパスワードを設定します。(半角英数字) | 機密性の高いクリエイティブや企画書を送る際に設定を推奨します。パスワードはURLとは別の手段(例: ビジネスチャットなど)で相手に伝えましょう。 |
| 削除キー | アップロードしたファイルを能動的に削除するために必要なキーです。(自動生成) | 万が一の誤送信や、プロジェクト完了後に情報をサーバーから完全に削除したい場合に必須です。必ず控えておきましょう。 |
ダウンロードURLと削除キーの確認
ファイルがアップロードされると、専用のダウンロードURLと削除キーが自動で生成・表示されます。このURLをメールやチャットツールで共有相手に伝えることで、相手はファイルをダウンロードできるようになります。削除キーは、自分自身でファイルを管理・削除するための重要な情報ですので、URLと一緒に相手に送らないよう注意し、別途安全な場所に保管してください。
共有されたファイルをダウンロードする手順
次に、広告代理店や制作会社といったパートナー企業から、ギガファイル便で共有されたファイルを受け取る際のダウンロード手順を解説します。
ダウンロードページへのアクセス
まず、共有されたダウンロードURLをクリックして、ギガファイル便のダウンロードページにアクセスします。ページには、送信者がアップロードしたファイル名、ファイルサイズ、ダウンロード期限などが表示されますので、受け取るファイルに間違いがないかを確認しましょう。
パスワード入力とダウンロード開始
送信者がパスワードを設定している場合、パスワードの入力が求められます。別途連絡されたパスワードを正確に入力してください。認証が完了すると、ダウンロードボタンが表示されます。
ファイルが複数ある場合は、「まとめてダウンロード」ボタンと、ファイルごとの「個別ダウンロード」ボタンが表示されます。すべてのデータが必要な場合は「まとめてダウンロード」を、特定の修正データのみを確認したい場合は「個別ダウンロード」を選ぶと、時間を節約でき効率的です。ボタンをクリックすれば、ダウンロードが開始されます。
ギガファイル便を使いこなす!応用設定と便利機能
この章では、ギガファイル便の基本的な操作から一歩進んで、マーケティング業務の効率と安全性を格段に向上させるための応用機能に焦点を当てて解説します。クライアントへの重要なクリエイティブデータ送付や、チーム内での円滑な連携に役立つ設定をマスターしていきましょう。
ダウンロードパスワードの設定でセキュリティ強化
未公開の広告クリエイティブや、機密情報を含むマーケティング資料をクライアントや外部パートナーと共有する際、セキュリティ対策は最重要課題です。ギガファイル便では、ファイルにダウンロードパスワードを設定することで、意図しない第三者による不正なアクセスを防ぎます。
設定方法は非常にシンプルです。ファイルをアップロードした後、ダウンロードURLの下に表示される「ダウンロードパスワード」入力欄に任意の4桁の半角英数字を入力し、「設定」ボタンを押すだけで完了します。 共有相手には、ダウンロードURLと合わせて、設定したパスワードを別の手段(例:ビジネスチャットやメール本文など)で伝えることで、より安全なファイル共有が実現します。
ファイルのダウンロード期限を設定する
プロジェクトには必ず納期があり、共有する情報にも鮮度があります。ギガファイル便では、ファイルのダウンロード期限を細かく設定できるため、情報管理をより厳密に行うことが可能です。特に、期間限定のキャンペーン素材や、バージョン管理が必要な制作データの共有時にこの機能が役立ちます。
アップロード画面上部の「ファイルの保持期限変更」から、目的に応じた期間を選択できます。 古いバージョンが意図せず参照され続けるリスクを回避し、常に最新の情報で関係者との認識を統一するために、プロジェクトの進行状況に合わせて保持期限を適切に設定する習慣をつけましょう。
| 期間 | 主な利用シーンの例 |
|---|---|
| 3日、5日、7日 | 迅速な確認が必要な日々の制作物や、短期的な情報共有 |
| 14日、30日 | 少し長めのレビュー期間を要する企画書やデザインカンプの共有 |
| 60日、100日 | プロジェクト期間中、継続的に参照する可能性がある資料の共有 |
アップロード通知とダウンロード通知を使いこなす
「送った資料、見ていただけましたか?」といった確認のコミュニケーションは、日々の業務において意外と時間を奪うものです。ギガファイル便の通知機能を活用すれば、こうした手間を削減し、よりスムーズな進行管理が可能になります。
ファイルアップロード時にメールアドレスを設定し、「受け取り確認(ダウンロード通知)を行う」をオンにすることで、相手がファイルをダウンロードしたタイミングで、指定したメールアドレスに通知が届きます。 これにより、クライアントがいつデザインデータを確認したか、制作チームが素材を受け取ったかを正確に把握でき、次のアクションへ迅速に移ることが可能になります。
複数ファイルをまとめて管理するフォルダ機能
広告キャンペーンでは、バナー画像、動画、企画書、レポートなど、多岐にわたるファイルを一度に共有する場面が頻繁にあります。ファイルごとにURLを発行していては、送る側も受け取る側も手間がかかり、共有漏れのリスクも高まります。
ギガファイル便では、複数のファイルをアップロードした後に「まとめる」機能を使うことで、すべてのファイルを1つのダウンロードURLに集約できます。 これにより、受け手は一度のアクセスで関連資料をすべてダウンロードでき、ストレスのないスムーズなデータ共有が実現します。案件ごとにファイルをまとめて管理することで、プロジェクト全体の効率を大きく向上させることができるでしょう。
ギガファイル便のビジネス活用術
この章では、マーケティングやクリエイティブ業務において、ギガファイル便をいかに戦略的に活用できるか、具体的なシーンを交えながら解説していきます。単なるファイル転送ツールとしてだけでなく、業務効率化とセキュリティを両立させるための視点を提供します。
大容量資料やデザインデータの共有にギガファイル便
マーケティング活動では、メール添付の上限をはるかに超える大容量ファイルを扱う場面が頻繁に発生します。例えば、以下のようなデータの共有にギガファイル便は非常に有効です。
- 広告クリエイティブ:高解像度のバナー画像(psd、ai)、動画広告のマスターデータ(mp4、mov)など、クオリティを損なわずに制作会社やクライアントと共有できます。
- イベント・セミナー関連:イベントで撮影した数百枚の写真や、数時間に及ぶセミナーの録画データなどを、関係者へ一括で共有する際に役立ちます。
- 広報・PR資料:メディア向けに配布する高画質な製品写真や、ページ数の多いPDF形式のホワイトペーパーなどを送付する際にスムーズです。
これらのデータを扱う際、ギガファイル便は会員登録不要で最大300GBまでのファイルを一度にアップロードできるため、急なデータ共有の必要性が生じた際にも迅速に対応できる点が大きなメリットです。
チーム内でのファイル受け渡しを効率化
社内やプロジェクトチーム内での円滑な連携は、業務の生産性を大きく左右します。特にリモートワークが浸透した現代において、ファイル共有の効率化は不可欠です。
例えば、マーケターが企画したキャンペーンのクリエイティブをデザイナーに依頼し、その初稿を受け取るといった一連の流れにおいて、ギガファイル便は効果的です。修正指示を加えたファイルを再度アップロードし、新しいURLを共有するだけでバージョンの管理が容易になります。アップロード・ダウンロード通知機能を活用すれば、相手がファイルを確認したタイミングを把握でき、無駄な確認作業を削減できます。
クライアントへの安全なファイル送付方法
クライアントとの信頼関係を維持するためには、ファイルの取り扱いにおけるセキュリティ意識の高さを示すことが重要です。ギガファイル便をクライアントワークで利用する際は、必ず「ダウンロードパスワード」を設定しましょう。
生成されたダウンロードURLとパスワードは、必ず別の手段で連絡するのがビジネスマナーです。例えば、URLはメールで送り、パスワードはビジネスチャットで通知するといった「二経路認証」に近い形をとることで、万が一メールが誤送信された場合でも、第三者による不正なダウンロードを防ぐことができます。
ギガファイル便をビジネスで利用する際の注意点
ギガファイル便は非常に便利なサービスですが、無料であることの裏返しとして、ビジネス利用においてはいくつかの注意点が存在します。 利用前に自社のセキュリティポリシーを確認し、以下の点を理解した上で適切に活用することが求められます。
| 注意点 | 具体的な内容と対策 |
|---|---|
| セキュリティポリシーとの整合性 | 企業によっては、情報システム部門が許可していない外部サービスの利用(シャドーIT)を禁止している場合があります。 機密情報や個人情報を含むファイルの送信は避け、利用可否を必ず事前に確認してください。 |
| 情報漏洩のリスク | ダウンロードURLを知っていれば誰でもアクセスできるため、URLの取り扱いには細心の注意が必要です。 意図しない相手にURLが渡らないよう、共有範囲を明確にし、ファイル保持期間は必要最小限に設定しましょう。 |
| 広告表示とブランドイメージ | 無料サービスのため、ダウンロードページには広告が表示されます。クライアントによっては、広告が表示されることを好まない場合もあります。送付先企業のブランドイメージや関係性を考慮し、場合によっては有料の法人向けファイル転送サービスの利用も検討しましょう。 |
| 監査ログの不在 | 誰がいつダウンロードしたかといった利用履歴(監査ログ)が残りません。 そのため、厳密なトレーサビリティ(追跡可能性)が求められるファイルの送受信には不向きです。トラブル発生時の原因究明が困難になる可能性があることを認識しておく必要があります。 |
ギガファイル便のセキュリティと安全性について
大容量のクリエイティブデータや機密情報を含む資料を扱うマーケターにとって、ファイル転送サービスのセキュリティは最も重要な選定基準の一つです。この章では、ギガファイル便が提供するセキュリティ機能と、ビジネスシーンで安全に活用するための具体的な方策について掘り下げて解説します。
ギガファイル便利用時のセキュリティ対策
ギガファイル便は、サービス提供者側と利用者側の双方で対策を講じることで、ファイルの安全性を確保しています。運営は日本国内の企業である株式会社ギガファイルが行っており、サーバーも国内に設置されているため、海外サーバーにデータを保管することに懸念がある場合でも安心して利用できます。 以下に、主なセキュリティ対策をまとめました。
サービス提供者側の主な対策
ギガファイル便は、ユーザーが安心して利用できるよう、システムレベルで複数のセキュリティ対策を実装しています。
- 通信の暗号化:ファイルがアップロードまたはダウンロードされる際の通信は、SSL/TLSによって暗号化されています。 これにより、第三者が通信内容を傍受することを防ぎます。
- ウイルスチェック:アップロードされたファイルは、サーバー上でアンチウイルス機能によってスキャンされます。 これにより、マルウェアやウイルスの拡散リスクを低減します。
利用者側で実施すべきセキュリティ対策
サービスのセキュリティ機能だけに頼るのではなく、利用者自身が適切な設定を行うことが情報漏洩リスクを最小限に抑える鍵となります。
- ダウンロードパスワードの設定:第三章でも触れましたが、パスワードの設定は不可欠です。万が一ダウンロードURLが外部に漏洩しても、パスワードがなければファイルを開かれることはありません。
- URLとパスワードの別途通知:生成されたダウンロードURLと設定したパスワードは、必ず別々の手段で相手に通知しましょう。例えば、URLはメールで、パスワードはビジネスチャットで送るなど、経路を分けることで安全性が向上します。
- ファイル自体の暗号化:機密性が特に高い情報を送る際は、ギガファイル便にアップロードする前に、ファイル自体をパスワード付きZIP形式などで暗号化しておくことを推奨します。これにより、二重のセキュリティ対策が実現します。
ファイルの保管期間と削除について
ギガファイル便では、アップロードされたファイルがサーバーに無期限に残り続けることはありません。ファイルの保管期間と削除の仕組みを理解し、適切に管理することがセキュリティ上、極めて重要です。
ファイル保管期間の設定
ファイルの保管期間は、アップロード時に最大100日間まで設定可能です。 特別な理由がない限り、相手がダウンロードするために必要な最短の期間に設定し、不要なファイルをサーバー上に長期間放置しないことが望ましい運用です。
ギガファイル便のデフォルトの保管期間は5日ですが、最短3日、最長で100日に設定できます。
設定した保管期間を過ぎたファイルは、サーバーから自動的に削除され、 一度削除したファイルは復元できないため注意が必要です。
削除キーによる任意削除
ファイルをアップロードすると、ダウンロードURLと同時に「削除キー」が発行されます。 この削除キーを使用すれば、設定した保管期間が終了する前でも、いつでも手動でサーバーからファイルを削除することが可能です。 クライアントがファイルの受領を確認した後など、ファイル共有が完了したタイミングで速やかに削除することで、情報漏洩のリスクをさらに低減できます。 削除キーは再発行できないため、必要な場合は必ず控えておきましょう。
ギガファイル便 よくある質問Q&A
この章では、ギガファイル便を業務で利用するマーケターの皆様が直面しがちな疑問やトラブルについて、その解決策をQ&A形式で分かりやすく解説していきます。クリエイティブデータのやり取りなど、シビアな場面でも慌てず対応できるよう、ぜひご一読ください。
アップロード・ダウンロードができない時の対処法
「クライアントから支給されたデータが開けない」「制作会社への入稿データがアップロードできない」といったトラブルは、ビジネスにおいて致命的な遅延を招きかねません。まずは落ち着いて原因を切り分け、一つずつ対処していくことが重要です。考えられる主な原因と対処法を以下の表にまとめました。
| 主な原因 | 対処法 |
|---|---|
| ファイル・ブラウザの問題 | ファイル名に特殊文字や機種依存文字が含まれていると、エラーの原因となります。半角英数字のシンプルなファイル名に変更してお試しください。また、ブラウザのキャッシュが影響している可能性もあります。スーパーリロード(Ctrl+F5 / Command+Shift+R)やキャッシュのクリア、推奨されているGoogle ChromeやFirefoxの最新版で再度操作してみてください。 |
| ネットワーク環境の問題 | ファイルサイズに対して回線速度が不足している、あるいは不安定な場合にタイムアウトすることがあります。特に大容量の動画データなどを扱う際は、安定したWi-Fi環境で操作するか、時間帯を変えて試すことを推奨します。 |
| セキュリティソフトの影響 | お使いのセキュリティソフトやファイアウォールが、ギガファイル便の通信をブロックしている可能性があります。一時的に設定をオフにしてアップロード・ダウンロードを試み、完了後は必ず設定を元に戻してください。 |
| URLの誤り・ファイル削除済み | 共有されたダウンロードURLが間違っている、あるいは有効期限切れでファイルが既に削除されている可能性も考えられます。 URLが正しいか、ファイルが有効期限内で存在するかを送信者に直接確認してください。 |
関連記事:ブラウザキャッシュクリアの設定・手順:Web制作・開発者が知っておきたい基礎知識
削除キーを忘れてしまった場合の対応
結論から言うと、アップロード時に発行された削除キーを紛失した場合、手動でファイルを削除することはできません。 削除キーの再発行や、運営への問い合わせによる個別削除には対応していないため、ファイルの取り扱いには細心の注意が必要です。
ファイルは設定した保持期間(3日から100日)を過ぎると自動的にサーバーから削除されます。 万が一、誤ったファイルをアップロードしてしまった場合に備え、ファイルの保持期間は必要最小限の日数に設定することを強く推奨します。また、「アップロード情報をメールで送信する」機能を活用し、ご自身のメールアドレスに削除キーを記録として残しておくのが最も確実な管理方法です。
広告表示について
ギガファイル便が無料で大容量のファイル転送サービスを提供できるのは、サイト上に表示される広告収益によって運営されているためです。 そのため、原則として広告を非表示にする公式の機能(有料プランなど)はありません。
マーケティング業務でクライアントにダウンロードURLを共有する際、広告表示が気になる方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、事前に「広告が表示される無料サービスを利用しています」と一言添えておくと、より丁寧な印象を与えられるでしょう。過去には悪質な広告が表示された事例も報告されていますが、運営側も対策を講じています。 ユーザーとしては、明らかに不審な広告はクリックしないよう注意することが大切です。
まとめ
本記事では、無料で大容量ファイルを扱えるギガファイル便の基本的な特徴から、初心者でも迷わない操作手順、さらにセキュリティを高める応用機能やビジネスでの活用術について、網羅的に解説してきました。無料で手軽に使える点が大きな魅力ですが、パスワード設定などを適切に行うことで、ビジネス用途でも安心して利用できることがお分かりいただけたかと思います。本記事を参考に、ギガファイル便を効果的に使いこなしましょう。

