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SEM(サーチエンジンマーケティング)とは!基本的な概念やSEOとの違いを解説!

2023.2.3
読了まで約 6

SEMは、検索エンジンから自社のWebサイトやLPへユーザーを流入させて収益につなげるためのマーケティング手法です。

しかし、SEOと似た名前のためSEMを誤認している人や、違いをよく理解できていない人もいるのではないでしょうか。

本記事では、SEMについての基本的な概念とともに、リスティング広告・ディスプレイ広告・SEOとの違いを解説していきます。

あわせてSEMの重要性や考え方、実施のための予算についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

SEM(サーチエンジンマーケティング)とは?

SEM(サーチエンジンマーケティング、または検索エンジンマーケティング)とは、Googleなどの検索結果に連動した広告表示や検索結果の上位ページに表示する取り組みのことです。

英語のSearch Engine Marketingの頭文字から、SEMと略されています。

SEMの目的は、検索エンジンを活用して、ユーザーを自社のWebサイトやLP(ランディングページ)へ呼び込み、商品の成約につなげていくことです。

たとえば、Googleなどの検索エンジンの利用者は、自身の課題解決を目的に検索キーワードを入力しているでしょう。

この行動をマーケティングの視点で見た場合は、利用者の行動は、特定の目的を持った動きとなるため、行動に合わせてアプローチしていけば、商品やサービスのコンバージョン(成約)が狙いやすいユーザーと捉えられます。

具体的には「”プロテイン 違い”」というキーワードで検索している場合であれば、そのユーザーは筋トレを始めたばかりの人である可能性が高いため、効果の説明と初めての購入におすすめの商品を紹介するLPへ誘導できれば、購入の可能性が高まります。

このように、検索エンジンを活用してマーケティングを行う施策がSEMです。SEMの手法としては、リスティング広告、ディスプレイ広告、SEOの3種類があるため、手法を各々解説していきます。

関連記事:マーケティングリサーチが事業発展のポイント! 役割やリサーチの流れを解説

SEMとその他の違い

SEMと3つの手法について、違いとその内容を説明します。

● リスティング広告との違い
● ディスプレイ広告との違い
● SEOとの違い

それぞれ解説します。

リスティング広告との違い

リスティング広告とSEMの違いは、その関係性にあります。リスティング広告は、SEMという施策の中に含まれる手法のひとつです。

リスティング広告とは、検索結果の上部や下部に表示される「広告」表記つきのテキストベース広告のことです。

ユーザーが検索したキーワードの内容に連動して広告表示が行えるため、ニーズに一致した見込み客に向けて、商品やサービスをアプローチできるため、コンバージョン率が高くなるという特徴があります。

対するSEMは、検索エンジンを利用したユーザーの検索行動を通して、自社のWebサイトやLPページへの流入数を増やす活動全体を指した言葉です。

そのため、SEMの中にはリスティング広告、ディスプレイ広告、SEOのすべてが含まれています。つまり、リスティング広告は、SEMという大きなくくりの中に含まれた要素のひとつと覚えておきましょう。

ディスプレイ広告との違い

ディスプレイ広告とSEMの違いも、上述したとおりディスプレイ広告がSEMの施策に含まれた手法のひとつであるという違いになります。

ディスプレイ広告とは、主にGoogleと提携しているWebサイトや個人ブログ、モバイルアプリケーションなどの広告枠に掲載される画像広告のことです。

広い範囲での認知拡大や、商品やサービスに関連している場所に広告掲載をして見込み客にアプローチするといった使い方ができます。

ディスプレイ広告も、SEMという大きなくくりの中に含まれた要素のひとつであると覚えましょう。

SEOとの違い

SEOとSEMは、名称が似ているためリスティング広告やディスプレイ広告以上に、混同されることが多いのですが、SEOもSEMの施策に含まれる手法のひとつとなります。

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)のことで、頭文字からSEOと略された言葉です。

SEOのアプローチは、直接の広告掲載ではなく検索結果の上位ページに自社のWebサイトを表示させて、継続的なユーザーの流入を狙っていく対策です。

SEOが検索結果の上位表示を狙う目的に特化した対策であるのに対して、SEMはユーザーの検索行動全体へアプローチする施策という位置づけになります。

アルファベット3文字の似た略称のため、混同しやすい用語ですが、SEO(検索エンジン最適化)は、SEM(サーチエンジンマーケティング)に含まれる要素のひとつであると覚えておきましょう。

関連記事:ディスプレイ広告の種類は?リスティング広告との違いや基礎知識をご紹介

SEMはなぜ重要なのか?

SEMがなぜ重要なのか、理由を3つの視点から説明します。

● 企業によって行うべきWeb施策が異なるため
● ユーザー行動に合わせたマーケティングを行うため
● 認知を拡大させる必要があるため

ひとつずつ解説します。

企業によって行うべきWeb施策は異なるため

Web施策を行う際は、費用対効果を意識して手法を選ぶ必要があります。たとえばSEOは、リスティング広告やディスプレイ広告よりも安価にできる可能性がありますが、顧客獲得の成果がでるまでに時間がかかる傾向にあります。

つまり、短期的に集客を行い、収益成果の獲得を目指す場合は、SEO以外を選択するなど取るべき施策が異なるわけです。

このような施策の方向性を考えるためには、検索エンジンマーケティング全体を念頭においた計画を検討していくべきです。

最終的な目的を見据えて、効果的なマーケティング活動をするためにもSEMが重要となります。

ユーザー行動に合わせたマーケティングを行うため

ユーザーが商品やサービスの購入を検討する際に、Webで情報を集めてから行動に移すのは、今ではごく自然な動きとなっています。

また、同じWebの仕組みでもWebサイト、YouTube動画、モバイルアプリケーションなど、新しい媒体やサービスが次々と出ています。

企業のマーケティング対策もユーザーの行動に合わせて変化しなければ、長期的な利益を上げていくのが難しくなるでしょう。

継続して利益を増やしていくためにも、ユーザーのWeb活動に合わせたSEM施策を行う必要があります。

認知を拡大させる必要があるため

多くの商品やサービスが存在する中から、ユーザーに自社の商品を選んでもらうためには、認知拡大が必要不可欠です。

検索エンジンで商品を探してもらうには、見込み客となるユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらう必要があります。

なぜならWeb施策では、一般の店頭販売のようにユーザーがフラッと立ち寄って、商品を手に取るケースがないからです。

そのため、ユーザーに検索してもらうには、実際の商品名や検索すればヒットする情報を、ユーザーに思い描いてもらわなければなりません。そのためにも、認知拡大を狙えるSEM施策が重要です。

関連記事:GDNとは?ディスプレイ広告とリスティング広告の違い、活用法を解説

SEMを行う際の考え方

SEMを行う際の考え方は、大きく分けて下記の3つです。

● 短期的な成果を求める場合はリスティング広告を打つ
● 潜在層を獲得したい場合はディスプレイ広告を打つ
● 中長期で安定した集客を行いたい場合はSEO

順番に解説します。

短期的な成果を求める場合はリスティング広告を打つ

短期的に成約率の高いユーザーを集客するといった成果を求める場合は、リスティング広告の利用を検討しましょう。

リスティング広告は、検索キーワードに対してピンポイントで広告を掲載可能です。検索結果の上部または下部といったユーザーの目につく場所に広告表示ができるため、狙ったターゲットに向けて確実に広告を届けられます。

広告掲載までのスピード感も早く、出稿した直後から検索結果に表示されるため、速攻性のある成果が期待できます。また、広告効果の確認もリアルタイムなので広告効果の測定もしやすく、広告掲載の停止、修正、再開が素早く対応可能です。

広告効果を見て内容を見直して改善していくといった、いわゆるPDCAを素早く回していくことで、短期的な広告でも高い成約率を目指したマーケティング活動が行えます。

そのため、短期的な成果を求める場合は、リスティング広告を検討しましょう。

潜在層を獲得したい場合はディスプレイ広告を打つ

現状は自社の商品やサービスを知らないものの、見込み客となる可能性が高い潜在層のユーザーを獲得したい場合には、ディスプレイ広告の利用を検討しましょう。

ディスプレイ広告は、Googleと提携している大手Webサイトや個人ブログの広告枠のほか、YouTube、モバイルアプリケーションの広告枠など、幅広い範囲で広告掲載が可能です。

リスティング広告とは異なり、検索キーワードに依存せずに幅広い広告枠に対して、自社の商品やサービスの広告を出稿できます。

広告を見た瞬間はまだ必要としていないユーザーでも、繰り返し広告を見ていくなかで商品を覚えて、興味を持つきっかけになるため将来的な見込み客の獲得につながります。

自社商品やサービスに関連性の高い場所に絞って掲載することもできるため、的を絞った広告掲載を行えば、さらに効果的に潜在層のユーザー獲得を目指せるでしょう。

このようにディスプレイ広告は、潜在層の獲得を目的に広告を打つと良いでしょう。

中長期で安定した集客を行いたい場合はSEO

中長期の集客を安定的に目指す場合は、SEOの実施を検討しましょう。SEOは、自社コンテンツを作成して検索結果の上位表示を狙う対策です。

検索エンジンを使うユーザーにとって、検索結果の上位に表示されるサイトは、自分の知りたい情報、解決したい悩みが掲載されている質の高いWebサイトだと判断します。

その理由は、ユーザーとGoogle検索で築かれた信頼関係の結果、検索結果の上位サイトは、それだけでユーザーの流入が見込めるからです。

Googleの評価基準によるところが大きいため、上位表示を安定させるまでには時間がかかる反面、Googleの検索エンジンから高い評価を受けて、SEOが軌道に乗れば、自然と自社コンテンツへの流入が増加するため広告費用も不要です。

このようにSEOは、集客までの成果が上がるまでに時間がかかる反面、完成してしまえば安定した集客ができるので、中長期間を想定したSEMとして活用を検討すると良いでしょう。

関連記事:リスティング広告とは何か?ディスプレイ広告との違いや運用するときの注意点も解説

SEMにはどれくらいの予算が必要?

SEMで実施する3つの手法について、リスティング広告、ディスプレイ広告、SEOの順番で予算の目安を解説します。

1つ目のリスティング広告は、広告のクリックが発生した際に費用が発生するクリック単価と呼ばれる課金方式が採用されています。

クリックにかかる費用は、指定するキーワードにより異なりますが、人気のキーワードであれば1クリックで数百円といったケースもありえるでしょう。そのため、自社の商品やサービスにあった適切なキーワード選定を行って運用することが大切です。

キーワード設定やクリック数により必要な予算が異なりますが、月間予算は2~3万円程度からと考えておくのが良いでしょう。

2つ目のディスプレイ広告は、クリック単位による課金方式のほか、インプレッション方式(表示回数による課金)が採用されています。

個々の費用は、リスティング広告に比べて安価になるケースが多いです。ただし、多くのWebサイトやモバイルアプリケーションで掲載されるため、クリック発生や表示回数も多くなり、結果的にはリスティング広告と同程度の費用がかかります。月額予算は、2~3万円程度からと考えておくべきでしょう。

3つ目のSEOの費用は、Webサイトの作成や記事作成といったコンテンツ制作を内製するか、外注するかで予算が大きく異なります。すべての作業を内製で行うのであれば、SEOにかかる予算は0円で実施可能です。

外注する場合は、メインとなる記事作成のボリュームにより費用が変わります。記事ボリュームにもよりますが、相場は1記事5,000円〜10,000円程度となるため、作成する本数をかけた金額が予算の目安になります。仮に50記事を用意するとして、1記事5,000円であれば、25万円になるでしょう。

関連記事:リスティング広告の広告文作成ポイント

まとめ

本記事では、SEMについての基本的な概念とともに、リスティング広告、ディスプレイ広告、SEOとの違いを解説してきました。

記事で解説したSEMの3つの手法、リスティング広告、ディスプレイ広告、SEOは、どれかひとつが優れているわけではなく、それぞれ有効な使い方が異なります。

そのため、SEMの効果を最大限に高めるのであれば、3つの手法をうまく組み合わせて活用していくことが大切です。

本記事をきっかけに、SEMの理解を進めていただき、適切な手法を活用してビジネスの収益増加を目指してください。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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