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コンバージョン(CV)とは? Webマーケティングにおける定義と意味

2022.8.5
読了まで約 8

Webマーケティングでよく使用されるコンバージョン(CV)という言葉。しかし、コンバージョンにはいくつかの意味と適切な使い方があります。コンバージョンを用いるときに知っておきたい定義について詳しく解説します。

コンバージョン(CV)とは?

コンバージョン(conversion・CV)とは英語で変換や 転換、変化を指す言葉です。Webマーケティングにおいては「成果」という意味でよく使用されます。これは、施策に費やした費用がどれくらい成果に結びついたかを表すものであり、 「費用対効果」を測定する重要な指標として用いられています。

コンバージョンの意味

コンバージョンが指す成果は、最終的なコンバージョン(CV)だけではありません。Webマーケティングの運用目的に応じて、コンバージョンは以下のような成果を指します。

・Webサイトなどの訪問数増加
・訪問客から見込み顧客への転換
・見込み顧客から顧客への転換

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コンバージョン(CV)を理解するために知っておきたい項目

コンバージョンを理解し、データを正しく分析するうえで知っておきたい用語を紹介します。

用語 説明
訪問数 ユーザーがコンバージョン(CV)に近づくアクションを起こすためのWebサイトなどに訪問した数。アクセス数。
コンバージョン数 ユーザーが、Webマーケティングの求めるコンバージョン(CV)に到達した数
コンバージョン率 (CVR) 訪問数に対するコンバージョン(CV)数の割合。転換率。
CPC (Cost Per Click) インターネット広告のクリック1回あたりに発生する費用。クリック単価。
CPA (Cost Per Acquisition) 1件のコンバージョンを獲得するためにかかったコスト

コンバージョン(CV)の定義

コンバージョンは、デジタルマーケティングにおいて頻発する語句ですが、適応するサイトの様式や性質によってもはじき出されるデータが変わります。まずは、コンバージョンの定義について理解しておきましょう。

サイト別のコンバージョン(CV)の定義

どのようなWebサイトであるかによって、何がコンバージョンとなるのか、その定義は異なります。コンバージョンは、設定した最終地点に顧客やユーザーが着地する数を計測したものであるため、商品販売やサービス、イベント、講義など提供する内容によってコンバージョンを設定しなくてはなりません。

Webサイト 想定されるコンバージョン
ECサイト 商品購入数
商品・サービス紹介サイト 問い合わせ数または資料請求数
(ダウンロード可能な資料がサイト上に設置されている場合はダウンロード数)
コミュニティ/情報配信サイト 会員登録数またはメルマガ登録数

ECサイトでは、サイト経由で購入された商品やサービスの数がコンバージョンとして想定されます。商品やサービスを紹介するWEBサイトでは、問い合わせ件数や資料請求数(もしくはダウンロード数)がコンバージョンになります。また、情報配信サイトのような閲覧型のコンテンツサイトでは、会員登録やメルマガ登録数をコンバージョンとします。

関連記事:メルマガとは?配信の目的やメリット、開封率が上がる作り方

コンバージョン(CV)を定義する際のポイント

Webマーケティングでは、最終的なコンバージョン(CV)だけではなく、そこに至るまでの過程で中間的なコンバージョン(CV)を複数定義するのが一般的です。複数にすることで、最終コンバージョンに至らなかったユーザーの離脱タイミングを把握でき、課題の発見に繋がります。以下はコンバージョンを定義する際の一例です。

コンバージョンの定義 分析する用途
1. 広告からWebサイトへの訪問数
(中間コンバージョン1)
広告媒体と広告の相性、使用した広告の課題発見などに使用
2. 訪問客から見込み顧客への転換
(中間コンバージョン2)
広告経由で訪問したユーザーの属性とWEBサイトの相性分析、WEBサイトの課題発見などに使用
3. 見込み顧客から顧客への転換
(最終コンバージョン)
見込み客へのアプローチの仕方、コンバージョンに繋げる施策の検討などに使用

コンバージョン(CV)の種類

コンバージョンは、設定する定義や着地地点のほかに、コンバージョンで得たい「情報」によっていくつかの種類に分かれています。それぞれの種類について以下で詳しく説明していきます。

ユニーク・コンバージョン

ユニーク・コンバージョンとは「ユーザー単位のコンバージョン数」のことです。ユニーク・コンバージョンでは、同一のユーザーが複数回サイトを訪問、あるいは商品を購入してもカウントは「1」でしかありません。そのためユニーク・コンバージョンは、一定期間における新規ユーザー数の獲得を知るための指標として参考にできます。

総コンバージョン

総コンバージョンとは、「コンバージョン設定しているアクションが行われた全ての回数」をカウントすることです。最終コンバージョンが購入であるならば、同一ユーザーが複数の商品を購入すると、全ての個数がコンバージョンとしてカウントされます。実際のユーザー数ではなく、最終的にコンバージョンに達した個数を表すため、全体の売り上げや成果数の分析に優位といえます。

直接コンバージョン

ユーザーが広告などを経由してWebサイトに来訪し、サイトを離脱することなく、コンバージョンに到達することを直接コンバージョンといいます。掲載した広告の効果が直接成果に繋がったか否かを知る重要な指標です。

間接コンバージョン

ユーザーが広告経由でサイトに流入したものの一度離脱し、再度来訪してコンバージョンした場合を間接コンバージョンといいます。間接コンバージョンは、ユーザーがどのプロセスで最終着地に至ったかという理由や動機を探る手掛かりになります。このコンバージョンをもとに積極的なヒヤリングを行うことで、さらに詳細なユーザーの属性を把握することができます。

クリックスルーコンバージョン

広告をクリックしたユーザーがWebサイトに来訪し、その後コンバーションに至った場合を指します。一定期間であれば、離脱しても最終的にコンバージョンに繋がることで、成功数としてカウントされます。

ビュースルーコンバージョン

広告が表示されたもののクリックしなかったユーザーが、その後自然検索などを経由してWebサイトに来訪し、コンバージョンに至った場合をビュースルーコンバージョンといいます。ビュースルーコンバージョンは、掲載するディスプレイや広告の間接的な効果を知る手掛かりになります。

コンバージョン率(CVR)の重要性

コンバージョン率(CVR)は、マーケティング施策の最終的な成果を判断するのに重要な指標です。Webマーケティングでは、集客数やリピート率と同じく重要な情報といえます。たとえば、アクセスが多いにもかかわらず コンバージョン率が低いWebページは、「コンテンツの内容に問題がある」「UIが悪い」という課題が考えられます。コンバージョン率を軸に効果を測定すると、サイトの弱点を見つけやすくなって改善に役立ちます。

コンバージョン率(CVR)の平均

コンバージョン率の平均的な目安は、一般的なWebサイトで1〜2%とされています。ただし、コンバージョン率の平均値は、業界や商材によって異なります。主な業界別の平均値は以下のとおりです。

業界 コンバージョン率の平均値
全業界 1.82%
食料品 5.0%
美容品 3.2%
アパレル 2.6%
旅行 2.4%
家電製品 1.2%
金融サービス 1.0%
高級品 0.8%
通信 0.7%
BtoB 0.6%
自動車 0.4%
エネルギー 0.0%

参考:Contentsquare「2021 Digital Experience Benchmarks by Industry」

コンバージョン率(CVR)が上がらない時に考えられる原因

コンバージョン率が上がらない場合の原因として、以下の3つが挙げられます。

1. ターゲットが明確ではない
2. 導線設計が適切ではない
3. コンバージョンのハードルが高い

狙った成果に繋げられるように、コンバージョン率の上昇を妨げる要因を理解しておきましょう。

ターゲットが明確でない

コンバージョン率が思ったように上がらない場合は、ターゲット設定に問題があるケースが多いです。たとえば、訴求したい対象が男性であるにもかかわらず、Webページを訪れるユーザーの多くが女性の場合は、コンバージョンに繋がりにくいでしょう。

また、ターゲット層のユーザーがWebページを訪れたとしても、顧客感情に寄り添ったコンテンツ作りができていなければ成果を得ることは難しいです。コンバージョン率をアップさせるためには、ターゲティングを行い、ターゲットを明確に定め、顧客の悩みとコンテンツを乖離させない工夫が必要です。

導線設計が適切でない

コンバージョン率が上昇しない要因として、導線設計の問題も挙げられます。サイトの構造が整理されておらず、情報を探す際に手間がかかるサイトは、ユーザーが離脱してコンバージョンに至らないケースが多いでしょう。ユーザーをコンバージョンへと導くためには、ユーザーにとってわかりやすい導線を設計することが重要です。

関連記事:【UI/UXとは?】それぞれの意味や違い、デザインの改善方法まで解説

コンバージョンのハードルが高い

コンバージョンのハードルが高いことも、コンバージョン率の上昇を妨げる要因の一つです。たとえば、ユーザーに商品の問い合わせを促したい場合は、入力フォームの設計に注意しなければいけません。入力する項目が多かったり、設問の意味が難しかったりすると、ユーザーにとって負担がかかるため、入力の途中で離脱される可能性があります。

コンバージョン率が上がらない場合は、ユーザーがコンバージョンに至るまでの過程を見直し、ユーザーにとって手間がかからないかどうかを検証すべきでしょう。

関連記事:エントリーフォーム最適化とは? CVRを高める工夫を解説

コンバージョン率を高める方法

コンバージョン率を高める方法として、以下の3つの施策が挙げられます。

1. ファーストビューの改善
2. CTAボタンのデザインや配置の変更
3. 動画コンテンツの配置

ファーストビューの改善

コンバージョン率を上げるためには、ファーストビューの改善が有効です。ファーストビューとは、Webページを開いた際にスクロールをせずに表示される範囲のことです。ユーザーが最初に目にする部分であり、さらに読み進めるかどうかを判断する要素であるため、ファーストビューの重要度は高いといえます。

ファーストビューでユーザーの心を掴めなければ、離脱されてコンバージョンに繋がらないでしょう。コンバージョン率を上昇させたい場合は、トップページに必要な情報を盛り込み、効果的なファーストビューを作ることが重要です。

関連記事:WEBサイトのキャッチコピーで直帰率・CV率改善

CTAボタンのデザインや配置の変更

コンバージョン率を改善するためには、CTAボタンのデザインや配置にもこだわるべきでしょう。CTAボタンとは、ユーザーに具体的な行動を促すためのイメージやテキストのことで、購入ボタンや問い合わせボタンなどが挙げられます。

CTAボタンのデザインや配置は、コンバージョン率に大きく影響します。視覚的に目立たせたり、「数量限定」などの緊急性の高いメッセージを入れたりすると、ユーザーに行動を促しやすくなるでしょう。また、ファーストビューやコンテンツの途中にCTAボタンを設置するなど、CTAボタンの出現回数を増やすことも有効です。

関連記事:CTA設計・見直しでコンバージョン率を改善する方法

動画コンテンツの配置

コンバージョン率を高めるためには、動画コンテンツを配置するのもおすすめです。Webページに動画コンテンツを盛り込むと、ユーザーの滞在時間を長くする効果が期待できます。また、テキストよりも短い時間で多くの情報を伝えられるため、ユーザーを問い合わせや申し込みなどに誘導しやすいでしょう。動画コンテンツの近くにCTAボタンを設置しておけば、動画の視聴からそのままコンバージョンに繋げることも可能です。

関連記事:コロナ禍で注目!マーケティングの成果を上げる動画コンテンツ

コンバージョン率最適化(CRO)とは?

コンバージョン率最適化(CRO)とは、コンバージョン率を増加させたり目標数を最適にしたりするための施策です。Webサイトでは、ユーザーがどのように最終コンバージョンに到達したかという経路によって、最適化するための施策も変わってきます。UI、ランディングページ、誘導方法、コンテンツの内容や数など、さまざまな視点から改善領域を見極めて利益率に繋げることがCROの大きな目的でもあります。

関連記事:コンバージョン率最適化(CRO)とは?すぐに役立つ3つのポイント

コンバージョンを測定する重要性

コンバージョンの測定は、マーケティングの成果を測るための指標として重要な意味をもちます。コンバージョンを定量的に測定すれば、ユーザーがコンバージョンに至った経路、ランディングページからコンバージョンに至った人数などを把握できます。たとえば、コンバージョンしやすい検索キーワードがわかると、今後のキーワード選定に役立てられるでしょう。

現状の課題を把握し、効果的な改善策を打ち出すためには、実施したマーケティング施策の成果を数字で分析することが重要なのです。

コンバージョンを測定する方法

コンバージョンは、以下に示す2つの方法で測定できます。

1. Googleアナリティクスを使用する
2. Google広告のコンバージョンタグを活用する

ツールを活用してコンバージョンを測定し、マーケティング施策の改善に繋げましょう。

Googleアナリティクスを使用する

Googleアナリティクスを使用してコンバージョンを測定するためには、あらかじめ目標を設定しておく必要があります。

1. 管理画面の「管理」をクリック
2. ビュー列の「目標」から「新しい目標」をクリック
3. 目的に応じて新しい目標を設定
4. 目標の名前・スロットID・タイプを設定
5. 到達ページ(URL)を入力
6. 目標到達プロセスを設定

上記の設定を済ませておくと、Googleアナリティクスの「コンバージョン>目標>概要」からさまざまな項目を分析できます。

なお、目標は複数設定することも可能です。複数の目標を設定する場合は、「目標のオプション」をクリックすると目標ごとの結果を確認できます。

Google広告のコンバージョンタグを活用する

Google広告でのコンバージョンを測定したい場合は、コンバージョンタグを活用しましょう。コンバージョンタグを設置するまでの流れは、以下のとおりです。

1. Google広告アカウントにアクセスし、コンバージョンアクションを作成
2. コンバージョントラッキングタグの発行
3. Webサイトにコンバージョントラッキングタグを設置

上記以外では、Googleタグマネージャー(GTM)でも設定できます。

なお、タグの種類は以下2つに分かれるため、それぞれの目的を理解しておきましょう。

コンバージョンタグの種類 計測できる内容
グローバルサイトタグ サイトを訪れたユーザーや、ユーザーがクリックした広告の情報
イベントスニペット ユーザーがコンバージョンに至った経路

関連記事:GTM(Googleタグマネージャー)とは。基本的な概念から使い方まで解説します

まとめ

コンバージョンは、Webサイトを効率化するために無視できない指標です。コンバージョンをどこに設定するかによってその意味合いも変わってくるため、よく理解したうえで効果的に利用したいものです。

なお、ホームページ・オウンドメディアでコンバージョンを生み出したいと考えている場合は、ProFutureへの相談をおすすめすします。ProFutureでは、サイトの改善や高品質コンテンツの提供などのソリューションを提案しています。気になる人は、以下より詳細を確認してみてはいかがでしょうか。

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監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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