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Ebook(Eブック)とはPDFやホワイトペーパーとの違い、役割~作成のポイントを解説!

2022.7.15
読了まで約 5

パワーポイントなどのスライドにまとめられた資料のことをEbook(Eブック)と言い、導入している企業が多く、導入している企業のなかにはEbookによる売上の増加が見られています。

自社でもEbookを取り入れて、効率的な販促を行いたいと考えているものの、そもそもEbookが何なのかや、どのように作れば良いか分からない企業が多く見られます。

本記事では、Ebookの意味や概要、作成する際のポイントなどについて網羅的に解説します。

Ebookの作成を検討している企業の担当者は、ぜひ参考にしてください。

Ebookとは?

Ebookとは、パワーポイントなどのスライドにまとめられた資料のことです。

ホワイトペーパーなどと異なり、HTMLや画像ファイルによって表示されるため、ユーザーはダウンロードの必要性がないことが特徴です。

その一方で、Ebookではそのような専門性以上に、情報の分かりやすさが重視されるため、比較的広い範囲のユーザーの情報収集手段となり得ます。

ターゲットにとって有益な情報や、自社独自の調査結果、その他ノウハウ集などがEbookの内容の代表例であり、お役立ち情報のような内容であることが多いです。

これらの情報をWebサイトに訪れたユーザーに提供することで、リードジェネレーション(リード獲得)することがEbookの主な目的です。

お問い合わせや資料請求に比べて、Ebookのダウンロードは顧客にとって行動ハードルが低く感じられます。

そのため、WebサイトからEbookのダウンロードを可能にすることで、より多くのリードを獲得することが期待できます。

Ebookのメリット

Ebookのメリットは以下のとおりです。

・ 無料であること
・ ターゲットが幅広いこと
・ 障壁が低いこと

それぞれ順番に解説します。

無料であること

Ebookは、基本的には無料で配布する資料です。そのため、まだお金を出してサービスを利用するつもりがないユーザーのリードも獲得できます。

ターゲットが幅広いこと

Ebookは資料請求やお問い合わせに比べて、幅広いターゲットを対象にできます。

なぜなら、Ebookは無料でダウンロードできるうえに、自社サービスに興味が無いユーザーも、情報収集の観点からダウンロードする可能性があるからです。

顕在顧客だけではなく、潜在顧客にリーチできるうえに、Ebookを通じて顧客教育ができる点は、Ebookの強みであると言えるでしょう。

障壁が低いこと

Ebookはホワイトペーパーよりも、比較的作成に対する障壁が低いです。ホワイトペーパーでは、適切な方法で収集したデータを基にした分析結果などを盛り込む必要があります。

その一方で、Ebookの目的は内容をより分かりやすく伝えることであるため、専門的な内容を多く盛り込む必要がありません。

そのため、ホワイトペーパーや資料請求用の資料を作るよりも、簡単かつ短期間で企画から作成まで行えるでしょう。

マーケティングにおけるEbookの立ち位置

マーケティングにおけるEbookの立ち位置として、以下の点を押さえておきましょう。

・ Ebookの目的
・ 概要PDF資料との違い
・ ホワイトペーパーとの違い

それぞれ順番に解説します。

Ebookの目的とは

企業のマーケティング施策を考えるにあたって、目的の明確化が重要であるように、Ebookを作成する際も、目的の明確化が大切です。

Ebookの目的を決める際は、企業のマーケティング施策全体の目的と切り分けて、個別の目的を策定しましょう。

たとえば、企業のマーケティング施策全体の目的には、「売上の向上」や「リード獲得件数の増加」などが挙げられます。

一方で、Ebookの目的としては以下のようなものが望ましいでしょう。

・ 有益な情報を提供することによる、潜在顧客からの信頼性の獲得
・ 自社商品やサービスが、顧客が抱える問題解決につながることを提示
・ 競合他社との比較を行い、自社の優位性を示す

なお、Ebookの目的が決定したら、企業全体のマーケティング施策に繋がるかを必ず確認しましょう。

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概要PDF資料との違い

概要PDFでは、ユーザーは中身を見るためにデバイスにPDFをダウンロードする必要があります。

多くの情報が詰め込まれたPDFの場合、ファイルサイズが大きくなってしまうため、ダウンロードに時間がかかってしまいます。

そのため、PDFをダウンロードし、開くまでの手間によってユーザーは資料を見る意欲を失ってしまう恐れがあるのです。

しかしEbookの場合は、HTMLや画像ファイルによって構成されているため、Webページが表示されると同時に、閲覧が可能です。

Webページのユーザーを待たせることがなく、概要PDFと比べるとインターネット通信状況の影響を受けにくいため、機会損失を防げるでしょう。

ホワイトペーパーとの違い

先述したとおり、ホワイトペーパーは専門的なテーマを扱い、調査データなどを用いてまとめた資料のことです。

そもそも、ホワイトペーパーは元来、公的機関の年次報告書のことでした。それが転じて、企業のダウンロードコンテンツとしても利用されているため、非常にかしこまった形式で専門的・技術的な内容が記述されています。

しかし、Ebookでは、かしこまった形式で記述する必要はありません。詳細のデータや分析結果を基にまとめられたホワイトペーパーとは異なり、図表やイラストなどによって分かり安くまとめることが求められます。

そのため、幅広いターゲットに対して情報を提供でき、同じ業界のユーザー以外にも自社のアピールを行えます。

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Ebookを作成する際のポイント

Ebookを作成する際のポイントは以下のとおりです。

・ 集客の1つとしてEbookを捉える
・ Ebookを再利用する方法を検討する
・ 様々なテーマのEbookを作成して反応を見る

それぞれ順番に解説します。

集客の1つとしてEbookを捉える

当然ながら、Ebookは集客手段の1つにすぎません。そのため、Ebookをどのようにダウンロードしてもらえるかを考え、最も多くのユーザーにEbookを見てもらえるような施策を打つ必要があります。

また、EbookをWebページ上のどこに設置するのかも吟味しましょう。Ebookのダウンロードリンクを置く位置や周りのテキストによって、ダウンロード率は大きく異なります。

Ebookの作成時には、どのような位置・文脈でEbookのダウンロードリンクを設置するのかを考えながら作成しましょう。

Ebookを再利用する方法を検討する

Ebookは、そのまま別の目的や業務の際に再利用できます。

たとえば、商品・サービスの詳細を記載しているEbookであれば、カスタマーサポートの参照先として利用したり、内容をそのままパンフレットに転用したりできるでしょう。

Ebookで記載した内容を深掘りすることで、メールマガジンやブログに活用し、より顧客へ濃い情報を届けることも可能です。

販促に必要な資料やコンテンツに再利用できるEbookを作ることで、販促にかかる手間を大幅にカットできます。

ちなみに、既存のプレゼン資料やパンフレットなどをEbookとして再利用することも可能です。Ebookの企画に困った場合や、できるだけ手間を省いて作りたい場合は既存資料を踏襲する形で作成するのも良いでしょう。

様々なテーマのEbookを作成して反応を見る

Ebookは、顧客にとって有益なものでなければ効果がありません。その一方で、実際にEbookを出してみないと、その内容を顧客が求めているのかが分からないのも事実です。

そのため、Ebookを作成する際は、複数のテーマのEbookを作成し、顧客の反応を比較しましょう。

ダウンロード数や、問い合わせ数が多いテーマほど、ユーザーが求めているジャンルであることが分かります。ユーザーが求めているジャンルが分かれば、よりユーザーに強い訴求ができるEbookを作成できるでしょう。

Ebookが1つだけでは、ユーザーがどのテーマに対して興味関心を示しているのかが分かりません。必ず複数のテーマでEbookを作成し、ユーザーのニーズに合った情報を提供するように心掛けましょう。

Ebookに有用なテーマ

Ebookに有用なテーマは次のとおりです。

・ 自社と競合他社の違いをまとめたEbook
・ 自社商品やサービスに合わせた「今日からできる〇〇をまとめた」Ebook

それぞれ順番に解説します。

自社と競合他社の違いをまとめたEbook

Ebookの企画として、代表的なテーマは自社と競合他社との違いをまとめたものです。

比較検討段階の顧客にとって、最も気になるのはそれぞれの商品やサービス間における違いや、今見ている商品やサービスの優位性です。

これらをEbookとしてまとめることで、顧客ニーズに沿った情報を提供できるのみならず、自社の優位性のアピールができるため、より購入につながる可能性が高くなります。

比較検討段階の顧客を、購入まで持っていきたい場合、自社と競合他社の違いをまとめたEbookは非常に有用です。

自社商品やサービスに合わせた「今日からできる〇〇をまとめた」Ebook

自社商品やサービスによって「今日からできること」をまとめたEbookは、顧客に購入後の未来を見せられるため非常に有効です。

顧客は商品の購入後にできることが明確になると、その商品の購入に対して前向きになりやすいです。

商品やサービスを購入してから、すぐにできることをまとめることで、商品やサービス購入後の未来を連想し、その便利さや有効性を感じるようになります。

また、商品・サービスの購入後は、そのEbookが取扱説明書やカスタマーサポートの役目を果たしてくれるため、アフターサポートに必要な手間や人員もカットできるでしょう。

まとめ

本記事では、Ebookの概要や目的、作成する際のポイントについて解説しました。

Ebookを有効活用すれば、これまでに取りこぼしていた顧客のリストを収集できるほか、検討段階の顧客を購入までつなげられます。

さらに、Ebookの作成には専門的な知識も必要なく、既存のパンフレットや資料の内容を再利用するだけでも作成できるため、非常に作成における障壁が低いことも強みです。

ぜひ本記事を参考に、Ebookの作成を検討してください。

監修者

古宮 大志

古宮 大志

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長
大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

執筆者

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