Google Discoverとは、一人ひとりの興味関心に沿ったコンテンツをオススメ記事としてGoogleのトップページに表示してくれる機能のことです。
Googleから検索を行う際、トップページにニュースフィードが表示された経験はありませんか?それこそがGoogle Discoverです。
今回の記事では、Google Discoverはどのようにして私たちの趣味趣向に合わせた記事を提案しているのか、その仕組みからSEOとの関連や効果、掲載されるためのコツまで解説します。また、Google Discoverのパフォーマンスを向上させるための重要なポイントについても触れていきます。
Google Discoverは、ユーザーの興味や関心に基づいて、関連性の高いコンテンツを自動的に表示する革新的な機能です。この機能は、従来の検索エンジン最適化(SEO)戦略に新たな視点をもたらし、コンテンツマーケティングの在り方に大きな影響を与えています。
目次
Google Discoverとは?
Google Discover は、Googleの検索窓下部にログインしているアカウントのアクティビティに基づいて、ユーザーの興味や関心に関連するコンテンツを表示する機能です。この機能は、ユーザーの検索履歴やウェブ閲覧パターンを分析し、個々のユーザーにカスタマイズされたコンテンツを提供することで、Google のパフォーマンスを向上させています。
Googleアカウントのアクティビティとは、具体的に次のような行動を指します。
・Googleが提供するサービス(マップや Playなど)での検索内容やその他の操作内容
・位置情報、言語、IP アドレス、参照URL、ブラウザとアプリのどちらを使用しているか
・クリックした広告、広告主のサイトで購入したもの
・デバイス上の情報(最近使用したアプリ、検索した連絡先名など)
上記のアクティビティに加えて、
・デバイスのアプリ情報
・デバイスの連絡先情報
・ロケーション履歴
・現在地の設定、位置情報
といった情報をもとにGoogleが認知し、興味関心を持ちやすい記事や動画、ニュース等が自動で表示される仕組みになっています。
これらの設定のオン/オフは各自で選べますが、基本設定ではオンになっています。
(※アクティビティの設定についてhttps://support.google.com/websearch/answer/54068?hl=ja)
関連記事:SEOとは?SEO対策の基礎知識と具体的な方法を詳しく解説
どのようなコンテンツが表示されるのか?
Google Discoverに表示されるコンテンツは、ユーザーの興味関心に合わせて自動的に選ばれます。具体的には、次の条件を満たしたWebサイトやブログ記事が、Discoverの対象コンテンツとなる可能性が高くなります。
- Googleにインデックスされている:検索エンジンのデータベースに登録されていることが前提です。
- Googleのコンテンツポリシーを満たしている:危険なコンテンツやハラスメント、ヘイトスピーチなどを含まないことが重要です。
- E-E-A-Tを満たしたコンテンツ:経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)を備えていることが求められます。
- ユーザーにとって有益な情報:最新のトレンドや、ユーザーの検索履歴に関連する話題が優先されます。
- 高品質な画像や動画:視覚的に魅力的なコンテンツは、ユーザーの関心を引きやすくなります。
- モバイルフレンドリー:スマートフォンでの閲覧に適したデザインであることも重要です。
これらの条件を満たすことで、Google Discoverのパフォーマンスが向上し、より多くのユーザーに表示される可能性が高まります。また、定期的に更新されるコンテンツや、ユーザーエンゲージメントの高いコンテンツも優先されやすい傾向にあります。
Googleにインデックスされている
まずは検索エンジンのデータベースに、Webサイトの情報が登録されていることが重要です。前提としてインデックス登録がされていないとSEO評価が得られず、検索結果に表示されません。また、Google Discoverのパフォーマンスを向上させるためにも、インデックス登録は欠かせません。Googleサーチコンソールや「site:」検索等で事前に確認しておきましょう。さらに、インデックスされた後も定期的にクロールされ、最新の情報が反映されているか確認することが大切です。これにより、常に最新かつ関連性の高いコンテンツがGoogle Discoverに表示される可能性が高まります。
関連記事:インデックスとは?Google検索におけるSEO効果と登録方法、重要性を解説
Googleのコンテンツポリシーを満たしている
GoogleはWebサイトのコンテンツポリシーを公開しています。このポリシーはDiscoverのパフォーマンスにも影響を与えるため、重要です。以下のような内容が含まれています:
・危険なコンテンツ
・不正行為
・ハラスメント コンテンツ
・ヘイト コンテンツ
・操作されたメディア
・医学 / 医療に関するコンテンツ
・テロに関するコンテンツ
・露骨な性的描写を含むコンテンツ
・暴力や残虐行為
・下品な言葉や罵倒語
引用元:Googleニュースのポリシー
ユーザーが不快に感じたり不利益を被る内容であってはなりません。
作成しているコンテンツがコンテンツポリシーに違反しないかどうか、今一度確認しましょう。Discoverのパフォーマンスを向上させるためにも、これらのガイドラインを厳守することが重要です。
E-E-A-Tを満たしたコンテンツ
E-E-A-Tとは、Googleが公式で述べているWebページの評価をする際に重視している基準のことを指します。Googleは2022年12月に品質評価ガイドラインを更新し、従来のE-A-T(専門性・権威性・信頼性)に「経験(Experience)」を加えた「E-E-A-T」を重視する姿勢を明確にしました。
具体的には、以下の4つの概念を表しています。
・Experience(経験)
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
E-E-A-Tを満たしたWebサイトやブログ記事は、Google Discoverにも表示されやすいため頭に入れておきましょう。E-E-A-Tの基準を満たすことで、コンテンツのパフォーマンスも向上する可能性があります。
・実際に体験したことが示されているか(経験)
・コンテンツの内容が特定の分野に特化しているか(専門性)
・誰から見ても「コンテンツの内容は正しい」と思えるか(権威性)
・コンテンツの内容は信頼できるものか(信頼性)
これらの要素を意識してコンテンツを作成することで、Google Discoverへの表示確率を高めることができます。また、E-E-A-Tを満たすことで、ユーザーにとっても価値のある情報を提供できるため、長期的なWebサイトの評価向上にもつながります。
関連記事:E-A-Tとは?GoogleがSEO対策で評価する基準を解説!
Google Discoverに表示されるとどうなる?
Google Discoverに記事が表示されると、Webサイトやブログに大きな変化をもたらします。主に集客面とSEOの観点から、そのパフォーマンスと効果について説明します。
まず、アクセス数が劇的に増加します。Google Discoverは、ユーザーの興味関心に基づいて記事を表示するため、表示された記事へのクリック率が高くなります。これは「Google砲」と呼ばれ、通常の10倍以上のアクセスを獲得できることもあります。
次に、SNSでの拡散可能性が高まります。Google Discoverで注目を集めた記事は、ユーザーによってSNSで共有されやすくなり、さらなる流入増加につながります。
最後に、SEOへの間接的な影響があります。Google Discoverによる大量のアクセスは、Webサイト全体の回遊率向上や滞在時間の増加をもたらします。また、高品質なコンテンツとして認識されることで、被リンクの獲得チャンスも増えます。これらの要因が複合的に作用し、サイト全体のSEO評価の向上につながる可能性があります。
このように、Google Discoverへの表示は、サイトのパフォーマンスを大幅に向上させる潜在力を秘めています。ただし、一時的な効果に留まらず、継続的なコンテンツ改善とユーザー体験の向上が重要です。
アクセス数の増加
例えば日頃からダイエットの情報をGoogleで調べていたとしましょう。毎回似たようなキーワードで検索していると、Googleを開いたときにダイエットに関する記事が表示されるようになります。自分自身の興味関心に沿った内容であればアクセスする可能性も高くなります。
Google Discoverへ表示される記事は、人気記事に限らずニッチなカテゴリーであってもユーザーの行動履歴に基づき有益であると判断すれば表示されるようになっています。そのため、表示された記事のアクセス数は急激に増加すると考えられています。
これを別名「Google砲」と呼び、通常の10倍以上のアクセス数を獲得できるとも言われています。Google Discoverのパフォーマンスは非常に高く、多くのWebサイト運営者にとって魅力的な機能となっています。特に、ニッチな分野やローカルな情報を扱うサイトにとっては、通常のSEO施策では得られないような大きな効果が期待できます。
SNSでの拡散
Google砲によるアクセス数の増加は一過性ですが、Google Discoverに表示されることでSNSで拡散される可能性も上がり、Webサイト全体の流入が上がることも考えられます。
SEOへの影響
Google Discoverは直接SEOに関わるわけではありませんが、表示された記事に対して大量のアクセスが得られることでWebサイト全体のアクセス数や回遊率の増加、被リンクの獲得チャンスは上がります。これにより、Discoverのパフォーマンスが間接的にSEO効果を高める可能性があります。
一般的に、特定の記事へのトラフィックを増やすことは簡単ではありませんが、Google砲によりユーザーのニーズにマッチした記事へのアクセスを集めることができれば、被リンクの可能性も高まります。また、ユーザーの滞在時間が延びることで、Googleはそのコンテンツを高く評価する可能性があります。
こうした外部要因の強化によってWebサイトの権威性が高まり、信頼できるサイトとしてGoogleに評価されることが、SEO効果の向上にもつながります。結果として、検索結果での順位改善や、さらなるトラフィックの増加が期待できるでしょう。
関連記事:SEOにおいて重要視される被リンクの効果と増やす方法について
Google Discoverに表示されるコツ
Google Discoverに表示されるためには、最低限のガイドラインを遵守した上で、いくつかのコツがあります。まず、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することが重要です。検索ユーザーのニーズを満たし、専門性のある内容を心がけましょう。次に、コンテンツを定期的に更新することが大切です。ニュースサイトや更新頻度の高いコラム記事などが表示される傾向にあるため、最新の情報を提供し続けることが効果的です。さらに、適切な画像選定も重要です。Googleは幅1,200ピクセル以上の高画質な画像を推奨しており、これによりクリック率やページ閲覧時間が向上し、ユーザーの満足度も上がるとされています。これらのポイントに注意を払いながら、Google Discoverのパフォーマンスを向上させることで、より多くのユーザーにコンテンツを届けることができるでしょう。
ユーザーに役立つコンテンツである
ユーザーにとって有益なコンテンツは評価されやすく、Google Discoverに表示されやすい傾向にあります。検索ユーザーのニーズを満たしており、クリック後の離脱を防ぐためにも専門性のある内容であることが望ましいです。
Google Discoverのパフォーマンスを向上させるには、ユーザーの興味関心に沿った質の高いコンテンツを提供することが重要です。また、ユーザーエクスペリエンスを考慮し、読みやすい文章構成や適切な見出しの使用など、コンテンツの構造にも注意を払うことが大切です。
コンテンツが定期的に更新されている
ニュースサイトや、更新頻度の高いコラム記事等が表示される傾向が高いです。
トレンドのトピックや話題になっているニュースが表示されやすいことからも、定期的に更新されているコンテンツの方が表示されやすいと言えるでしょう。Google Discoverのパフォーマンスを向上させるには、鮮度の高い情報を提供し続けることが重要です。例えば、ブログを毎週更新したり、ニュース記事を日々追加したりすることで、Googleに対してサイトの活性度をアピールすることができます。また、既存のコンテンツを定期的に見直し、最新の情報に更新することも効果的な方法の一つです。
適切な画像選定
Googleの発表によると、幅1,200ピクセル以上の高画質な画像を使用することで、クリック率・ページ閲覧時間ともに向上し、ユーザーの満足度も上がるとしています。視覚から得られる情報は多く、重要な割合を占めていると考えられます。Google Discoverのパフォーマンスを向上させるためには、記事の内容に合致した魅力的な画像を選定することが重要です。また、画像のalt属性に適切な説明文を入れることで、Googleが画像の内容を正確に理解しやすくなります。これらの工夫により、ユーザーにとって価値のある視覚的体験を提供し、Google Discoverでの表示機会を増やすことができるでしょう。
Google Discoverからの流入を確認する方法
Google Discoverに表示されたかどうかを確認するには、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの2つの方法があります。
Googleアナリティクスでは、アクセス数の確認から判断することができます。リアルタイムでの計測も可能ですし、過去に遡って確認することもできます。通常よりもアクセス数が跳ね上がっていたり、アクセス元が「googleapis.com」や「discover.google.com」であればGoogle砲だと断定できるでしょう。
Googleサーチコンソールの場合は「検索パフォーマンス」を確認します。「Discover」が表示されていればGoogle砲が発生していることになります。Discoverが表示されていた場合、さらにDiscoverのパフォーマンスを見ることで掲載された記事のURLを確認することができます。
これらのツールを活用することで、Google Discoverからの流入状況やパフォーマンスを詳細に分析することができます。定期的にチェックすることで、どのような記事がDiscoverに表示されやすいかを把握し、コンテンツ戦略の改善に役立てることができるでしょう。
関連記事:
Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは?設定方法や使用用途を解説
Google search console(サーチコンソール)とは?設定方法や使用用途を解説
まとめ
Googleを開いたときに「いつも表示されている記事が自分の趣味趣向と近い」と感じていた方も多いのではないかと思います。Google DiscoverはWebサイトの検索内容や位置情報、クリック情報などあらゆるアクティビティをもとに分析し、一人ひとりに合わせた記事を表示する仕組みになっています。
WebサイトがGoogle Discoverに表示されることで大幅なアクセス数の増加が見込めるため、Web集客においても間接的に大きな役割を果たすと考えられます。また、SEOとの関連も強いため、対策をしておくことはWebサイト制作において重要な要素であると言えます。
Google Discoverのパフォーマンスを向上させるには、ユーザーにとって価値のある、質の高いコンテンツを継続的に提供することが重要です。さらに、適切な画像選定や定期的な更新など、Google Discoverに表示されやすくなるためのコツを押さえておくことで、より多くのユーザーにリーチできる可能性が高まります。