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Alt属性(オルト属性)とは?正しい書き方とSEO対策への影響度合いを解説!

2025.8.19
読了まで約 6

Alt属性は、画像の代替テキストを表示するための属性のことで、SEOにおいて重要な要素の1つです。

本記事では、Alt属性の基本的な概念から具体的な記述方法まで、詳しく解説します。また、Alt属性を効果的に活用するためのコツや、SEOとの関連性についても詳細に紹介します。ウェブサイトのパフォーマンス向上を目指す方々にとって、有益な情報となるでしょう。

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Alt属性とは?

Alt属性(オルト属性)は、画像の代替テキストを表示するための属性です。この属性は、HTMLのimg要素やinput要素で画像を挿入する際に使用されます。Alt属性の主な役割は、何らかの理由で画像が表示されない場合に、その画像の内容や意味を説明するテキストを提供することです。WordPressを使用している場合、画像をアップロードする際に「代替テキスト」として表示される欄がAlt属性に相当します。Alt属性を適切に設定することで、以下のような利点があります。

  1. 画像が読み込めない場合でも、ユーザーに画像の内容を伝えることができる
  2. 視覚障害のあるユーザーが画面読み上げソフトを使用する際、画像の内容を理解できる
  3. 検索エンジンが画像の内容を理解しやすくなり、画像検索での表示機会が増える可能性がある

Alt属性が設定されていない画像は、表示されない場合にユーザーや検索エンジンに対して意味を伝えることができません。そのため、SEOの観点からも重要な要素の一つとされています。

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SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説

Alt属性とtitle属性の違い

Alt属性とtitle属性は、両方とも画像に関連する情報を提供する属性ですが、その役割と使用方法に違いがあります。

Alt属性は、画像そのものの内容や意味を表現するテキストで主に以下の目的で使用されます。

  1. 画像が表示できない場合の代替テキスト
  2. スクリーンリーダーでの読み上げ
  3. 検索エンジンによる画像内容の理解

一方、title属性は画像や画像の説明を補足するテキストです。主な用途は、

  1. マウスホバー時のツールチップ表示
  2. 画像の追加情報の提供

使用可能な要素にも違いがあります。Alt属性は画像要素(img)にのみ設定可能ですが、title属性は画像以外の様々なHTML要素にも使用できます。

適切な使用例:

  • Alt属性:「赤いリンゴの写真」
  • title属性:「りんごの品種:ふじ」

これらの違いを理解し、適切に使い分けることで、Webサイトのアクセシビリティと情報伝達性を向上させることができます。

Alt属性の記述方法

Alt属性の記述方法は非常にシンプルです。HTML上で画像を挿入する際に、以下のように記述します。

<img src="画像のURL" alt="代替テキスト">

上記のコードにおいて、「alt=""」の部分がAlt属性を指定する箇所です。ダブルクォーテーション内に、画像の内容を適切に表現する代替テキストを入力します。

例えば、富士山の写真を使用する場合は以下のようになります。

<img src="fujisan.jpg" alt="富士山の雄大な景色">

WordPressを利用している場合は、画像をアップロードする際に「代替テキスト」という欄が表示されます。この欄に適切な説明文を入力することで、自動的にAlt属性が設定されます。

Alt属性の記述は、画像が表示されない場合やスクリーンリーダーを使用する場合に重要な役割を果たします。また、検索エンジンが画像の内容を理解する手がかりにもなるため、SEOの観点からも適切な記述が求められます。

Alt属性を記述する際のコツ

ここまで、Alt属性の概要や記述方法を解説してきました。ここからは、Alt属性を記述する際の下記2つのコツを解説します。

・ 画像の特徴を記述する
・ キーワードを詰め込まない

それぞれ順番に見ていきましょう。

画像の特徴を記述する

まず、Alt属性は画像の特徴を適切に記述することが重要です。画像の内容を正確に表現し、ユーザーや検索エンジンに対して適切な情報を提供することが求められます。例えば、富士山の画像を使用する場合、以下のようなAlt属性が適切です。

<img src="fujisan.jpg" alt="雪をかぶった富士山の頂上">

このように、画像の主要な要素や特徴を簡潔に記述することで、画像が表示されない場合でも内容を理解できるようになります。

ただし、本文と関係のない画像を使用している場合、Alt属性の記述に迷うことがあります。そのため、基本的には本文と関連性のある画像を選択し、その特徴を適切に表現するAlt属性を設定することが望ましいでしょう。

画像の特徴を記述する際は、以下の点に注意しましょう:

  1. 簡潔かつ具体的に記述する
  2. 画像の主要な要素を含める
  3. 不必要な情報は省略する
  4. 文法的に正しい文章を心がける

これらの点に留意しながらAlt属性を記述することで、ユーザビリティの向上とSEO対策の両面で効果を発揮することができます。

キーワードを詰め込まない

次に、Alt属性にはキーワードを詰め込まないことが大切です。SEOはキーワードに対して対策をするものであるため、キーワードを詰め込んだほうが、効果があると考える人も多いでしょう。しかし、あくまで画像の特徴を表すキーワードのみを記述しましょう。たとえば、冬の富士山の山頂の景色が写っている画像があったとします。この場合、Alt属性は以下の内容が考えられます。

<img src="fuji_winter.jpg" alt="冬の富士山">

非常にシンプルな内容に設定しています。そもそも、Alt属性の記述目的は、画像が表示されなかった場合の代替テキストを表示させるためです。SEO対策で上位を取るためではありません。

上記のことを理解したうえで、キーワードは画像の特徴を表したテキストのみで記述するようにしましょう。Alt属性の本来の目的を忘れず、ユーザーにとって有益な情報を簡潔に伝えることを心がけることが重要です。過剰なキーワード詰め込みは、かえってユーザー体験を損ねる可能性があるため、避けるべきです。

Alt属性の記述とSEOの関係性

Alt属性とSEOの関係性は、直接的なものではありませんが、間接的に重要な役割を果たします。Alt属性は、検索エンジンが画像の内容を理解するための重要な手がかりとなります。

・ 画像の内容を検索エンジンに伝える
・ 直接的なSEO効果はない

それぞれ順番に見ていきましょう。

画像の内容を検索エンジンに伝える

Googleをはじめとする検索エンジンのクローラーは、画像そのものを解析することができません。そのため、画像の内容を理解するために、Alt属性やtitle属性、画像周辺のキャプションなどの情報を活用しています。

適切なAlt属性を設定することで、検索エンジンが画像の内容を正確に把握しやすくなります。これにより、Googleの画像検索などでより上位に表示される可能性が高まります。画像検索からの流入が増加すれば、通常の検索結果でも順位が上昇する可能性があります。

したがって、Alt属性は検索エンジンと画像の橋渡し役として重要な役割を果たしています。ユーザーにとっても、画像が表示されない場合に代替テキストとして機能するため、コンテンツの理解を助ける効果があります。

関連記事:クローラーとは? 検索エンジンの仕組みを解説します!

直接的なSEO効果はない

Alt属性は、直接的なSEO効果はありません。つまり、Alt属性が記述されているからといって、直接的に上位表示できる可能性が上がるわけではないということです。裏を返せば、Alt属性が記述されていなくても、検索順位が落ちるわけではありません。

ただし、Alt属性は検索エンジンが画像の内容を理解するための重要な手がかりとなります。適切に記述されたAlt属性は、間接的にサイトの品質向上や、ユーザビリティの改善につながる可能性があります。これらの要素は、長期的には検索順位に影響を与える可能性があるため、Alt属性の適切な使用は依然として重要な施策の一つと言えるでしょう。

関連記事:SEO対策をまずは自分でやるには?初心者がすぐに取り組める手法を解説!

装飾が目的ならAlt属性は記述なしで構わない

先ほど、Alt属性には直接的なSEO効果はないことを解説しました。実際、本文内に使用する画像を装飾目的としているのであれば、Alt属性の記述はしなくても構いません。なぜなら、装飾目的の画像の内容は検索エンジンに伝える必要はなく、ユーザーからしても、代替テキストが表示されていなくても本文の内容とは関係がないためです。

しかし、PDFを入稿したり、文章の補完として入稿する画像だったりする場合は、適切にAlt属性を記述する必要があります。したがって、どのような画像を入稿するのか、その画像の目的は何であるかによって、Alt属性の記述の有無を判断しても良いでしょう。

Alt属性が表示されないときの対処法

Alt属性を設定したにもかかわらず表示されない場合がありますが、その主な原因は適切な記述がなされていないことです。このような状況に遭遇した際は、まずAlt属性が正しく記述されているかを確認することが重要です。具体的には、以下のHTML構文において〇〇の部分に正確に記述されているか確認しましょう。

<img src="画像URL" alt="〇〇">

WordPressを使用している場合は、画像アップロード時に表示される「代替テキスト」の欄に適切な内容を入力することで、Alt属性が正しく設定されます。

また、Alt属性が表示されない他の要因として、ブラウザの設定や特定のプラグインの影響が考えられます。これらの可能性も考慮に入れ、必要に応じて設定の確認やプラグインの無効化を試みることも有効な対処法となります。

Alt属性を記述するユーザー側のメリット

Alt属性を適切に記述することは、ウェブサイトを閲覧するユーザーに対して様々な利点をもたらします。主なメリットとしては、画像が表示されない状況でも内容を理解できることや、音声読み上げ機能を利用する場合に画像の内容を把握できることが挙げられます。

これらの利点は、ウェブサイトのアクセシビリティを向上させ、より多くのユーザーに情報を正確に伝えることを可能にします。また、Alt属性の適切な使用は、ユーザーエクスペリエンスの向上にも寄与し、結果としてウェブサイトの評価を高めることにつながる可能性があります。

画像が表示されなくても内容を理解できる

ユーザー側の通信環境が悪いなど、何らかの原因で画像が表示されない場合でも、Alt属性が記述されていれば代替テキストが表示されます。これにより、画像内容の補完が可能となります。特に、画像を用いてコンテンツを解説したい場合にAlt属性を記述することで、画像が表示されなくても内容の理解を促進できるでしょう。

例えば、グラフや図表などの重要な視覚情報を含む画像の場合、適切なAlt属性を設定することで、ユーザーは画像が表示されなくてもその主要な情報を把握することができます。これは、ウェブサイトのアクセシビリティを向上させ、より多くのユーザーに情報を届けることにつながります。

音声読み上げ機能で内容を理解できる

Alt属性は、音声読み上げ機能でも読み込まれます。特に、視覚障がいなどを持っている人は音声読み上げ機能を利用しますが、音声読み上げ機能では画像の内容自体を読み込むことはできません。Alt属性が設定されていれば、画像内容を代替テキストで読み上げるので、内容理解を手助けすることが可能です。これにより、視覚に障がいのあるユーザーも、ウェブサイトの画像コンテンツを理解し、より充実したブラウジング体験を得ることができます。

また、音声読み上げ機能を使用する他のユーザー、例えば運転中や作業中にウェブコンテンツを聞きたい人々にとっても、Alt属性は有用な情報源となります。

まとめ

本記事では、Alt属性の概要と重要性について詳しく解説しました。Alt属性は、画像の内容を表すために使用される重要な要素であり、適切に設定することで多くのメリットがあります。

検索エンジンに対して画像の内容を正確に伝えられるだけでなく、画像検索からの流入増加も期待できます。また、ユーザビリティの観点からも、画像が表示されない場合や音声読み上げ機能を使用する場合に、コンテンツの理解を助ける重要な役割を果たします。

直接的なSEO効果は限定的ですが、適切に設定することでWebサイト全体の品質向上につながる可能性があります。画像の特徴を簡潔に表現したAlt属性を設定することから始め、徐々にサイト全体の画像に適用していくことをおすすめします。

最後に、Alt属性の設定は技術的には簡単ですが、効果的な使用には継続的な注意と改善が必要です。ユーザーのニーズと検索エンジンの動向を常に意識しながら、適切なAlt属性の設定を心がけることが、長期的なSEO戦略の一環として重要です。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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