YouTubeショート動画は、YouTubeアプリを通じてスマホで簡単に作成できます。一方で「従来のYouTube動画と比較して何のメリットがある?」「注意点はある?」「視聴者に見てもらえる動画の作成方法は?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。本記事では、YouTubeショート動画の基本情報に加えて、作成方法や投稿方法、メリットやデメリット、収益を最大化するポイントについて解説します。自社の製品やサービスのマーケティングにYouTubeショート動画の活用を開始しようかと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
YouTubeショート動画の基本情報や従来の動画・他のSNSとの違い
まずはYouTubeショート動画の概要や特徴といった基本情報と、従来のYouTube動画との違いを解説します。
YouTubeショート動画とは
YouTubeショート動画は、最大3分の短い動画を制作し、コンテンツとして投稿できる無料のサービスのことです。Googleが運営する動画共有プラットフォームである、YouTubeから提供されています。ショート動画は、YouTubeの「ショート」タブから開いて再生可能なほか、動画検索結果でも任意に表示されます。
YouTubeショート動画の特徴
YouTubeショート動画には、以下の特徴があります。
・動画の長さは最大3分
・YouTubeアプリの「YouTube ショートカメラ」からスマホを使って簡単に撮影、編集、投稿ができる
・撮影の向きは縦形式が基本
・フルスクリーンで再生される
・次のショート動画はスクロールして再生できる
・通常のYouTube動画と同様に条件を満たせば収益化できる
従来のYouTube動画との違い
YouTubeショート動画と比較した、従来のYouTube動画の特徴を以下にまとめました。
・動画の長さは最大12時間
・撮影、編集、投稿それぞれに異なる機材やアプリの準備や使用が必須
・横長画面での撮影が基本
・動画はクリックまたはタップして再生
・条件を満たせば収益化できる
他のSNSショート動画との違い
YouTubeショート動画として撮影した動画は、他の縦型ショート動画に対応したSNSへ流用しての投稿も可能です。その他の代表的な縦型ショート動画SNSには、「TikTok」と「Instagram」があります。
TikTokとは、Bytedance社が運営するサービスであり、代表的なショートムービーSNSのひとつです。TikTokでは、15秒、60秒、3分など複数のパターン(最大10分)から録画時間を選べ、ショート動画を作成、投稿できます。おもに若年層に人気があり、トレンドの拡散力が特に高いSNSアプリです。
TikTokアプリ内には追加できるエフェクトも豊富に用意されているため、スマホのみの簡単操作で気軽に動画を投稿できるのが特徴です。ただし、60秒以上の動画を作成するには、外部ソフトやアプリの利用が必須となります。
Instagramとは、Facebookなどを運営するMeta社から提供されているSNSサービスです。最大3分までのショート動画を作成、投稿できます。動画のほか静画の作成と投稿も可能です。視覚的な訴求に特化しているため、有形製品やサービスのプロモーション、企業のブランディングにも活用されています。
動画のみを表示させる「リール」、24時間限定で投稿が表示される「ストーリー」など独自の機能も豊富に搭載されています。Instagramアプリ内にエフェクトも豊富に用意されていますが、外部ソフトやアプリで作成した動画も投稿可能です。
▼ショート動画の概要や作り方のポイントなどの詳細は、以下の記事で解説しています。
ショート動画とは?作り方とポイント、具体的な企業事例
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YouTubeショート動画が人気となっているおもな理由
株式会社ADKマーケティング・ソリューションズが2023年11月に全国の15歳~49歳の男女を対象に行った「ソーシャルメディアのショート(縦型短尺)動画(YouTubeショート ・Instagram リール・TikTokなど)の利用実態および ショート(縦型短尺)動画広告の効果を把握する目的」のインターネットでの定量調査(※1)によると、各SNS利用率は全年齢にてYouTubeショート動画は49.6%、TikTokは23.1%、Instagramは35.2%と、YouTubeショート動画が他のSNSよりも高い利用率であることが分かっています。
※1 出典:ニュースリリース「ADK マーケティング・ソリューションズ、 ショート(縦型短尺)動画 に関する調査結果を発表」
YouTubeショート動画がTikTokやInstagramと比較しても特に注目されている理由を、以下に解説します。
視聴や動画作成がしやすいため
すべてのショート動画媒体に当てはまりますが、特にYouTubeショート動画は動画そのものの時間が短いため、ユーザーにとっては空いている時間に視聴できるのが魅力です。他にも、おすすめ動画が次々再生されるので検索の手間がなく、無目的でも視聴できる気軽さもあります。
フリックで再生や次の動画への遷移を行える、縦動画のためスマホを横にしなくても視聴できる、といった片手に持ったまま視聴できる利便性の高さも持っています。視聴側だけでなく、動画投稿者側でもスマホアプリで動画作成や編集ができる手軽さがあるのも、人気の理由と言えるでしょう。
YouTubeがプラットフォームのため
前述の調査(※1)では、TikTokやInstagramと比較すると、YouTubeは年齢層を問わない幅広いユーザーに視聴されていることが分かりました。世界最大級の動画プラットフォームであるYouTubeのショート動画サービスであることから、リリースの歴史は浅いものの認知度が高く、多くの人に利用されています。
企業のエンゲージメントにつなげやすい
TikTokは独自のアルゴリズムを採用しているため、フォロワー以外の動画もおすすめとして表示され、瞬間的なバイラルヒットが期待できるのが特徴です。一方でYouTubeショート動画は、視聴者の興味や視聴履歴をベースにしておすすめ動画が表示され、視聴回数やエンゲージメントを集めている動画もフィードのトップに表示されやすいアルゴリズムを採用しています。
YouTubeショート動画は瞬間的な拡散目的ではなく、ユーザーの育成やエンゲージメントの醸成に向いているため、企業のマーケティング戦略との相性が良い点も人気が高い理由と言えるでしょう。
▼エンゲージメントのマーケティングにおける概要や目的、手法については以下の記事で詳しく解説しています。
エンゲージメントとは?マーケティングにおける意味合いを徹底解説
YouTubeショート動画のメリット
YouTubeショート動画はさまざまな理由から人気が高く、マーケティングのツールとしても選ぶ企業が多いことが分かりました。YouTubeショート動画を活用することで得られる、具体的なメリットを解説します。
チャンネル登録者数の増加が期待できる
ショート動画を含めて、YouTubeはGoogleのアルゴリズムを採用しています。視聴者の興味や関心のある動画が表示される確率が高いため、自社の製品やサービスに対して潜在的なニーズを持つユーザーとのマッチングが期待できます。
さらに、平均再生回数やエンゲージメント(コメントやいいねなど)の数が多い動画ほど上位に表示されるため、ファン化した視聴者に対しては、自社のショート動画がより表示されやすくなるのもメリットです。
気軽に閲覧できるショート動画はチャンネル登録のハードルが従来の動画よりも低めです。そのためマッチングした視聴者による、チャンネル登録者数を増やしたいときにも向いています。
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YouTubeパートナープログラム(YPP)の対象のため、収益化が狙える
YouTubeパートナープログラム(YPP)とは、以下いずれかの条件を満たすことでYouTube動画の収益化やクリエイターサポートチームへの連絡ができるプログラムのことです。
・チャンネル登録者数が 1,000 人以上で、直近 12 か月間の有効な公開動画の総再生時間が 4,000 時間以上
・チャンネル登録者数が 1,000 人以上で、直近 90 日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が 1,000 万回以上
(YouTubeヘルプ「拡充版 YouTube パートナー プログラムの概要」)
収益化については後ほど詳しく解説しますが、YouTubeショート動画は通常のYouTube動画と比較すると、収益化による大きな収入への期待値は下がります。とはいえ、マーケティング施策の一環としてYouTubeショート動画を活用しつつ、収益も得られるのはメリットと言えるでしょう。
動画施策の運用負担が少ない
YouTubeショート動画は、動画そのものの時間が短いので簡単に作成できることに加えて、スマホのアプリで動画作成や投稿などが完結できます。動画投稿にかかる工数や時間、手間、コストなどを削減できるのもメリットのひとつです。人的リソースや資金面で動画作成や運用に課題が生じている場合でも、YouTubeショート動画なら導入しやすいでしょう。
他のSNSよりも新規参入しやすい
YouTubeショート動画は、TikTokやInstagramなどのショート動画SNSサービスよりも歴史が浅いため、まだ参入していない企業も多いです。プラットフォーム上のライバルが少ないので、これからマーケティング施策として動画配信を新しく始めたいときにも、集客やブランディングのためのユーザー獲得につなげやすいでしょう。
▼企業のブランディングの概要や重要性、種類については以下の記事で詳しく解説しています。
現代の企業にとって最重要となる「ブランディング」を徹底解説! おすすめの施策や成功事例なども紹介
作成した動画の柔軟性が高い
YouTubeショート動画では、「サンプリング」機能を使うと、動画の投稿者が許可している場合に限って、他の動画で使っている音楽を活用したり、一部を切り抜いて動画作成ができたりします。動画の演出の幅が広げられるだけでなく、同じサウンドを使っている動画の一覧に自分の動画が表示されるので、他の視聴者にも発見されやすいでしょう。
YouTubeショート動画として作成した動画を他のSNSに流用したり、その逆も可能です。ただし、サンプリング機能を使った動画は他のSNSへ転用できない点に注意しましょう。
YouTubeショート動画のデメリットや覚える必要のある注意点
YouTubeショート動画を活用する前に覚えておきたい、デメリットや注意点について解説します。
通常動画への誘導がしにくい
YouTubeショート動画は、通常動画と比較すると閲覧者が概要欄や関連動画などにアクセスしにくいデメリットがあります。ショート動画を通じて通常動画や製品ページ、お問い合わせなどの外部リンクへ誘導するには、ユーザーにリンクをタップさせるための工夫が必要です。
ターゲットユーザー層が合わないことがある
YouTubeショート動画の視聴者層は通常動画と比較すると、若年層が多い傾向にあります。幅広い年齢層が閲覧しているYouTubeのプラットフォーム上とはいえ、YouTubeショート動画は自社のマーケティングのターゲットとしているユーザー層と合わないことがあります。
関連記事:【初心者でも簡単】ターゲット マーケティングの始め方|3ステップで進めるSTP分析を徹底解説
収益化がしにくい
YouTubeショート動画は、通常動画と同じく条件を満たせば収益化が可能です。ただし、収益化の条件が厳しく、通常動画と比較すると収益率が低いデメリットがあります。
YouTubeショート動画の作成方法
YouTubeショート動画は、基本的にはスマホアプリで動画を撮影し、作成します。YouTubeアプリからと、他のアプリからの動画作成方法をそれぞれ解説します。
YouTubeアプリを使用した作り方
YouTubeアプリを使用した作り方の手順は、以下の通りです。
1. YouTubeアプリに任意のGoogleアカウントでログインする
2. 画面下部分中央の「+」マークの作成アイコンをタップする
3. 「ショート動画を作成」をタップする
4. カメラとマイクのアクセスを許可する
5. 画面右上のアイコンで動画の秒数を決める
6. 画面中央の撮影ボタンをタップして、撮影を始める
7. 動画を中断したい場合は撮影ボタン、終了したいときは右側の「✓(チェック)」マークの完了ボタンを押す
8. テキストやサウンドなどを付けて編集し、完了
他のアプリを使用した作り方
他のアプリを使用する場合の作り方の手順は、以下の通りです。
1. スマホやカメラであらかじめ元となる動画を撮影しておく
2. アプリを起動し、カメラとマイクのアクセスを許可する
3. カメラロールから編集したい動画を選択する
4. アプリで編集を行う
5. アプリの「共有」機能を使用し、YouTubeショート動画へ編集した動画をアップロードする
スマホ・PC別YouTubeショート動画の投稿方法
スマホとPC別での、YouTubeショート動画の投稿方法を解説します。
スマホの場合
スマホを使う場合、YouTubeアプリで編集済みの動画を選び右下にある「ショート動画をアップロード」を選んで投稿できます。アプリ上で動画の作成・編集を行いそのまま投稿することも可能です。
PCの場合
PCを使った投稿方法の手順は以下の通りです。
1. YouTubeスタジオにログインする
2. 右上にある「作成」→「動画をアップロード」をクリックする
3. 投稿したい動画を選択する
YouTubeショート動画の分析・改善方法
YouTubeショート動画はただ作成、投稿するだけでなく投稿後に視聴データを分析し、必要に応じて改善を行うことでより動画の効果を最大化できます。YouTubeショート動画の分析および改善方法を解説します。
YouTubeアナリティクスで分析する
YouTubeショート動画の分析には、YouTubeアナリティクスが活用できます。再生回数、視聴時間、エンゲージメント(いいね数やコメント数)などのデータを取得し、動画の分析を行いましょう。
改善戦略の立案と実行
データ分析の結果から、改善策を立案して実行します。たとえばエンゲージメントが低い場合は、動画の内容やテーマを視聴者の興味のひくものにする、コンバージョンが少ない場合には製品やサービスの内容を理解しやすい、わかりやすいものにする、途中離脱が多い場合は途中の編集を変更、修正するなどです。競合チャンネルと差別化するための戦略も同時に立案し、実行しましょう。
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YouTubeショート動画の収益化と収益を最大化するポイント
YouTubeショート動画の収益化の仕組みと、収益を最大化するためのポイントを解説します。
YouTubeショート動画収益化の仕組み
YouTubeショート動画の、一般的な1再生あたりの収益は0.003円〜0.01円程度と言われています(ただし動画ジャンルにより実際の収益は異なります)。通常のYouTube動画の場合の目安である1再生あたりの収益0.05円〜0.7円と比較すると、低めです。
収益は、以下の仕組みで分配されます。
1. 収益化を行っているYouTubeショート動画の視聴回数に応じて分配可能な広告収益がプールされる
2. 計算される
3. クリエイターへ収益の割当と分配が行われる
YouTubeショート動画の収益を最大化するポイント
YouTubeショート動画の収益率は通常動画よりも低いため、ショート動画からの収益を狙うよりは、通常動画へ誘導する工夫を行った方が良いでしょう。通常動画へ誘導することで、概要欄も見てもらえるようになり、製品やサービスページへの移動や問い合わせといったコンバージョンにもつなげやすくなります。
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YouTubeショート動画の企業の活用事例5選
YouTubeショート動画を活用した企業の成功事例を5選紹介します。
ミツカン公式チャンネル「みつかん」
食酢を中心にした調味料などの製造・販売を行う食品メーカー「ミツカン」では、自社製品を使用したレシピ動画をYouTubeショート動画で公開しています。ショート動画の短さを利用し、効率よく一品を作れる動画構成となっています。
カインズ公式チャンネル「CAINZ TV」
ベイシアグループに所属するホームセンターチェーン「カインズ」では、商品の活用動画をYouTubeショート動画で公開しています。季節商品やプライベートブランドなど、ニッチなニーズを汲んだ商品を紹介することで、実店舗やオンラインでの商品購入へつなげています。
パナソニック公式チャンネル「Panasonic Japan」
大手電機メーカーである「パナソニック」は、自社製品の性能や活用方法の紹介動画をショート動画にて公開しています。通常の製品や企業のブランディング動画とリンクしているものも多いです。
サイボウズ公式チャンネル「サイボウズ式」
グループウェアの開発・販売を手掛ける「サイボウズ」では、企業ブランディングや採用を目的としたYouTubeショート動画を公開しています。企業理念についてや、「IT投資額はどのくらい?」「チームの理想の大切さ」などのテーマについて話す取締役の社内会議切り抜きシリーズや、満員電車などのシチュエーション別の日本とアメリカ、ヨーロッパの違いなどの動画が豊富です。
テクノプロ テクノプロ・デザイン社公式チャンネル「テクノデザイン」
技術系人材派遣やコンサルティング、ソリューションを提供する「テクノプロ」「テクノプロ・デザイン」では、おもにサービスのブランディングや採用をターゲットとしたショート動画を公開しています。社員インタビューや、応募者向けの面接官紹介など、一般的には内部関係者でなければ分からない情報を提供しているのも特徴です。
YouTubeショート動画の制作・投稿を成功させるコツ
YouTubeショート動画の制作や投稿を成功させるコツを解説します。
ターゲットを設定し、投稿テーマを絞る
限られた動画の時間でもっとも伝えたいことを確実に伝えるためには、制作前にまず具体的なターゲットを誰にするかを設定して投稿テーマを絞るようにしましょう。
関連記事:ターゲティングとは?戦略的なターゲット設定の方法と成功例
ショート動画のテーマは一貫させる
投稿したYouTubeショート動画のテーマがバラバラだと、他の動画に興味を持ってもらえずチャンネル登録がされにくい可能性があります。ショート動画はテーマを一貫させるようにしましょう。
冒頭の数秒でユーザーを引き込む
YouTubeショート動画は画面をスワイプするだけで別の動画に切り替えできるため、冒頭の数秒で簡単に離脱される可能性が高いです。インパクトのある表現やシーンを冒頭に持ってきて、離脱を防ぎましょう。
構成はストーリーを意識する
定番のストーリー構成を作って複数動画を投稿すると、視聴者がストーリーのファンになってくれることが多いです。「製品の紹介→実際に活用しているシーン」「社員に質問→答える」などのストーリー構成を意識しましょう。定番のストーリーがあると構成を動画作成の都度考える手間も省けます。
リアリティを重視する
TikTokからの流れで、YouTubeショート動画も作り込んである動画よりも、リアリティのある動画の方が人気が高い傾向にあります。作り込んだ動画ではなく、自然体で気軽に撮影した動画をコンスタントに投稿した方が視聴者をつかみやすいでしょう。
テンポの良さを意識する
YouTubeショート動画は通常のYouTube動画のようにスキップができないため、テンポが悪いと離脱される傾向にあります。場面の切り替えやBGMの活用などで、テンポを意識して動画を作りましょう。
他動画やメイン動画への誘導を最後に入れる
YouTubeショート動画は概要欄の表示がないため、他の動画へ誘導しにくいデメリットがあります。動画の最後に下のアイコンをクリックするようにテロップを挿入するなど、最後に誘導の工夫(CTAの設置)をしておくことがおすすめです。
関連記事:CTA(コールトゥアクション)とは? 基礎知識とポイント
投稿チャレンジに挑戦する
投稿チャレンジとは、特定のハッシュタグを付けてYouTubeショート動画を投稿する、不定期で開催されている企画です。自社のチャンネルの趣旨とチャレンジの内容が合致している場合、投稿チャレンジに参加することでハッシュタグ経由での再生増加と、新たな視聴者獲得が期待できます。
関連記事:ハッシュタグの意味とは!付け方や活用シーンを徹底解説
YouTubeショート動画に関連するよくある質問と回答
よくある質問を回答とともに解説します。
YouTubeショート動画にならない・できない
以下の条件を満たさないと、ショート動画と認識されません。
・動画のアスペクト比が縦型(9:16)
・動画の長さが180秒を超えない
・タイトルまたは説明欄に「#Shorts」が含まれている
アスペクト比と再生時間の調整、ハッシュタグの確認をしてみましょう。
YouTubeショート動画の視聴時間は総再生時間に含まれる?
収益化の条件のひとつとして定義されている「総再生時間4,000時間」に、YouTubeショートの視聴時間は含まれません。
YouTubeショート動画の最適な長さは?
一般的には15〜30秒と言われています。
YouTubeショート動画にサムネイルは設定可能?
利用環境や権限により、できるユーザーとできないユーザーが存在します。
YouTubeショート動画において著作権で考慮すべきポイントはある?
使用する音楽や映像に著作権がある場合、収益化が制限されることがあります。YouTubeが提供しているオーディオライブラリや「収益化可能」と表示された音源のみ利用するようにしましょう。
YouTubeショート動画のおすすめ表示アルゴリズムは?
視聴者の興味や視聴履歴にもとづいて、おすすめ動画が選定されます。さらに視聴回数やエンゲージメントの数に応じて、フィードのトップに表示されやすくなります。
YouTubeショートを他のSNSでシェアするには?
動画の下にある共有ボタンでシェアできます。
まとめ:YouTubeショート動画の作成や収益最大化にはサービス利用もおすすめ
YouTubeショート動画の基本情報やメリット、デメリット、動画の作成や投稿方法、収益化、成功させるためのコツについて解説しました。YouTubeショート動画は視聴者のエンゲージメントを高めてファン化したり、ブランディングに活用したりできるSNSサービスです。ショート動画ならではの良さを活かし、利益向上やコンバージョンなどの目的達成を目指しましょう。