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Facebookとは?基礎知識を解説

2024.11.27
読了まで約 11

昨今、SNSは私たちの暮らしには必要不可欠なものとなりつつあります。さまざまなSNSの中でも、世界で最も支持の高いSNSの代表といえば「Facebook」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

世界的に利用ユーザーの多いFacebookではありますが、近年はさまざまな面で何かと話題になりネガティブなイメージも膨らみつつ、世間を騒がしています。さらに最近は注目の話題として、社名を「Facebook」から「Meta」へ変更したことが挙げられます。

本記事では、「Facebookとは?」という部分から、Facebookの「歴史」・「特徴」をはじめ、ビジネスシーンで注目を集める「Facebook広告」や新名称である「Meta」について詳しくご紹介していきます。

Facebookとは

現在Facebookは、世界的に最も支持の高いSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を代表するひとつであり、提供するサービスを通して社会的繋がりを作っていくSNSです。

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Facebookは、もともとはコミュニティ内で友人同士を「繋ぐ」ために開発されました。実際に自身の近況を画像や動画を使用してリアルタイムで投稿が行え、気軽に友人の動向が確認できることや、投稿に対するコメント返信や、「いいね」といったリアクションが簡単に行える機能を兼ね備えています。「人と人が繋がる」ことが醍醐味です。

近年SNSの人気は高まり続け、人々の日常に深く浸透し、SNS利用者も年々増加傾向にあります。SNSがここまで急成長した裏側にはFacebookが大きな役割を果たしました。現在Facebookの月間アクティブユーザー数は29億人を誇り、世界的に巨大なプラットフォームまで成長を遂げています。

また、ハンドルネームを使用することが主流である他のSNSとは異なり、Facebookでは利用条件において実名での登録が必要となります。他のSNSでは珍しいこのような特徴も個人ベースの繋がりを拡大させる影響をもたらし、現在では企業での利用も進み、ビジネス分野においても欠かせない大きな存在となっています。

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Facebookの歴史

Facebookの始まりはさかのぼること2004年、アメリカ合衆国の世界的プログラマーで実業家である、「Mark Elliot Zuckerberg(マーク・エリオット・ザッカーバーグ)」と、大学の同級生でルームメイトでもあった「Eduardo Saverin(エドゥアルド・サベリン)」が創業を開始しました。

アメリカ合衆国の総合私立大学である、ハーバード大学の学生であったマーク・ザッカーバーグは、2003年にハーバード大学に在籍する女子学生の身分証明写真をハッキングし、インターネット上に公開しました。

この公開は単なる公開ではなく、女子学生の顔写真を画面上に比べて表示させ、どちらかの顔写真を選択し勝ち抜き投票させるシステムを搭載した「Facemash(フェイスマッシュ)」というゲームでした。このゲームは大学内で即座に話題となり、サイト公開後数時間で2万件を超えるアクセスがあったといわれています。

一方で学生たちからは、セキュリティ侵害や著作権侵害などで告発される事態まで陥ってしまい、実際にザッカーバーグは大学の半年間の保護観察処分を受けることとなりました。

2004年にザッカーバーグは新たに、ハーバード大学に在籍する学生が交流を図ることを目的とした「The Facebook(ザ・フェイスブック)」というサービスを立ち上げました。ザッカーバーグは自身の優れた才能を駆使し、学生名簿のようなSNSを展開したのです。

Facebookの登録にはハーバード大学に在籍する登録者本人であることや、プロフィールにアップロードする写真も自前のものが登録必須条件として挙げられました。また、ハーバード大学のメールアドレス(Harvard.edu)が必要であり、このころから既にFacebookの醍醐味でもある実名登録も条件とされていました。

Facebookの公開後、登録者数は数日で数百人にまで膨れ上がり、1カ月後には大学院生、卒業生や教職員などにも浸透し、利用者は瞬く間に1万人を超えていたといいます。ハーバード大学内で爆発的人気を集めていたFacebookは、他の大学の学生からも「同じようなサイトが欲しい」と声が上がり始め、さらに注目を集めることとなりました。

実際に、コロンビア大学、スタンフォード大学、イェール大学などのアイビー・リーグの学生にもFacebookを開放しました。その後、利用範囲を全米の学生まで広げ、キャンパスライフにFacebookは欠かせないツールとなり成長を遂げていきます。その後、2006年に一般開放が始まり、世界中の誰もがFacebookを利用できるようになりました。

一方、日本国内では、2008年5月に日本語化されたインターフェイスが公開されました。
日本語化については、Facebook側が公式に実施した訳ではなく、Facebookユーザーが無償で翻訳を実施し提供しました。同月には、CEOのマーク・ザッカーバーグが日本に来日し、翻訳に関わったすべてのユーザーに感謝を示し大きな話題となりました。

世界的に見るとFacebookの利用ユーザーは増加傾向にあるのに対し、日本ではFacebookの浸透には時間が掛かりました。その理由として、日本語の対応サービスが極端に少なかったことや、英語版のレイアウトを日本語版がリアルタイムで反映できずに、タイムラグが発生していたことなど、利用ユーザーが快適にFacebookを楽しめる環境の構築が確立されていなかったという問題点が挙げられます。

このようなことから、日本は世界の潮流とはかけ離れたところでFacebookへのネガティブな考えが突発して現れてしまいました。Facebookが進出した当時の日本はmixi・Mobage・GREEなどを筆頭に、既に日本国内で人気を集めていたSNSや、利用ユーザーの多いTwitterに押されて普及が思うように進まずにいました。

これらの要因として、そもそも「日本人と海外との人間関係の数」が少ないことや、「既に国内で人気を集めていた既存のSNSがユーザーを押さえていること」が挙げられます。また、世界的にグローバルネットワークというメリットが定着し勢いを見せ始める中、当時の日本人にとってグローバルネットワークを社会的に苦手分野として捉えてしまう風潮が存在していたこともFacebookの浸透に時間が掛かってしまった要因でもあります。

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Facebookの特徴

Facebookの特徴としては以下が挙げられます。

● Facebookは実名登録が必須
● 高度なターゲティング機能
● 費用が無料
● 情報の拡散が簡易的
● 便利なグループ機能
● 便利なメッセンジャーアプリ
● Instagramとの連携
● 30代以上のユーザーが多い

Facebookは実名登録が必須

Facebookの大きな特徴として、実名での登録が公式ルールで定められています。他のSNSでは偽名や、ニックネームでの登録が可能であるため大きな違いと言えるでしょう。他のSNSと同様の登録方法は、機能的にFacebookでも可能ではありますが、規約違反となりアカウント凍結の対象となりますので注意が必要です。

高度なターゲティング機能

日本では、Facebookのアクティブユーザー層の平均年齢は30代~50代が最も多いとされています。Facebookは、友達だけのプライベート空間に留まらず、仕事上の繋がりに活用しているユーザーも多いため、比較的フォーマルな場と見て捉えることもできます。

そんなFacebookには実名登録制をはじめ、性別・年齢・居住地といったユーザーの正確な属性情報がプラットフォーム内に膨大に蓄積がされています。その蓄積情報を基にFacebook広告では、精度の高い広告ターゲティングが可能となります。

また、マーケターや会社経営者を筆頭にビジネスパーソンの利用率も高く、自身のビジネスモデルに合わせてFacebookが保有する画期的な機能を最大限に活用できる特徴を兼ね備えています。

費用が無料

Facebookは一般的な個人ページとは別に、「Facebookページ」といわれる企業に向けたページを作ることが可能です。また、一般的な「個人ページ」はもちろんですが、企業に向けた「Facebookページ」も無料で作成することができるのです。

基本的に現在普及されているどのSNSも個人のアカウントは無料で作成することが可能ですが、企業に向けた別のページを無料で作成できるのはFacebookならではの魅力であります。

情報の拡散が簡易的

Facebookは、友だち申請やフォローのリクエストといった面倒な作業は必要ありません。気になるページへの「いいね!」ボタンをタップするだけで簡単にフォローができ、不要な情報と感じた場合の解除作業も簡単に行えることで「フォロー」へのハードルが低いという特徴があります。

実際の投稿は「いいね!」や「シェア」ボタンをタップするだけで投稿の拡散が可能であり、友達が「いいね!」しているページ情報が自身のFacebookニュースフィードに表示されるようになり、実際に「フォロー」をしていないユーザーへ情報の拡散も可能となるシステムも存在します。

便利なグループ機能

Facebookには、ユーザーの趣味嗜好をはじめ、ビジネス分野において共感できるテーマを元にさまざまなユーザーが集まる機能の一つに「グループ機能」というものが備わっています。Facebook独自の「リアルな繋がり」により、多種多様なテーマが生み出されさまざまなグループが存在しています。

ユーザー自身が趣味嗜好に合わせグループを選択することが可能であり、ユーザー自身がテーマを決定しグループを作成することも可能となります。また、グループ機能には、ユーザーの参加範囲を限定できる機能も備わっています。

限定したユーザーのみがグループに参加できるように公開範囲を定めることや、参加の可否の設定といった便利な機能も備わっているため、特にコミュニティを活用して人との関わりを重視するユーザーにおすすめできる機能といえます。

便利なメッセンジャーアプリ

Facebookには、Facebook利用ユーザー同士で簡単にメッセージのやり取りが可能となるメッセンジャーと呼ばれるアプリが存在します。

メッセンジャーでは、メッセージのやり取りが主体となりますが、その他にもグループチャットを活用したミーティングの実施が可能であったり、位置情報の共有やスタンプ機能を使用したりと利用ユーザーに何かと便利な機能が備わっています。

また、インターネット回線を利用し、無料電話を利用することも可能であり、最大50人でグループ通話を楽しむこともできるのです。

Instagramとの連携

InstagramはFacebookと同じメタが運営しているSNSです。そのため比較的簡単に連携できるように設計されています。両者を連携させ同時アプローチを図ることによりリーチ数の拡大を狙えます。さらに相乗効果で拡散力も高まりフォロワー数の増加にもつながります。このようにしてアカウント運用の効率化が行えます。

30代以上のユーザーが多い

Facebookは30代以上のユーザーが多いことも特徴の一つです。例えば令和4年度において20代のFacebook利用率が27.6%である一方で、30代は46.5%と大幅に上がります。40代、50代と年齢層が高くなるにつれ徐々に利用率が下がっていきますが、40代では38.2%と20代よりも利用率は高い傾向にあります。

参考:総務省情報通信政策研究所 令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書.12p
https://www.soumu.go.jp/main_content/000887588.pdf

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Facebookの用語

Facebookでは以下の用語が使用されます。

● 個人アカウント
● ビジネスポートフォリオ
● Meta Business Suite
● ビジネスマネージャ
● いいね
● タイムライン
● ニュースフィード
● 友達
● 友達リクエスト
● カバー写真
● プロフィール写真
● コメント
● シェア
● タグ付け
● 公開範囲
● メッセンジャー
● ストーリーズ

個人アカウント

個人アカウントとは一般のユーザーが登録した際に付与されるアカウントを指します。原則として実名で登録する必要があります。

ビジネスポートフォリオ

ビジネスポートフォリオとは、旧ビジネスマネージャアカウント(旧Metaビジネスアカウント)の改称された名称です。

Meta Business Suite

Meta Business SuiteはFacebookとInstagram間の横断管理が可能なビジネスツールです。投稿予約機能やスケジュール機能、インサイト分析機能などが備わっています。

ビジネスマネージャ

ビジネスマネージャは無料のプラットフォームでビジネス管理が行えるシステムです。広告を掲載してトラッキングしたり、ページや広告アカウントのアセット管理をしたりできます。

いいね

「いいね」は投稿されたコンテンツに対して共感したことを示す機能です。「楽しめました」との意思表示となります。

タイムライン

タイムラインとは自身のFacebookにアクセスしたときに最初に表示されるプロフィールページのことをいいます。アクティビティが時系列で表示されています。

ニュースフィード

ニュースフィードとはFacebookにログインしたとき最初に表示されるホーム画面のことを指します。色々な情報を受け取る役目があります。

友達

友達とはユーザー同士で友達として承認している人のことです。友達の更新情報が自分のニュースフィードに表示されます。

友達リクエスト

友達リクエストとは友達になることを相手にリクエストすることです。相手から承諾されると友達になれます。

カバー写真

カバー写真とは個人ページ及びFacebookページの最上部に表示される画像です。ページの雰囲気を出す役割があります。

プロフィール写真

プロフィール写真とはアカウント所有者である自分自身の写真のことです。投稿やコメントなどにも表示されます。

コメント

コメントは投稿されたコンテンツに対してコメントを残せる機能です。コンテンツの感想などを書き込めます。

シェア

シェアとは投稿されたコンテンツを他のユーザーと共有することを言います。自分が面白いと思った投稿を他のユーザーに伝えて一緒に楽しみます。

タグ付け

タグ付けとはFacebookの友達にタグを付ける機能です。タグ付けされたユーザーはユーザー名がプロフィールへのリンク付きで投稿に表示されます。

公開範囲

公開範囲とは自分のプロフィール及び投稿をどの範囲まで公開するのかを決定することを言います。「非公開」「一部の友達」「友達」など自分で範囲を決められます。

メッセンジャー

メッセンジャーとはユーザー同士でメッセージのやり取りができるアプリのことを指します。各種送信機能や電話、ビデオ通話などの機能が備わっています。

ストーリーズ

ストーリーズは友達やフォロワーに対して画像や動画などをシェアできる機能です。シェアした画像や動画は24時間限定で公開されます。

Facebookのメリット(企業)

企業がFacebookを利用するメリットとしては以下が挙げられます。

● コストを抑えてはじめられる
● 管理を複数人でもできる
● ユーザーとコミュニケーションがとれる

コストを抑えてはじめられる

Facebookページはアカウントの作成も運用も無料で行えます。そのため企業がFacebookページを運用していくこと自体は広告費用やマーケティング予算が限られている場合でも行えます。

しかしながら、投稿するコンテンツの作成やユーザーとのコミュニケーションなどは人的リソースが必要となるため、これらの役割を担う人材の人件費または外注費などは必要となります。

管理を複数人でもできる

Facebookページには個別のIDやパスワードがないため、企業の従業員複数名が管理者となって個人用のアカウントに紐づいた役割の範囲内で運用ができます。こういったことから、ヒューマンエラーやセキュリティリスクを抑えることができます。

ユーザーとコミュニケーションがとれる

通常、企業とユーザーが密接に関わることはなく、直接コミュニケーションを取ることもあまりありません。ですが、Facebookページは「いいね!」やコメント、メッセージを通してコミュニケーションが取れる環境が整っています。広告のように一方向にならないためファンになってくれる可能性もあり、ブランディングにも適している媒体と言えます。

Facebook利用の注意(個人)

Facebookを利用するうえで、個人が注意すべき点があります。それが以下となっています。

● プライバシー設定を確認する
● SNSリテラシーを身につけて利用する

プライバシー設定を確認する

Facebookはプロフィールに個人情報を細かく入力できるようになっています。生年月日から居住区、職歴、交際ステータスに至るまで実に細かく入力できます。こういったことから、自分のことを知ってもらい密なコミュニケーションに発展させるためには優良なツールですが、一方で個人情報が流出した際には被害拡大につながってしまいます。

セキュリティリスクの観点から、公開範囲は限定し登録情報はほどほどにするにとどめておいたほうがよいと言えます。

SNSリテラシーを身につけて利用する

SNSに関するリテラシーを身につけて利用することで炎上するリスクを抑えて運用することができます。リテラシーとは「読み書き能力」といった意味の言葉で、ネットリテラシーやデジタルリテラシー、情報リテラシーなどインターネットに関する分野では頻繁に用いられています。

つまりSNSリテラシーとはSNSを正しく運用する能力のことで、名誉毀損や炎上などにつながらないためにも、SNSはリテラシーを身につけて正しく運用できる能力が問われるのです。

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Facebook運用の注意(企業)

企業がFacebookを運用するうえで注意すべきこととしては以下が挙げられます。

● 投稿の頻度を保つ
● フォロー獲得のためには広告が必要なこともある
● 運用体制を整える必要がある
● アップデート情報に対応する

投稿の頻度を保つ

投稿の頻度を保つことでユーザーを飽きさせず次々情報をお届けすることができます。Facebookに限らずSNSは次々に情報を届けることができるスピード感のある更新が魅力の媒体です。

こういった特徴から、投稿が滞るとユーザーの閲覧回数が減少し、せっかくのフォロワーが離れてしまいます。そのため投稿の頻度を保つことは、ユーザーを引き付けておく重要な要素です。

フォロー獲得のためには広告が必要なこともある

Facebook運用歴がある程度あってもフォロー数が伸び悩むこともあります。そういったときはフォロー獲得を目的とした広告を出稿することも一つの手段です。いっとき広告費用はかかってしまいますが、獲得したフォロワーから「LTV=顧客生涯価値」の高い顧客を創出できることもあり、そういった位置づけで未来への投資として行います。

運用体制を整える必要がある

Facebookを運用する場合は役割分担をはっきりさせます。ユーザーとコミュニケーションを取る人、情報を収集し分析する人、などそれぞれ担当者を分けて運用体制をしっかりと整えます。ただ運用していても効果は期待できないため、データの収集や分析なども積極的に行っていきます。

どういった投稿にユーザーは注目したのか、どのような投稿であればユーザーは興味を示すのか、といったことを、PDCAを回しながらユーザーの興味関心がある内容に近づけていきます。

アップデート情報に対応する

企業がFacebookを運用する場合は、アップデート情報を随時確認しアップデートが合った場合はなるべく早く対応します。SNSは仕様の変更が頻繁にあり、新規機能もたびたび実装されます。こういった情報をいち早く取り入れて対応することにより、機会損失を少しでも減らし先行者利益を得られるようにします。

Facebook広告

Facebook広告とは、Facebook独自の高精度なターゲティング機能と、配信最適化機能を兼ね備えたFacebookの広告配信プラットフォームであります。Facebookのさまざまな強みを基盤とした機能を駆使することにより、高いターゲティング精度やリーチ数の多さが特徴となります。

Facebook広告を活用することで、Facebookをはじめ、「Instagram(インスタグラム)」や「Messenger(メッセンジャー)」、「Audience Network(オーディエンスネットワーク)」といった、4つの掲載先への広告配信が可能となります。

また、最新データを受け取るとAIが自動的に学習を行い、過去の蓄積データや経験を活かしながら広告運用に反映し最適化を行います。Facebook広告の配信には、機械学習と広告オークションを使用し、「どこに、だれに、いつ」を決めて配信が可能です。

また、広告の表示を繰り返すことでAIが学習を行い、最適な広告の表示先やタイミング、表示するユーザーを判断して単価を最小限に抑えながら最適化を行い、広告配信パフォーマンスの向上を図る特徴があります。

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Facebook‐「Meta(メタ)」

「Meta(メタ)」とはFacebookが2021年10月付で社名を「Facebook」から「Meta」へ変更した新名称であり世界的に大きな注目を集めました。社名である「Meta(メタ)」とは、仮想世界を意味する「メタバース」から由来しています。

そもそも「メタバース」とは、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)のような最先端テクノロジーを通し、没入体験をはじめ実際のコミュニケーションを実現するテクノロジーの総称を指します。

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世界一巨大なSNSである「Facebook」の名称はそのまま継続され、運営会社が「Facebook社」から「Meta社」へと変更になりました。

また、近年はFacebookをめぐり、元社員のフランシス・ハウガン氏が内部文書をメディアにリークする事態が発生し、世間的にFacebookにはネガティブなイメージを印象付ける事態に陥りました。このことから、社名変更の実施は企業イメージの刷新を図った狙いもあるともいわれています。

まとめ

本記事では、「Facebook」とは?という部分から、Facebookの「歴史」・「特徴」をはじめ、ビジネスシーンで注目を集める「Facebook広告」や新名称である「Meta」について詳しくご紹介してきました。以前と比較すると、Facebookに対する世間の風当たりは強く、世界的にネガティブなイメージも発生しています。

日本国内では、アクティブユーザー数の伸長には限界が見え始め、特に若い世代のFacebook利用率は更なる減少を辿っていくだろうとの予想もされています。

しかし、社名変更という大きな変化を取り入れ、良くも悪くもこれを機にFacebookは新たなビジネスを築き上げ、改めて成長を遂げていくのではないかとも考えられます。さまざまな動きをみせる「Meta」は今後も注目を集め続けることでしょう。

監修者

古宮 大志(こみや だいし)

ProFuture株式会社 取締役 マーケティングソリューション部 部長

大手インターネット関連サービス/大手鉄鋼メーカーの営業・マーケティング職を経て、ProFuture株式会社にジョイン。これまでの経験で蓄積したノウハウを活かし、クライアントのオウンドメディアの構築・運用支援やマーケティング戦略、新規事業の立案や戦略を担当。Webマーケティングはもちろん、SEOやデジタル技術の知見など、あらゆる分野に精通し、日々情報のアップデートに邁進している。

※プロフィールに記載された所属、肩書き等の情報は、取材・執筆・公開時点のものです

執筆者

『MarkeTRUNK』編集部(マーケトランクへんしゅうぶ)

マーケターが知りたい情報や、今、読むべき記事を発信。Webマーケティングの基礎知識から、知っておきたいトレンドニュース、実践に役立つSEO最新事例など詳しく紹介します。 さらに人事・採用分野で注目を集める「採用マーケティング」に関する情報もお届けします。 独自の視点で、読んだ後から使えるマーケティング全般の情報を発信します。

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