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フォームとは?Webにおける入力フォームの作成ポイントとは!

2025.7.29
読了まで約 13

フォームは、Webサイトやアプリケーションにおいて重要な役割を果たす要素です。ユーザーから情報を収集し、インタラクティブなコミュニケーションを可能にする入力フォームは、多くのWebサービスに不可欠な機能となっています。

本記事では、Webにおけるフォームの概要や意味を解説するとともに、様々な種類のフォームについて紹介します。また、効果的な入力フォームを作成する際のポイントや、フォーム作成に役立つツールについても詳しく解説します。

フォームには、問い合わせフォーム、イベント受付フォーム、アンケートフォームなど、様々な種類が存在します。これらのフォームは、それぞれ異なる目的や役割を持っていますが、共通して重要なのは、ユーザーが簡単に入力できるよう設計されていることです。

Webフォームを作成する際は、ユーザビリティや情報セキュリティに十分配慮する必要があります。特に、個人情報を扱う場合は、SSL/TLS暗号化通信の導入や、適切なバリデーション(入力値の検証)の実装が不可欠です。

また、フォームの最適化(EFO: Entry Form Optimization)を行うことで、フォームの完了率を向上させることができます。必須項目と任意項目の明確な区別、入力項目の最小化、エラー表示の改善などが、EFOの重要なポイントとなります。

Webフォームの作成には、HTMLやCSSの知識が必要ですが、近年では専用のフォーム作成ツールも多数登場しています。これらのツールを活用することで、プログラミングスキルがなくても、効果的なフォームを簡単に作成できるようになりました。

以下のセクションでは、フォームの種類や作成ポイント、おすすめのツールについてさらに詳しく解説していきます。Webサイトやアプリケーションの品質向上に役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてください。

フォームとは?

フォームとは、Webサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーからの情報入力を受け付けるためのユーザーインターフェース(UI)の一つです。主にホームページやWebサイト上に設置され、ユーザーが入力した情報をサーバーに送信する役割を果たします。

フォームは、Webの世界では非常に重要な要素であり、ユーザーとWebサイトの運営者との間のコミュニケーションを可能にします。例えば、問い合わせフォームを通じて顧客からの質問を受け付けたり、登録フォームを使って新規会員を獲得したりすることができます。

フォームの構成要素には、様々な入力フィールドが含まれます。代表的なものとして、以下のようなHTML要素があります。

●input要素:テキスト入力、チェックボックス、ラジオボタンなど
●select要素:ドロップダウンリストによる選択
●textarea要素:複数行のテキスト入力

これらの要素を組み合わせることで、目的に応じた多様なフォームを作成することが可能です。フォームのデザインや構成は、Webサイトの運営者が自由に決定できるため、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。

フォームを通じて収集された情報は、設定に応じて様々な方法で処理されます。例えば、指定されたメールアドレスに送信されたり、クラウド上のデータベースに保存されたりします。これにより、ビジネスにおける顧客管理や市場調査などに活用することができます。

また、近年ではモバイルデバイスの普及に伴い、スマートフォンやタブレットに対応したレスポンシブなフォームデザインの重要性が高まっています。ユーザーがどのデバイスからでも快適にフォームを利用できるよう、Webデザインの観点からも配慮が必要です。

フォームの活用方法は多岐にわたり、ビジネスの成功に大きく貢献する可能性を秘めています。適切に設計されたフォームは、ユーザーとの接点を増やし、顧客満足度の向上や問い合わせの最大化につながります。そのため、フォームの重要性を理解し、効果的に活用することが、現代のWeb戦略において不可欠となっています。

関連記事:ホームページの作り方を徹底解説します!初心者にも分かる方法6選と注意点

フォームの種類

フォームは、Webサイトやアプリケーションにおいて重要な役割を果たす要素です。フォームには様々な種類が存在し、それぞれが異なる目的や機能を持っています。ここでは、代表的なフォームの種類について解説します。

●問い合わせフォーム:最も一般的なフォームの一つで、ユーザーがWebサイト運営者に連絡を取るために使用します。名前、メールアドレス、問い合わせ内容などの入力欄があります。
●イベント受付フォーム:セミナーや展示会などのイベント参加者を募集する際に使用します。参加者の情報を収集し、イベントの管理を効率化します。
●アンケートフォーム:ユーザーの意見や感想を収集するために使用します。複数の質問項目を設定し、選択式や記述式の回答欄を用意します。
●会員登録フォーム:Webサービスやオンラインショップなどで、新規ユーザーを登録する際に使用します。ユーザー名やパスワードなどの情報を入力します。
●注文フォーム:ECサイトで商品を購入する際に使用します。配送先や支払い方法などの情報を入力します。
●検索フォーム:Webサイト内の情報を検索するために使用します。キーワードを入力し、該当する情報を表示します。

これらのフォームは、HTMLの<form>タグを使用して作成され、入力欄には<input>や<textarea>などの要素が使われます。フォームの送信には、通常POSTまたはGETメソッドが使用されます。

フォームのデザインや使いやすさは、ユーザーエクスペリエンス(UX)に大きく影響します。そのため、フォームを作成する際は、入力項目の適切な配置や、エラー表示の分かりやすさなどに注意を払う必要があります。

また、フォームのセキュリティも重要な課題です。特に個人情報を扱うフォームでは、HTTPS通信の使用やCSRF対策などのセキュリティ措置を講じることが不可欠です。

以上のように、Webにおけるフォームは多岐にわたり、それぞれの目的に応じて適切に設計・実装することが求められます。

問い合わせフォーム

まず、一般的にイメージされるフォームが問い合わせフォームです。ホームページやWebサイトなどに設置し、ユーザーの情報を取得するためのフォームになります。具体的なユーザー情報としては、氏名やメールアドレス、電話番号、問い合わせ目的などが挙げられ、ビジネスの商談やカスタマーサービスにつなげます。

また、問い合わせフォームは、SNSやホームページ、その他のチャネルからの問い合わせを一括で管理できるタイプと、特定のチャネルで分けるタイプの2種類が存在します。特定のチャネルで分ける場合の具体例としては、ホームページの資料請求用のフォームと、通常の顧客問い合わせ用を分けるようなイメージです。

Webサイトの問い合わせフォームは、ユーザーが簡単に情報を入力できるよう設計することが重要です。フォームのデザインや使いやすさは、ユーザーエクスペリエンス(UX)に大きく影響します。また、フォームの入力項目は必要最小限に抑え、ユーザーの負担を軽減することが望ましいでしょう。

さらに、Webフォームのセキュリティも重要な考慮事項です。SSLによる暗号化やCAPTCHAの実装など、ユーザーの個人情報を保護するための対策を講じる必要があります。

ホームページやWebサイトを持っているのであれば、あわせて必ず問い合わせフォームも作るようにしましょう。適切に設計された問い合わせフォームは、ビジネスの成長と顧客満足度の向上に大きく貢献します。

関連記事:B2Bサイト、全CVの58%がトップページからフォームへ直行(WACUL調査)

イベント受付

問い合わせフォームの中でも、イベント受付などの特定事項に特化したフォームも存在します。通常の問い合わせフォームの内容に加えて、当日の受付希望時間を選択できるようにしたり、会場が複数ある場合は希望の会場を選択できるように作成したりします。これらの機能により、ユーザーはイベントに関する詳細な情報を入力することができ、主催者側も効率的に参加者の情報を管理できます。

イベント受付フォームは、Webサイトのユーザビリティを向上させる重要な要素です。例えば、日付や時間の選択にはカレンダー機能を実装したり、会場の選択にはドロップダウンメニューを使用したりすることで、ユーザーの入力負担を軽減し、コンバージョン率の向上につながります。

また、イベント受付フォームはあくまでイベントの受付期間中のみ必要となるため、Webサイト上で期間限定で表示されることが一般的です。イベントの受付期間が終了すればフォームを閉鎖することになります。このような一時的な利用のため、大きな費用をかけてイベント受付フォームを作成するケースは少なく、無料で作成できるWebフォームツールを使って効率的に作成されるケースがほとんどです。

イベント受付フォームの設計には、セキュリティにも十分な配慮が必要です。個人情報を扱うため、SSL暗号化通信を使用するなど、Webサイト上でのデータ保護対策を講じることが重要です。さらに、スパム対策としてCAPTCHA機能を実装するなど、不正なアクセスからフォームを守る工夫も求められます。

アンケート

フォームの中には、アンケートを取ることに特化したものも存在します。ホームページや自社サービスをどのようなチャネルで知ったのか、競合他社と比較してどのような点に魅力を感じたのかなど、今後の自社サービスの改善に活かせるための情報を取得することが目的です。

アンケートフォームは、Webサイトに直接設置してユーザーの回答を集めるケースもありますが、既存顧客に対して、メールなどでアンケートフォームのURLを配信するケースも多いです。Web上でのアンケートフォームは、紙のアンケートと比べて回答の集計が容易で、リアルタイムでデータを分析できるというメリットがあります。

また、アンケートフォームの設計には、ユーザビリティを考慮することが重要です。例えば、選択式の質問と自由記述の質問をバランスよく配置したり、進捗バーを表示してユーザーのモチベーションを維持したりするなどの工夫が効果的です。さらに、レスポンシブデザインを採用し、スマートフォンやタブレットからも快適に回答できるようにすることで、回答率の向上が期待できます。

Web上のアンケートフォームを活用することで、顧客の声を効率的に集め、ビジネスの意思決定に役立てることができます。ただし、個人情報の取り扱いには十分注意し、適切なセキュリティ対策を施すことを忘れないようにしましょう。

関連記事:アンケートの正しい作り方|効果的に回収するコツや基本形式、例文

フォームを作成する際のポイント

Webフォームを作成する際には、ユーザビリティとセキュリティの両面に配慮することが重要です。フォームは、ウェブサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーとの重要な接点となるため、適切に設計することでコンバージョン率の向上につながります。

以下に、Webフォーム作成時の主要なポイントをまとめます。

●シンプルで分かりやすいデザイン: ユーザーが迷わずに入力できるよう、フォームのレイアウトをシンプルに保ちます。フォーム要素の配置や順序を論理的に整理し、視覚的な階層を明確にすることで、ユーザーの入力体験を向上させます。
●レスポンシブデザインの採用: スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスからのアクセスに対応するため、レスポンシブデザインを採用します。これにより、デバイスの画面サイズに応じてフォームが適切に表示され、モバイルユーザーの利便性が向上します。
●適切なフォーム要素の選択: テキストフィールド、ラジオボタン、チェックボックス、ドロップダウンリストなど、入力内容に最適なフォーム要素を選択します。これにより、ユーザーの入力ミスを減らし、データの品質を向上させることができます。
●バリデーションの実装: クライアントサイドとサーバーサイドの両方でバリデーションを実装し、入力エラーを即座に検出・通知します。これにより、ユーザーは迅速にエラーを修正でき、フォーム送信の成功率が向上します。
●プログレスインジケーターの表示: 複数ステップのフォームの場合、プログレスインジケーターを表示して、ユーザーの現在の位置と残りのステップを明確にします。これにより、ユーザーのモチベーションを維持し、フォーム完了率を高めることができます。
●セキュリティ対策の実施: SSL/TLS暗号化を使用してデータ転送を保護し、クロスサイトスクリプティング(XSS)や SQL インジェクションなどの攻撃に対する防御策を講じます。また、reCAPTCHAなどの認証システムを導入して、ボットによる不正なフォーム送信を防止します。

これらのポイントを考慮してWebフォームを作成することで、ユーザーフレンドリーで安全性の高いフォームを実現できます。ユーザーの入力負担を軽減しつつ、必要な情報を確実に収集できるフォーム設計を心がけましょう。

暗号化通信は必ず行う

フォームを作成する際に最も重要なポイントの一つが、暗号化通信の実装です。Webフォームを通じて送信される情報は、多くの場合個人情報や機密性の高いデータを含むため、セキュリティの確保は不可欠です。代表的な暗号化通信の方法として、SSL/TLS証明書の導入が挙げられます。

SSL/TLS証明書を導入することで、フォームから送信されるデータは暗号化され、第三者による盗聴や改ざんのリスクを大幅に軽減できます。また、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されることで、ユーザーに安全性を視覚的に伝えることができ、信頼性の向上にもつながります。

Webフォームの暗号化通信を行わない場合、ハッカーなどの悪意ある第三者に顧客の個人情報や会社の機密情報が盗まれるリスクが高まります。情報漏洩が発生した場合、会社の信頼性が大きく損なわれ、ビジネスに深刻な影響を与える可能性があります。

さらに、多くのブラウザが非暗号化通信のWebサイトに対して警告を表示するようになっており、ユーザーの離脱率が上がる原因にもなります。そのため、Webフォームを含むサイト全体のHTTPS化を検討することが望ましいでしょう。

暗号化通信を実装しても絶対的な安全性は保証されませんが、情報漏洩のリスクを大幅に軽減できます。そのため、Webフォームを作成する際は、必ず暗号化通信を導入するようにしましょう。また、定期的にセキュリティ対策を見直し、最新の脅威に対応できるよう努めることも重要です。

関連記事:常時SSL化って大事なの?今からでも遅くないSSL化について徹底解説!

エントリーフォーム最適化(EFO)を行う

次に、エントリーフォーム最適化(EFO)を行うことも非常に重要です。エントリーフォーム最適化とは、Webサイト上の問い合わせフォームやエントリーフォームの設計や機能を最適化し、ユーザーの入力体験を向上させることを指します。これにより、フォームの完了率を高め、機会損失を防ぐことができます。

EFOは、特にWebマーケティングの分野で重要な役割を果たします。ユーザーがフォームを簡単に、ストレスなく入力できるようにすることで、コンバージョン率の向上につながります。

エントリーフォーム最適化を行う際は、以下の点に注意しましょう。

●フォームのデザインを簡潔にする:ユーザーが一目で理解できるシンプルなデザインを心がけます。
●入力項目を最適化する:必要最小限の項目のみを設置し、ユーザーの負担を軽減します。
●入力支援機能を実装する:郵便番号から住所を自動入力する機能など、ユーザーの手間を省く工夫をします。
●モバイル対応を徹底する:スマートフォンやタブレットからの入力にも対応したレスポンシブデザインを採用します。
●セキュリティを確保する:SSL証明書を導入し、ユーザーが安心して個人情報を入力できる環境を整えます。

これらの最適化を行うことで、Webサイトの問い合わせフォームの完了率が向上し、ビジネスチャンスの拡大につながります。EFOは、ユーザビリティとコンバージョン率の両方を改善する効果的な手法であり、Web戦略において重要な要素と言えるでしょう。

必須項目と任意項目を分ける

まずは、Webフォームにおいて必須項目と任意項目を明確に分けることが重要です。例えば、パーソナルジムの初回予約を取るためのフォームを考えてみましょう。このようなフォームでは、氏名やメールアドレス、電話番号、そして初回の体験予約日程が必須項目となります。

しかし、フォームの設計においては、ユーザーの離脱を防ぐことも考慮しなければなりません。例えば、予約日程の入力欄を複数設けるとします。この場合、すべての日程入力を必須とするのではなく、1つ目のみを必須項目とし、残りを任意項目とすることで、ユーザーの負担を軽減できます。

Webフォームの最適化において、必須項目と任意項目を適切に分けることは、ユーザーエクスペリエンス(UX)の向上につながります。必須項目は明確に表示し、任意項目はそれと区別できるようにデザインすることで、ユーザーはフォームの入力をスムーズに進めることができます。

また、フォームの各項目にはわかりやすいラベルを付け、必須項目にはアスタリスク(*)などの記号を使用して視覚的に示すことも効果的です。これにより、ユーザーは一目で必須項目を認識でき、入力漏れを防ぐことができます。

さらに、フォームの送信前に必須項目の入力漏れをチェックする機能を実装することで、ユーザーの手間を省き、フォーム送信の完了率を高めることができます。このような工夫により、Webフォームの使いやすさが向上し、ビジネスにとって重要な顧客情報の収集がより効率的に行えるようになります。

入力項目を最低限にする

フォームの入力項目を最低限に抑えることは、Webフォームの使いやすさを向上させる重要なポイントです。ユーザーにとって、多くの項目を入力することは煩わしく、フォームの離脱率を高める原因となります。そのため、フォーム設計では必要最小限の情報のみを収集するよう心がけましょう。

例えば、住所入力の場合、郵便番号を入力すると自動的に住所が表示されるフォーム機能を実装することで、ユーザーの入力負担を軽減できます。これは、Webフォームの使いやすさを大きく向上させる効果的な方法です。

また、フォームの各項目が本当に必要かどうかを精査することも重要です。不要な項目を削除し、必要最小限の情報のみを収集することで、ユーザーの入力時間を短縮し、フォーム完了率を向上させることができます。

さらに、フォームのデザインにも注意を払いましょう。シンプルで見やすいレイアウトを採用し、入力項目をグループ化するなど、ユーザーが迷わずに入力できるよう工夫することが大切です。

最後に、フォームの入力項目を最適化することで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、Webサイトの目的達成率が上がることが期待できます。フォーム設計の際は、ユーザーの視点に立ち、必要最小限の入力項目で最大限の情報を得られるよう心がけましょう。

エラー表示を分かりやすくする

最後に、エラー表示を分かりやすくすることも大切です。Webフォームにおいて、エラーが発生した場合、単にエラーの存在だけを表示しているものも多く見られます。しかし、ユーザーから見て何がエラーとなっているのかが分からないと、フォームの入力を断念してしまう可能性があります。そのため、エラー内容を具体的に表示することが非常に重要です。

例えば、メールアドレスの入力欄で「@」が抜けている場合、「メールアドレスの形式が正しくありません」というような具体的なエラーメッセージを表示することで、ユーザーは何を修正すべきかを即座に理解できます。また、必須項目が未入力の場合は、該当する項目を赤く強調表示するなど、視覚的にもエラーの箇所を明確にすることが効果的です。

さらに、Webフォームの設計時には、エラーが発生しにくいUI/UXを考慮することも重要です。例えば、電話番号の入力欄では、数字以外の文字を入力できないようにするなど、ユーザーの入力ミスを事前に防ぐ工夫も有効です。

このようなエラー表示の最適化は、ユーザビリティの向上だけでなく、フォームの完了率を高め、最終的にはコンバージョン率の向上にもつながります。Webサイトの目的に応じて、適切なエラー表示の設計を行うことが、効果的なフォーム運用の鍵となるでしょう。

関連記事:BtoBサイトにおける最適なEFOとは?

フォーム作成に役立つツール5選

フォーム作成に役立つツールは数多く存在しますが、ここでは特に使いやすく、機能が充実した5つのツールを紹介します。これらのツールを活用することで、効率的かつ効果的なWebフォームの作成が可能になります。

●Googleフォーム: Googleアカウントがあれば無料で使用できる、シンプルで使いやすいフォーム作成ツールです。条件分岐機能や自動スプレッドシート連携など、基本的な機能が充実しています。
●Senses(センシーズ): マーケティングに特化したフォーム作成ツールで、顧客管理機能も備えています。MAツールとの連携も可能で、インサイドセールスの強化に役立ちます。
●Access(アクセス): Microsoftが提供する多機能なフォーム作成ツールです。あらゆる種類のフォームに対応できる柔軟性が特徴ですが、初心者には少し操作が難しい場合があります。
●formrun(フォームラン): クラウドベースのフォーム作成ツールで、顧客情報の一元管理が可能です。複数ページにわたるフォームの作成やエントリーフォーム最適化(EFO)にも対応しています。
●formzu(フォームズ): スマートフォン最適化されたフォームを作成しやすいツールです。アンケート機能も充実しており、Googleアナリティクスとの連携も可能です。

これらのツールは、それぞれ特徴が異なるため、自社のニーズや予算に合わせて選択することが重要です。Webフォームの作成において、ユーザビリティの向上や情報セキュリティの確保、そして効果的なデータ収集を実現するためには、適切なツールの選択が不可欠です。また、選択したツールの機能を最大限に活用し、定期的にフォームの改善を行うことで、より効果的なWebフォームの運用が可能になります。

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleアカウントさえあれば誰でもフォームを作成できるツールです。Googleアカウントさえあれば、誰でも利用可能で、多くのユーザーに親しまれています。Googleフォームの特徴として、細かな条件分岐が可能な点や、豊富な機能が挙げられます。これらの機能を使いこなすことで、複雑なWebフォームも作成できます。

また、Googleフォームで送信された内容は、自動的にGoogleスプレッドシートと連携させることができます。これにより、フォームの回答データを効率的に管理・分析することが可能です。Webサイトやランディングページにフォームを設置する際、HTMLやCSSの知識がなくても、Googleフォームを埋め込むことで簡単に実装できます。

さらに、Googleフォームはモバイル対応にも優れており、スマートフォンやタブレットからでも快適に入力できるWebフォームを作成できます。セキュリティ面でも、Googleの信頼性の高いインフラを利用しているため、安心して使用できます。

フォーム作成機能と顧客管理機能を同時に実装したい場合は、Googleアカウントを作成し、Googleフォームとスプレッドシートを組み合わせて活用することをおすすめします。Webマーケティングやオンラインサービスの運営において、Googleフォームは非常に有用なツールとなるでしょう。

関連記事:
【最新版】Googleフォームとは?使い方やアンケートの作り方を解説
Googleアカウントの作成方法を画像付きで徹底解説します!

Senses(センシーズ )

Senses(センシーズ )は、月額27,500円から利用できるマーケティングツールです。問い合わせされた内容は、自動的にSensesの管理画面に保存されます。加えて、MAツールであるSenses Marketingと連携を図ることもでき、インサイドセールスを強化するために活用することも可能です。Sensesは、Webフォームの作成から顧客データの管理、マーケティング施策の実行まで、一貫したプロセスをサポートする統合的なプラットフォームとして注目されています。特に、B2B企業向けのWeb上での顧客獲得や商談創出に効果的なツールとして評価されており、多くの企業がSensesを導入してマーケティング活動の効率化を図っています。

Access(アクセス)

Access(アクセス)は、Microsoftが提供しているフォーム作成ツールです。

Webフォームの作成において、幅広い機能を備えており、多様なニーズに対応可能な点が大きな特徴です。データベース機能と連携したフォーム作成が可能なため、複雑な入力フォームや大規模なデータ管理を必要とするWebサイトに適しています。

ただし、ユーザーインターフェースが他のツールと比べてやや複雑であるため、初めて使用する方にとっては学習曲線が高い可能性があります。Accessは、Microsoft 365サブスクリプションの一部として提供されており、他のOfficeアプリケーションと連携してWebフォームを作成・管理できます。

Accessを使用すれば、カスタマイズ性の高いWebフォームを作成でき、データの収集から分析まで一貫して行うことが可能です。特に、大量のデータを扱う企業や組織にとって、Accessは効率的なフォーム管理ツールとなるでしょう。

formrun(フォームラン)

formrun(フォームラン)、クラウドのフォーム作成ツールです。顧客情報の一元管理機能を備え、月額費用も3,880円からと比較的安価に設定されています。無料プランも用意されているため、予算や用途に応じて適切なプランを選択できます。formrunの特徴として、問い合わせフォームを複数ページに分割する機能があり、これによりエントリーフォーム最適化(EFO)や複雑なフォーム作成が容易になります。

Webサイトやランディングページ(LP)に簡単に組み込めるため、フォーム作成の技術的なハードルを下げることができます。また、レスポンシブデザインに対応しているため、PCやスマートフォンなど様々なデバイスでの表示に適しています。

formrunは、セキュリティ面でも優れており、SSL暗号化通信に対応しているため、ユーザーの個人情報を安全に扱うことができます。さらに、Google Analytics(グーグルアナリティクス)との連携も可能で、フォームのコンバージョン率や離脱率などの分析が行えます。

カスタマイズ性も高く、フォームのデザインやレイアウトを自由に調整できるため、ブランドイメージに合わせたフォーム作成が可能です。また、自動返信メールの設定や、入力内容の条件分岐機能なども搭載されており、ユーザー体験の向上に役立ちます。

これらの機能により、formrunはWebマーケティングやリード獲得に効果的なツールとして、多くの企業や個人事業主に利用されています。

formzu(フォームズ)

formzu(フォームズ)は、スマートフォンに最適化したフォームを作りやすいフォーム作成ツールです。アンケート型のフォームも作成可能で、無料プランや年間6,300円からの有料プランが用意されています。フォームズの特徴は、モバイルフレンドリーなデザインと使いやすさにあります。Webサイトやアプリ上でのユーザー体験を重視する企業に適しています。

さらに、GTM(Googleタグマネージャー)のコンバージョンタグを埋め込める機能があり、Googleアナリティクスと連携してWebフォームのパフォーマンスを分析できます。これにより、フォームの改善点を把握し、コンバージョン率の向上につなげることができます。

formzuは、セキュリティにも配慮しており、SSL暗号化通信に対応しています。ユーザーが入力する個人情報やデータを安全に保護することができるため、企業の信頼性向上にも貢献します。

また、formzuはAPIを提供しており、他のシステムとの連携も可能です。これにより、フォームから収集したデータを自社のCRMやマーケティングツールに統合し、効率的な顧客管理やマーケティング施策の実施が可能となります。

Webフォームの作成や管理に悩む企業や個人にとって、formzuは使いやすく柔軟性の高いソリューションとなるでしょう。

関連記事:
GTM(Googleタグマネージャー)とは?概念から設定まで解説
Google Analytics(グーグルアナリティクス)とは?設定方法や使用用途を解説

まとめ

本記事では、Webにおけるフォームについて詳しく解説してきました。フォームは、ユーザーインターフェース(UI)の重要な要素であり、ホームページやWebサイトで情報を収集するための重要なツールです。フォームには様々な種類があり、問い合わせフォーム、イベントの受付フォーム、アンケートなどが代表的です。

特に問い合わせフォームは、顧客とのコミュニケーションの最終導線となるため、適切な設計と最適化が不可欠です。エントリーフォーム最適化(EFO)を行い、必須項目と任意項目を分けたり、入力項目を最低限に抑えたりすることで、ユーザビリティを向上させることができます。また、セキュリティの観点から、SSL認証などの暗号化通信を必ず実装する必要があります。

フォーム作成には、GoogleフォームやSenses、Access、formrun、formzuなどの便利なツールが利用できます。これらのツールを活用することで、効率的にフォームを作成し、管理することができます。

Webサイトの運営者は、フォームの重要性を理解し、ユーザーフレンドリーで安全なフォームを提供することで、顧客満足度の向上やビジネスチャンスの最大化を図ることができます。本記事を参考に、自社のWebサイトやホームページのフォームを見直し、改善を進めていくことをおすすめします。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

マーケトランク編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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